1606年

ユストゥス・リプシウス

(1547 - 1606)

文献学者、人文学者

文献学者 人文学者
16〜17世紀の文献学者・人文学者。近代人文主義の礎を築いた。
ユストゥス・リプシウス(Justus Lipsius)は1547年に生まれた。 プラハやパドヴァで学び、古典ローマ文学の校訂・注釈で名声を得た。 政治哲学や倫理に関する著作を残し、共和主義思想に影響を与えた。 冷静実証的な学風は近代人文主義の礎となり、多くの学者に支持された。 1606年に没し、リプシウス主義と呼ばれる学派を確立した。
1606年 ユストゥス・リプシウス 1547年
1740年

オロフ・ルドベック

(1660 - 1740)

医学者、植物学者

医学者 植物学者
スウェーデンの医学者・植物学者。ウプサラ大学で教鞭を執り、北方植物学の研究を進めた。
1660年にストックホルムで生まれた。ウプサラ大学で医学を学び、解剖学者としても活躍した。のちに植物学の分野に進出し、ウプサラ植物園の整備や北方地域の植物調査を指導した。著書では北方植物の詳細な記述を行い、スウェーデンの博物学発展に寄与した。1725年には王立科学アカデミーの会員に選出され、教育者として多くの後進を育成した。1740年にウプサラで没し、その業績は今日でも高く評価されている。
1740年 オロフ・ルドベック 1660年
1849年

アンドレス・マヌエル・デル・リオ

(1764 - 1849)

化学者

化学者
スペイン出身でメキシコで活躍した化学者。元素バナジウムを発見した。
1764年にスペインで生まれ、後にメキシコに移住。メキシコ王立鉱山学校の教授として鉱物化学を研究し、1801年に新元素を発見した。最初は panchromium と命名したが、その存在は長らく忘れられた。後に他の研究者によって再評価され、vanadium(バナジウム)と名付けられた。希少元素の化学的性質解明や分析化学の基礎確立に貢献し、1849年にメキシコシティで没した。
1849年 アンドレス・マヌエル・デル・リオ 化学者 1764年
明治5年2月15日

玉松真弘

(1810 - 1872)

国学者

国学者
幕末から明治期にかけて活躍した国学者。
1810年に生まれ、国学を専攻して古典文学や歴史研究を行った。幕末から明治期にかけて、『万葉集』や『古事記』などの古典注釈に従事し、日本古来の文化再評価に寄与した。明治政府の神道政策にも関与し、古典学の普及に努めた。1872年(明治5年)2月15日に没した。
1872年 明治 2月15日 玉松真弘 国学者 1810年
1894年

ジョージ・ロマネス

(1848 - 1894)

生物学者

生物学者
チャールズ・ダーウィンに師事した進化論者・生物学者。
1848年にカナダで生まれ、ケンブリッジ大学で学ぶ。チャールズ・ダーウィンの影響を受け、動物の行動や心の働きを研究する比較心理学の先駆者となった。著書『Animal Intelligence』(1883年)では動物の問題解決能力を詳細に記述し、心理学と生物学の融合を図った。続く『Mental Evolution in Animals』(1888年)などの業績により、進化論の理解を深めるとともに動物行動学の基礎を築いた。1894年、英国で没した。
1894年 ジョージ・ロマネス 生物学者 1848年
1907年

コンスタンチン・ポベドノスツェフ

(1827 - 1907)

法学者、思想家

法学者 思想家
帝政ロシアの法学者・政治思想家で、皇帝アレクサンドル3世やニコライ2世の顧問として保守政策を推進した。
1827年に生まれ、法学を学んだ後官僚として出発。 1880年に聖シノド検察官長に任命され、ロシア正教会と国家の結びつきを強化。 アレクサンドル3世の信頼を獲得し、反動的保守主義政策を実行。 ニコライ2世の治世にも影響力を及ぼし、帝政維持に尽力。 1907年3月23日に逝去した。
1907年 コンスタンチン・ポベドノスツェフ 法学者 思想家 1827年
1924年

