1935年

ソビエト連邦が満州国に東清鉄道を有償譲渡する協定の調印がおこなわれる。

ソビエト連邦が満州国に東清鉄道を有償譲渡し、満州における鉄道支配権が変動した日です。
1935年3月23日、ソビエト連邦と満州国の間で東清鉄道譲渡協定が締結されました。 東清鉄道はロシア帝政時代から重要な物流路線として機能していました。 譲渡により満州国が鉄道運営権を掌握したことで、日本の満州統治政策がさらに強化されました。 この協定は日ソ間の外交交渉の一環であり、地域の軍事的・経済的バランスに影響を与えました。 その後の東アジア情勢にも波紋を広げ、戦前期の国際関係を象徴する出来事となりました。
1935年 ソビエト連邦 満州国 東清鉄道
1962年

帝都高速度交通営団(現在の東京地下鉄)丸ノ内線が全線完成。

1962年3月23日、営団地下鉄丸ノ内線が池袋~荻窪間で全線開通し、都心西部のアクセスが飛躍的に向上しました。
丸ノ内線は1954年に池袋~後楽園間で開業し、1962年までに西側延伸を進めた。3月23日の全線開通では池袋駅から荻窪駅まで約24kmの路線が一気につながった。これにより都心部と西部地域のアクセスが飛躍的に向上し、沿線の住宅地開発が加速した。当時導入された全自動列車制御装置(ATC)は、安全性と定時性の確保に貢献した。丸ノ内線は東京地下鉄ネットワークの中核路線として現在も主要路線の一つとなっている。
1962年 帝都高速度交通営団 東京地下鉄 丸ノ内線
2013年

交通系ICカード全国相互利用サービスが開始。

全国の交通系ICカードが相互利用可能となり、利便性が大幅に向上したサービス開始日です。
2013年3月23日、交通系ICカードの全国相互利用サービスが正式に開始されました。 Suica、ICOCA、PASMOなど主要カードが対応し、異なる地域でも一枚のカードで乗車できます。 利用者はチャージ残高を気にせず全国各地の交通機関をスムーズに利用できるようになりました。 このサービスは交通インフラの利便性向上と観光促進に大きく貢献しました。 今後もICカードの適用範囲拡大や新機能追加が期待されています。
2013年 交通系ICカード全国相互利用サービス
2019年

三陸鉄道リアス線開業。

東日本大震災で被災した三陸鉄道の南リアス線・北リアス線・JR山田線が一体化し、新たに「リアス線」として営業を再開した。
2019年3月23日、岩手県沿岸部を走る三陸鉄道の南リアス線・北リアス線と、JR東日本から移管された宮古~釜石間の山田線が統合され、「三陸鉄道リアス線」として開業した。 全長163kmの路線は、日本有数の豪雪地帯や三陸の美しい海岸線を結び、観光資源としても注目される。 東日本大震災で甚大な被害を受けた区間は復旧工事が進められ、地元住民や観光客の交通利便性向上に寄与している。 第三セクター方式で運営され、地域活性化や防災拠点としての役割も期待される。 開業当日は記念式典や乗車イベントが行われ、多くの鉄道ファンが訪れた。
三陸鉄道リアス線