1951年

日本国産初のカラー映画『カルメン故郷に帰る』が封切り。

日本初の国産カラー映画『カルメン故郷に帰る』が封切りされた。
1951年3月21日、日本初の国産カラー映画『カルメン故郷に帰る』が封切りされた。 それまで白黒が主流だった日本映画界に鮮やかな映像表現をもたらし、観客に新鮮な体験を提供した。 カラー撮影には高度な技術と多大なコストが伴い、制作側の挑戦がうかがえる。 本作の公開は日本映画の制作手法における転機となり、後続のカラー作品の普及に大きく寄与した。 現在でも映画史の重要作として国内外で評価されている。
1951年 カラー映画 カルメン故郷に帰る
1972年

高松塚古墳で極彩色壁画が発見される。

高松塚古墳で極彩色の壁画が発見され、飛鳥時代の絵画技術が明らかになった。
1972年3月21日、奈良県明日香村の高松塚古墳で極彩色の人物壁画が発見された。 壁画には飛鳥美人などが描かれ、飛鳥時代の絵画技法や宗教観を示す貴重な資料とされた。 発見当初は保存状態が良好だったが、露出や空気に触れることで劣化が進む懸念が生じた。 以後、壁画の補修技術や保存環境の研究が進められ、その後の文化財保護政策に大きな影響を与えた。 高松塚古墳壁画は日本古代史と美術史の理解を深める重要な遺産として位置づけられている。
1972年 高松塚古墳