ユキヤナギ (雪柳)

学名: Spiraea thunbergii
科名: バラ科

花言葉

  • 殊勝
  • 愛らしさ
  • 気まま
  • 静かな思い

特徴

花色:

説明

川沿いの岩場などに自生する落葉低木で、枝にいっぱい白い小さな花をつけ、遠くから見ると花の噴水のようです。ヤナギのようにしだれる枝に白い小さな花が咲き乱れる様子を雪に見立てて「雪柳」と名付けられました。別名はコゴメバナ(小米花)、コゴメヤナギ(小米柳)などがあります。とても丈夫で生育旺盛な植物です。

豆知識

  • 学名thunbergiiはスウェーデンの植物学者カール・ペーテル・ツンベルクに敬意を込めてシーボルトが命名した
  • 花後に地際から刈り込んでも、秋までに新梢が1m以上伸びる生育の旺盛さがある
  • 別名のコゴメバナは小さな米粒のような花を表している
  • 石川県では絶滅危惧I類に指定されているほど自生地が少ない

利用方法

観賞用
  • 庭園樹
  • 公園植栽
  • 生け花・切り花
  • 盆栽
薬用

注意: 薬用としての使用例は一般的ではありません

食用

食用としては利用されません

その他
  • 景観造成
  • 土壌固定

毒性

症状: 一般的に毒性は報告されていません

クモマグサ (雲間草)

学名: Saxifraga rosacea
科名: ユキノシタ科

花言葉

  • みなぎる力
  • 活力
  • 自信
  • 可憐な瞳

特徴

花色:

説明

春から初夏にふんわりとコンパクトに茂った株に、赤やピンク、白の小さな花を咲かせます。園芸品種として出回っているものは洋種クモマグサと呼び、日本の高山に自生するクモマグサとは別の品種です。雲がかかるほどの高山の岩場に咲く強さから「活力」「自信」の花言葉が生まれました。

豆知識

  • 学名Saxifragaはラテン語の「サクスム」(石)と「フランゴ」(割る)から来ている
  • 園芸店で販売されるクモマグサは日本の高山種とは別のヨーロッパ原産種
  • 花径は1.5センチほどの小さな星形の可愛い花を咲かせる
  • 雲のようなもこもこした葉の隙間から花を咲かせることも名前の由来の一つ

利用方法

観賞用
  • ロックガーデン
  • 鉢植え
  • グランドカバー
  • 春の寄せ植え
薬用

注意: 薬用としての使用例は一般的ではありません

食用

食用としては利用されません

その他
  • 園芸産業
  • 高山植物の研究

毒性

症状: 一般的に毒性は報告されていません

アザレア

学名: Rhododendron simsii
科名: ツツジ科

花言葉

  • 節制
  • 節度の愛
  • 恋の喜び

特徴

花色:

説明

もともと台湾のタイワンツツジをベルギーのプラントハンターによってベルギーにもたらされ、ケラマツツジ、サツキの園芸品種などと複雑に交雑させて園芸品種群として成立したものです。別名として「アゼリア」「西洋ツツジ」「オランダツツジ」とも呼ばれ、赤、白、ピンク、紫、オレンジや複色など豊富なカラーバリエーションがあります。

豆知識

  • 台湾のツツジがヨーロッパで品種改良され、日本に逆輸入されたような経緯がある
  • 風水では赤は仕事運に良い影響を与えるとされる
  • ベルギーでの品種改良により八重咲きも多く作出された
  • 別名の「オランダツツジ」は実際にはベルギー由来だが、当時のヨーロッパの園芸の中心地としてオランダの名が付いた

利用方法

観賞用
  • 鉢植え
  • 室内装飾
  • 贈答用
  • 盆栽
薬用

注意: ツツジ科植物には有毒成分が含まれるため、薬用としては使用しません

食用

有毒のため食用不可

その他
  • 園芸産業
  • フラワーアレンジメント

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 葉, 花, 茎

症状: グラヤノトキシンによる中毒症状として、嘔吐、下痢、呼吸困難、血圧低下などを引き起こす可能性があります

チューリップ (鬱金香)

学名: Tulipa gesneriana
科名: ユリ科

花言葉

  • 博愛
  • 思いやり
  • 美しい瞳

特徴

花色:

説明

チューリップは16世紀ごろ、トルコからオランダに広まり、その頃のオランダの庭園は、ハーブと果樹が主流だったため、チューリップは大きな影響を与えました。現在では5000を超える品種が登録され、約1000品種が世界中で育てられています。春の花壇や鉢植え、切り花として幅広く利用されています。

豆知識

  • 17世紀オランダでチューリップバブルと呼ばれる史上初の投機バブルが発生し、球根一個が家一軒と同じ値段で取引された
  • トルコ語で「ターバン」を意味する「テュルバン」が語源とされている
  • 世界最大のチューリップ球根生産国オランダでは毎年キューケンホフ公園で700万株のチューリップが咲き誇る
  • チューリップ農家が長期間茎の切断面に触れることで「チューリップフィンガー」という皮膚炎を発症することがある

利用方法

観賞用
  • 切り花
  • 花壇植え
  • 鉢植え
  • コンテナ栽培
  • 公園・庭園での景観用
薬用

注意: 全草が有毒のため、薬用としては使用しません

食用

食用不可

その他
  • 球根の商業生産
  • 園芸産業

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 球根, 茎, 葉, 花

症状: 悪心、嘔吐、呼吸抑制、食欲不振、無気力、腎不全などを引き起こし、重篤な場合は死に至ることもあります

ゼニアオイ (銭葵)

学名: Malva sylvestris
科名: アオイ科

花言葉

  • 恩恵
  • 温厚
  • 初恋

特徴

花色:

説明

ヨーロッパ、北アフリカ、アジア原産の二年草です。花は紫やピンク色で5弁、直径3-4センチほどです。古くからハーブとして利用され、葉や花、根などに薬効があるとされています。和名の「銭葵」は、果実の形が昔の銭貨に似ていることから名付けられました。

豆知識

  • 和名の「銭葵」は果実の形が昔の銭貨(寛永通宝など)に似ていることから付けられた
  • 英名の「Cheese Plant」は若い果実がチーズのような味がすることに由来する
  • 古代ローマ時代から薬草として利用され、プリニウスの「博物誌」にも記載されている
  • 現在でもヨーロッパでは伝統的なハーブティーとして親しまれている

利用方法

観賞用
  • 花壇
  • 野草園
  • ナチュラルガーデン
薬用
  • 葉や花をハーブティーとして咳や喉の痛みに使用
  • 外用薬として皮膚の炎症に利用
  • 根は便秘や消化不良の改善に使用

注意: 妊娠中・授乳中の使用は医師に相談してください

食用
  • 若葉
  • 若い果実
その他
  • ハーブ産業
  • 自然療法

毒性

症状: 一般的に安全とされていますが、過度な摂取は避けてください