トマス・メンデンホール

(1841 - 1924)

物理学者、気象学者

物理学者 気象学者
アメリカの物理学者・気象学者で、重力測定や気象観測の手法を確立した先駆者。
1841年に生まれ、物理学を専攻。 地球物理学と気象学の分野で研究を重ね、精密な重力測定方法を開発。 気象観測データの解析にも取り組み、気圧配置や雲形成の研究で成果を上げる。 大学教授として後進の育成にあたり、学術誌の創刊にも寄与。 1924年3月23日に逝去した。
1924年 トマス・メンデンホール 1841年
1963年

トアルフ・スコーレム

(1887 - 1963)

数学者

数学者
ノルウェー出身の数学者で、数理論理学や集合論に革新をもたらした。
1887年にノルウェーで生まれたトアルフ・スコーレムは、数理論理学のパイオニアです。 『スコーレムの補題』や『スコーレムのパラドックス』など、モデル理論における重要な概念を提示しました。 非可算モデルの存在を示し、現代論理学の基礎を築きました。 ベルリンやウィーンで研究活動を行い、多くの弟子を育成しました。 1963年3月23日に亡くなり、その業績は今なお数理論理学で重視されています。
1963年 トアルフ・スコーレム 数学者 1887年
1974年

レオン・ローゼンフェルド

(1904 - 1974)

物理学者

物理学者
ベルギー出身の理論物理学者。量子力学や統計物理学の発展に貢献し、科学と社会の関係についても論じました。
1904年にベルギーで生まれたレオン・ローゼンフェルドは、コペンハーゲン大学でニールス・ボーアの下で研究。 量子電気力学や核分裂の理論に関する研究で知られ、ローゼンフェルド・ボス論争にも関与しました。 また、科学研究と社会主義を結びつける思想を展開し、『科学における唯物論的認識論』などの著作を発表。 戦後はオランダやイギリス、アメリカで教鞭をとり、多くの後進を育成しました。 1974年3月23日に逝去。
1974年 レオン・ローゼンフェルド 英語版 1904年
1976年

村上知行

(1899 - 1976)

中国研究者、翻訳家、評論家

中国研究者 翻訳家 評論家
中国文学や思想を日本に紹介した研究者・翻訳家。評論家としても活躍し、日中文化交流に貢献しました。
1899年生まれの村上知行は、中国文学や歴史研究を専門とし、多くの古典作品を日本語に翻訳。 評論家として新聞や雑誌で活発に論評を発表し、近代中国の社会現象や文化動向を鋭く分析しました。 その翻訳や著作は、日本人読者に中国の思想や芸術を理解させる架け橋となりました。 教育者としても後進の育成に尽力し、中国研究の発展に大きく寄与。 1976年3月23日に没しました。
1976年 村上知行 中国 1899年
1981年

ベアトリス・ティンズリー

(1941 - 1981)

天文学者

天文学者
天文学者。20世紀後半に天文学研究の分野で活動した。
ベアトリス・ティンズリー(1941年 - 1981年)は天文学者です。 20世紀後半に天文学の研究に従事しました。 大学や研究機関で観測データの解析を行いました。 若くしてその才能を発揮しました。 1981年3月23日に逝去しました。
ベアトリス・ティンズリー 天文学者 1941年
1982年

マリオ・プラーツ

(1896 - 1982)

美術史家、文学研究者

美術史家 文学研究者
美術史家・文学研究者。20世紀に美術と文学の研究を行った。
マリオ・プラーツ(1896年 - 1982年)は美術史家、文学研究者です。 20世紀に活動し、美術作品や文学作品の研究を行いました。 美術と文学の両分野で幅広い見識を示しました。 大学や研究機関で教育・研究に携わりました。 1982年3月23日に逝去しました。
1982年 マリオ・プラーツ 美術史家 1896年