03月22日の誕生日 - 科学者・研究者

1394年

ウルグ・ベク

(1394 - 1449)

ティムール朝の第4代君主

ティムール朝の君主であり、天文学者としても知られる学者君主。

1394年にサマルカンドで生まれる。ティムール大帝の孫として育ち、若くして軍事や行政を学んだ。 1411年に第4代君主に就任し、平和的統治を行うと同時に学問を奨励。特に天文観測所「ウルグ・ベク天文台」を設立し、星表『ウルグ・ベク星表』を編纂。これにより当時最高精度の天文データを後世に残した。数学や天文学の研究を通じてイスラム科学の発展に大きく貢献。 1449年に政変で失脚し、同年暗殺されたが、その業績は世界史的にも高く評価されている。

1394年ウルグ・ベクティムール朝君主 1449年

1785年

アダム・セジウィック

(1785 - 1873)

地質学者

イギリスの地質学者で、現代地質学の基礎を築いた学者。

1785年3月22日にイギリスのダラムで生まれる。ケンブリッジ大学で学位を取得。地質学のパイオニアとして地層の年代学的分類を提唱し、古生代・新生代の概念を確立。化石研究を通じて地層序を明確にし、地球史の理解を飛躍的に深めた。ダーウィンとも親交があり、若きチャールズ・ダーウィンの師として影響を与えた。ケンブリッジ大学で長年教鞭をとり、多くの後進を育成。 1873年に逝去するまで第一線で研究と教育に従事した。

1785年アダム・セジウィック地質学者 1873年

1797年

エドゥアルト・ガンス

(1797 - 1839)

法学者

ドイツの法学者で、法哲学・歴史法学の発展に寄与した学者。

1797年3月22日にブレスラウ（現ヴロツワフ）で生まれる。ベルリン大学で教授職を務める。ヘーゲル哲学を法学に導入し、歴史法学を体系化した。ローマ法や自然法理論の研究を通じて、近代法学教育の基礎を築く。ユダヤ人として当時の社会的制約に直面しつつも、学術界で高い評価を受けた。代表的著作『ローマ法史研究』などで後進に大きな影響を与え、1839年に逝去した。

エドゥアルト・ガンス法学者 1839年

1799年

フリードリヒ・ヴィルヘルム・アルゲランダー

(1799 - 1875)

天文学者

ドイツの天文学者で、星表作成と天体観測の基礎を築いた学者。

1799年3月22日にケーニヒスベルクで生まれる。天文学と数学を学び、パーダーボルン天文台で研鑽を積む。 1830年代からハンブルク天文台を率い、膨大な恒星観測を行い『ボン星表』を編纂。全天星表の完成を目指し、詳細な天体位置記録を整備。経度測定技術の改良にも貢献し、航海術や地理学に影響を与えた。後進の育成にも力を注ぎ、ドイツ近代天文学の発展に寄与。 1875年に逝去するまで観測と研究を続けた。

1799年フリードリヒ・ヴィルヘルム・アルゲランダー天文学者 1875年

文化8年2月28日

佐久間象山

(1811 - 1864)

兵学者

江戸時代末期の兵学者・思想家で、洋学と和学の融合を唱えた人物。

1811年2月28日に播磨国赤穂で生まれる。兵学と蘭学を学び、幕府の軍事改革に尽力。西洋の銃砲技術や火薬製造法を紹介し、日本の近代化を推進。儒学や道教などの伝統思想とも融合し、『和魂洋才』を提唱。多くの藩士や長州の志士に影響を与え、維新運動の精神的基盤の一端を担った。 1864年に京都で暗殺されるも、その思想は明治維新後も受け継がれた。

1811年文化 2月28日佐久間象山 1864年

1857年

神田乃武

(1857 - 1923)

教育者、英学者、東京商科大学名誉教授

教育者英学者東京商科大学名誉教授

明治期の教育者・英学者。商科大学で英語教育の普及に力を注ぎ、多くの実業家を育てた。

1857年に生まれ、英語教育の普及を使命として研究と指導に当たる。東京商科大学（現一橋大学）で教授を務め、実践的な英語カリキュラムを開発。多数の英語教科書や翻訳書を執筆し、商業英語教育の基盤を築いた。卒業生は実業界や外交分野で活躍し、その教育成果が高く評価された。 1923年に逝去し、英語教育界における功績は今なお語り継がれている。

1857年神田乃武東京商科大学名誉教授 1923年

1868年

ロバート・ミリカン

(1868 - 1953)

物理学者

アメリカの物理学者。油滴実験で電子の電荷を測定し、ノーベル賞を受賞した。

1868年に生まれ、スタンフォード大学やカリフォルニア工科大学で研究を行う。 1910年代に行った油滴実験により電子1個の電荷を精密に測定した。 1923年に光電効果の研究でノーベル物理学賞を受賞し、世界的に評価される。教育者としても活躍し、多くの物理学者を育成した。 1953年に没し、その功績は現代物理学の基礎として残っている。

1868年ロバート・ミリカン物理学者 1953年

1868年

アルフレッド・ファウラー

(1868 - 1940)

天文学者

イギリスの天文学者。分光学を用いて恒星の物理特性を解明した先駆者。

1846年に生まれ、ケンブリッジ大学を拠点に研究を続けた。恒星のスペクトル解析を通じて温度や化学組成の理解を深めた。分光学手法を天文学に応用し、天体物理学の発展に大きく貢献した。学会での指導的役割を担い、多数の論文を発表した。 1940年に没し、研究成果は現在の天文学にも大きな影響を与えている。

アルフレッド・ファウラー 1940年

1875年

フリードリヒ・フォン・ヒューネ

(1875 - 1969)

古生物学者

ドイツ出身の古生物学者で、多数の恐竜化石を研究・分類した先駆者。

1875年にドイツで生まれる。幼少期から化石に興味を持ち、大学で地質学を修めた。20世紀前半に南アメリカやアジアの恐竜化石発掘に従事し、新種を数多く記載。この功績から「恐竜の父」と呼ばれた。ドイツ国内外の博物館に標本を寄贈し、次世代の研究者を育成。1969年に94歳で逝去した。

1875年フリードリヒ・フォン・ヒューネ古生物学者 1969年

1879年

ヴィルヘルム・シュレンク

(1879 - 1943)

化学者

有機金属化学の先駆者であり、シュレンクフラスコなどの装置で知られるドイツの化学者。

1879年にドイツで生まれる。ベルリン大学などで学んだ後、有機金属化合物の研究に専念。ナトリウムやリチウムを用いた試薬の性質を明らかにし、後にシュレンクフラスコを開発して空気に敏感な化合物の操作を可能にした。彼の手法は現在の合成化学でも広く用いられている。多くの後進を育成し、有機合成化学の発展に大きく寄与した。1943年に64歳で急逝した。

1879年ヴィルヘルム・シュレンク化学者 1943年

1894年

橋川時雄

(1894 - 1982)

中国文学者

中国文学を専門とした日本の文学研究者。

1894年（明治27年）3月22日生まれ。1982年（昭和57年）没。中国古典文学や近現代文学の研究を行い、翻訳や論文を通じて日本に紹介した。詳細な著作は限られている。

1894年橋川時雄 1982年

1894年

山内義雄

(1894 - 1973)

フランス文学者

フランス文学を専門とした日本の文学研究者。

1894年（明治27年）3月22日生まれ。1973年（昭和48年）没。フランス文学の研究に従事し、日本語訳や学術論文で学界に貢献した。主な業績の情報は限られている。

山内義雄フランス文学者 1973年