03月21日の出来事 - 交通・インフラ

嘉永7年2月23日

横浜村のペリー応接所の庭にて、日本で初めて模型の機関車が運転される。

横浜村で日本初の模型機関車が公開運転された。

嘉永7年（1854年）3月21日、ペリー艦隊が設けた横浜村の応接所において、日本で初めての模型機関車運転が行われました。アメリカから持ち込まれた小型の蒸気機関車はプラットホーム上で走行デモを披露し、来場者の注目を集めました。鉄道技術への関心が高まる契機となり、後の本格的な鉄道敷設計画に影響を与えました。この出来事は明治時代の産業革命と近代化の先駆けとも評されます。模型機関車の設計や運転方法は、後の鉄道技術導入に向けた重要な知見を提供しました。

1854年嘉永 2月23日横浜村ペリー模型の機関車

1969年

一般有料道路西名阪道路（現・西名阪自動車道）松原IC（現・松原JCT）天理IC間が開通。

西名阪道路の松原IC～天理IC間が開通し大阪から奈良への道路網が強化された。

1969年3月21日、一般有料道路として開通した西名阪道路（現在の西名阪自動車道）松原IC（現松原JCT）から天理IC間が供用開始された。大阪府と奈良県を結ぶ新たな幹線道路として、通行時間の大幅な短縮と物流効率化に寄与した。当時は有料道路が拡大し始めた時期で、自家用車やトラック輸送の増加に対応する重要なインフラとなった。道路の設計は高速道路に近い規格で行われ、安全性と交通容量を両立している。現在も関西圏の主要道路として観光や産業配送で広く利用されている。

1969年一般有料道路西名阪自動車道松原JCT 天理IC

1976年

北海道追分町（現・安平町）にある追分機関区で、最後の蒸気機関車が運用される。

1976年に北海道追分機関区で最後の蒸気機関車が運用され、日本の鉄道史の一時代が幕を閉じました。

1976年3月21日、北海道追分町に所在する追分機関区で、最後の蒸気機関車が定期運用を終えました。蒸気機関車は日本の鉄道黎明期から長らく主力動力として活躍し、輸送の主役でした。その姿は鉄道ファンや地域住民に愛され続け、運用最終列車には多くの見送りがあったと伝えられます。蒸気機関車の運用終了は技術革新によるディーゼル機関車や電気機関車への完全移行を意味し、日本の鉄道近代化の一環を象徴します。追分機関区はその後も保存活動やイベントなどで蒸気機関車を語り継ぐ場となっています。

1976年北海道追分町安平町追分機関区蒸気機関車

1998年

明石海峡大橋が開通。2022年3月にトルコで開通した「1915チャナッカレ橋」に抜かれるまで約24年間、世界で最も長い吊り橋だった。

1998年に明石海峡大橋が開通し、24年間世界最長の吊り橋として航路を結びました。

1998年3月21日、兵庫県の明石海峡に明石海峡大橋が開通しました。本州と淡路島を結ぶこの吊り橋は、中央支間長1991mで開通当時は世界最長を誇りました。高速道路としての利便性向上により、地域経済の活性化や観光振興にも寄与しました。建設には高度な鋼材工学と耐震技術が投入され、安全性と美観を両立しています。 2022年にトルコの1915チャナッカレ橋に記録を譲るまで、約24年にわたり技術の象徴でした。

1998年明石海峡大橋