カキツバタ (杜若・燕子花)

学名: Iris laevigata
科名: アヤメ科

花言葉

  • 幸せの誓い
  • 幸運は必ず訪れる
  • 雄弁
  • 思慕

特徴

花色:

説明

水湿地に群生する多年草です。葉の中央に隆起腺がないこと、内花被片が細く直立すること、外花被片の中央部に白ないし淡黄色の斑紋があることなどが特徴です。古くから日本で親しまれ、在原業平の「伊勢物語」の「かきつばた」の歌でも有名です。花の汁で布を染めたことから「書き付け花」が語源とされています。

豆知識

  • 漢字の「燕子花」は紫色の花がツバメの飛ぶ様子を連想させることから付けられた
  • 愛知県知立市のカキツバタ群落は国の天然記念物に指定されている
  • 在原業平の「伊勢物語」の「かきつばた」の歌は日本古典文学の名作として知られる
  • アヤメやハナショウブと混同されやすいが、生育環境や花の特徴で区別できる

利用方法

観賞用
  • 水生庭園
  • 池の植栽
  • 湿地庭園
  • 切り花
薬用

注意: 薬用としての使用例は一般的ではありません

食用

食用としては利用されません

その他
  • 染料(古代)
  • 文学的モチーフ

毒性

症状: 一般的に毒性は報告されていません

プリムラ・マラコイデス (化粧桜)

学名: Primula malacoides
科名: サクラソウ科

花言葉

  • 素朴
  • 運命を開く
  • 気取らない愛
  • 青春の喜び

特徴

花色:

説明

中国雲南省原産の一年草(本来は多年草だが寒さに弱いため一年草扱い)です。春に長い茎の上に小さな花をたくさんつけ、ふんわりとしたやさしげな雰囲気です。プリムラには様々な品種がありますが、一番サクラソウらしい風情があるのがこの花とも言われています。和名の「化粧桜」は、花粉が多く株全体に粉がつくことに由来します。

豆知識

  • 和名の「化粧桜」は花粉が多く株全体に白い粉がつくことから名付けられた
  • 別名の「乙女桜」は小さく可愛らしい花の様子を表している
  • プリムラの中で最もサクラソウらしい風情があると言われる
  • 1月21日の誕生花でもある

利用方法

観賞用
  • 春の鉢植え
  • 花壇
  • 寄せ植え
  • 室内装飾
薬用

注意: 薬用としての使用例は一般的ではありません

食用

食用としては利用されません

その他
  • 園芸産業
  • 品種改良の研究

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 葉, 茎

症状: 皮膚接触でかぶれを起こす可能性があります(プリミン含有)

ハナカイドウ (花海棠)

学名: Malus halliana
科名: バラ科

花言葉

  • 美人の眠り
  • 艶麗
  • 温和

特徴

花色:

説明

中国原産の落葉高木で、江戸時代初期に日本に渡来しました。桜の花に似ていますが、花の柄が長く花が下向きに咲きます。唐の玄宗皇帝は、酔い覚めの楊貴妃をハナカイドウに例えたといわれ、中国では美人を形容する花として人気があります。4月から5月に枝を埋めるようにして淡紅色の花を咲かせ、秋には小さな赤い実をつけます。

豆知識

  • 別名はスイシカイドウ(垂絲海棠)で、花が下向きに垂れて咲くことに由来する
  • 楊貴妃の美しさを表現した「海棠の眠り未だ足りず」は中国文学の名句として知られる
  • 日本には江戸時代初期に渡来し、当初は珍しい花として大名庭園で栽培された
  • 桜と違い花の柄が長く、花が下向きに咲くため見分けることができる

利用方法

観賞用
  • 庭園樹
  • 公園植栽
  • 盆栽
  • 切り花
薬用

注意: 薬用としての使用例は一般的ではありません

食用
  • 果実
その他
  • 園芸産業
  • 文学的モチーフ

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 種子

症状: 種子には青酸配糖体が含まれているため、大量摂取は避けてください

アルストロメリア

学名: Alstroemeria aurea
科名: ユリズイセン科

花言葉

  • 持続
  • 未来への憧れ
  • 持続する友情
  • 献身

特徴

花色:

説明

南アメリカのアンデス地方原産の多年草です。球根から伸びた茎は50cmほど伸び、真っすぐと茎が伸び、空を仰ぐように花開く姿は、未来に希望を抱いて空を見上げているようにも見えます。切花の状態でも管理していると、2週間程楽しむことができ、切花の中でもとても日持ちが長い花です。インカ文明が起こった南米のアンデス地方が原産地であることから、インカのユリとも呼ばれています。

豆知識

  • 学名Alstroemeriaはリンネが親友の名前にちなんで付けた珍しい例
  • 切り花として2週間も持つ驚異的な花持ちの良さを誇る
  • 約100種類の原種があり、その多くが南アメリカに分布している
  • オランダが世界最大の生産国で、日本への輸入も多い

利用方法

観賞用
  • 切り花
  • 花壇
  • 鉢植え
  • ブーケ
薬用

注意: 薬用としての使用例は一般的ではありません

食用

食用としては利用されません

その他
  • 切り花産業
  • 園芸産業

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 茎, 葉

症状: 皮膚接触でかぶれを起こす可能性があります