1910年

嵐山電車軌道(現在の京福電気鉄道嵐山本線)が、京都駅(現在の四条大宮駅)〜嵐山駅間で開業。

1910年、京都の京都駅(現・四条大宮駅)から嵐山駅まで路面電車が開業した。
嵐山電車軌道は当時の最新交通手段として着目を集めた。京都駅から嵐山までを結び、観光地嵐山へのアクセスが飛躍的に改善された。電気動力による運行は馬車鉄道に比べて走行性能が向上し、利便性も高かった。地元住民のみならず多くの観光客が利用し、嵐山周辺の観光産業発展に寄与。現在も京福電気鉄道嵐山本線として京都市内交通の主要路線の一つとなっている。都市交通史における重要なマイルストーンである。
1910年 京福電気鉄道嵐山本線
1957年

広島県尾道市の千光寺山に架かる千光寺ロープウェイが開業。

広島県尾道市で千光寺山を結ぶ千光寺ロープウェイが開業した日です。
1957年3月25日、広島県尾道市の千光寺山に架かる千光寺ロープウェイが営業を開始しました。山頂まで約330メートルの距離を約3分で結び、瀬戸内海や尾道市街を一望できる観光スポットとして親しまれています。開業当初は年間を通じて多くの観光客を集め、地元経済にも大きく寄与しました。ロープウェイの車両や設備は当時最新の技術を導入しており、安全性と快適性に配慮がなされていました。以来、尾道観光の象徴として現在まで運行が続いています。
広島県 尾道市 千光寺ロープウェイ
1988年

石川県のJR西日本・能登線が第三セクター鉄道・のと鉄道に転換。

石川県能登地方を走る能登線がJR西日本から第三セクターののと鉄道に移管。 地域鉄道の再生が図られました。
1988年3月25日、石川県を走るJR西日本・能登線が第三セクター鉄道「のと鉄道」に転換されました。 地元自治体と民間企業が出資し、新たな鉄道運営体制が整備されました。 1981年の国鉄再建法に基づく路線見直しの一環として、収益性の低い地域路線の存続を目的としています。 のと鉄道転換後は観光列車の運行や地域振興策が講じられ、沿線活性化が図られました。 以降、第三セクター方式による地域鉄道のモデルケースとして注目されました。
1988年 石川県 JR西日本 能登線 のと鉄道
1989年

樽見鉄道樽見線が全線開通。

樽見鉄道樽見線がついに全線開通し、岐阜県山間部の交通利便性が向上しました。
1989年3月25日、樽見鉄道が運行する樽見線が全線開通しました。 これにより、岐阜県大垣市と本巣市を結ぶ路線が一貫運行可能となりました。 もともと国鉄越美南線として計画されていた路線が第三セクター方式で整備されたものです。 線路沿線には歴史的な建造物や自然景観が多く、観光路線としても注目されました。 全通後は地域住民の日常交通だけでなく観光促進にも寄与しました。
樽見鉄道樽見線
1991年

桃花台新交通桃花台線(ピーチライナー)が開業。

愛知県で新交通システム「桃花台新交通桃花台線(ピーチライナー)」が開業。 地域交通の新たな試みでした。
1991年3月25日、愛知県春日井市などを結ぶ新交通システム「桃花台新交通桃花台線(ピーチライナー)」が開業しました。 自動案内軌道(AGT)方式を採用し、無人運転の次世代交通として注目されました。 都市近郊のベッドタウンと鉄道との接続を強化し、住民の通勤・通学利便性を向上させました。 開業当初は採算性が課題となりましたが、沿線開発と観光列車の運行などで利用促進が図られました。 その後2006年に廃止されましたが、新交通システムの実験的導入として記憶されています。
1991年 桃花台新交通桃花台線
1993年

長野自動車道が全線開通。

1993年3月25日、長野自動車道がついに全線開通しました。信州と北関東を結ぶ新たな物流・観光ルートが誕生。
長野自動車道は関東自動車道と接続し、長野県内を縦断する高速道路です。 1993年の全線開通により、長野と周辺地域のアクセスが飛躍的に向上しました。 冬季のスキーリゾートや温泉地への観光客が増加し、地域経済に大きな恩恵をもたらしました。 物流面でも、農産物や工業製品の輸送効率が改善され、地元産業の活性化に貢献しました。 これにより長野県は首都圏への玄関口としての役割を確立しました。
1993年 長野自動車道
1995年

門司港レトロがオープン。

福岡県北九州市にて、歴史的建造物を再生した観光拠点「門司港レトロ」が開業しました。
門司港レトロは旧門司港駅や倉庫群をリノベーションし、レトロモダンな街並みを演出。 観光客向けのカフェやミュージアムが立ち並び、ノスタルジックな雰囲気が人気を集めています。 港町として栄えた門司港の歴史を体感できるスポットとして注目され、地域活性化に貢献。 鉄道、海運、貿易の要衝だった当時の面影が残る建築美も魅力。 夜景や周辺クルージングなど、多彩な楽しみ方ができる観光地となりました。
門司港レトロ