宝暦4年2月27日

宝暦治水事件: 薩摩藩による木曽三川の治水事業が始まる。

1754年、薩摩藩が幕府の命を受けて木曽三川の治水事業に着手した。
宝暦治水事件は1754年(宝暦4年)に薩摩藩が木曽三川の堤防建設と河川改修を命じられたことから始まった治水事業です。幕府は度重なる洪水対策のために専門の技術者を派遣し、薩摩藩に工事を負担させました。しかし現地住民との摩擦が生じ、『事件』と称されるほどの論争を呼びました。工事には堤防築造や水路掘削など大規模な土木技術が導入され、後の治水事業にも影響を与えました。このプロジェクトは藩政と幕府の関係、そして技術導入の難しさを象徴する出来事となりました。
1754年 宝暦 2月27日 宝暦治水事件 薩摩藩 木曽三川 治水
1985年

広島自動車道が全線開通。

広島自動車道が全線開通し、本州と山陽地域の交通網が強化されました。
1985年3月20日、広島自動車道が三原ICから廿日市ICまで全線開通。 これにより広島市と周辺地域のアクセスが飛躍的に向上しました。 高速道路網の一翼を担い、本州と山陽地域を結ぶ重要ルートとなりました。 開通後は物流コストの低減や観光振興に寄与し、地域経済の活性化に貢献。 建設には厳しい地形条件下でのトンネル掘削や橋梁架設が伴い、高度な技術が投入されました。 現在も地域の主要動脈として重要な役割を果たしています。
1985年 広島自動車道
1988年

瀬戸大橋の開通を記念した瀬戸大橋架橋記念博覧会が開幕する。8月31日まで開催され、四国会場には350万2131人が、岡山会場には296万1957人が入場した。

瀬戸大橋架橋記念博覧会が開幕し、瀬戸大橋完成を祝う大規模イベントが始まりました。
1988年3月20日、瀬戸大橋の開通を記念して瀬戸大橋架橋記念博覧会が開幕。 本州と四国を結ぶ橋梁技術の粋を集めた展示が、両会場で多数展開されました。 四国会場には350万2131人、岡山会場には296万1957人もの来場者が訪れました。 橋梁模型や建設過程の映像展示など、一般市民にも分かりやすい解説が好評。 博覧会は土木技術への関心を高めるとともに、地域間交流の促進にも寄与。 8月31日までの会期中、多彩なイベントや江戸時代からの知られざる交流史の紹介も行われました。
1988年 瀬戸大橋 瀬戸大橋架橋記念博覧会 8月31日
1988年

JR西日本瀬戸大橋線(岡山駅 児島駅)が部分開業。

JR西日本の瀬戸大橋線が岡山駅~児島駅間で部分開業し、本州と四国をつなぐ鉄道ルートの第一歩が踏み出されました。
1988年3月20日、JR西日本の瀬戸大橋線が岡山駅から児島駅まで部分開業しました。本路線は本州と四国を結ぶ連絡鉄道で、瀬戸大橋の完成に向けた前段階として重要な役割を果たしました。この区間開業により、岡山県内の鉄道ネットワークが強化され、地域の物流や観光が活性化しました。将来的には児島駅から四国側へ路線が延伸され、瀬戸大橋全線が開通する基盤となりました。以降、1988年4月10日に橋梁区間が開通し、晴れて本州四国連絡の鉄道ルートが完成しました。
1988年 JR西日本 瀬戸大橋線 岡山駅 児島駅
1990年

大阪市営地下鉄鶴見緑地線(現・長堀鶴見緑地線) 京橋駅 鶴見緑地駅間が開業。

大阪市営地下鉄鶴見緑地線の京橋駅~鶴見緑地駅間が開業し、大阪都心部の新たな環状交通網が拡充されました。
1990年3月20日、大阪市営地下鉄鶴見緑地線(現・長堀鶴見緑地線)の京橋駅から鶴見緑地駅までが開業しました。この開業により、大阪市北部と東部を結ぶ路線が誕生し、城東エリアのアクセスが大幅に改善されました。同線は1990年に開催された国際花と緑の博覧会(花博)に合わせて整備され、輸送力の強化と観光需要の受け皿として建設されました。開業当初は環状線として位置づけられ、その後も徐々に路線が延伸され、現在の地下鉄ネットワークに重要な役割を果たしています。現在では市民の通勤・通学に欠かせない重要な路線となっています。
1990年 大阪市営地下鉄鶴見緑地線 京橋駅 鶴見緑地駅
1996年

大阪近郊の民鉄・地下鉄5社局で共通カード乗車券システム「スルッとKANSAI」の使用開始。

大阪近郊の鉄道・地下鉄5社局が共通乗車カード「スルッとKANSAI」を導入し、乗り換えの利便性が向上しました。
1996年3月20日、大阪市内とその周辺を走る私鉄・地下鉄5社局で共通乗車カード「スルッとKANSAI」の使用が開始されました。このシステム導入により、駅での切符購入や乗り換えの手間が大幅に軽減されました。参加事業者は大阪市営地下鉄、大阪市営バス、阪急、阪神などで、互換性の高いIC・磁気カード技術を採用しました。その後、利用可能エリアは拡大し、観光や通勤客の利便性向上に貢献しています。現在も関西圏で広く利用され、交通ICカードの先駆けとして評価されています。
1996年 スルッとKANSAI
2008年

鹿児島市と垂水市を結ぶ国道220号バイパスに、国内第8位となるアーチ橋、牛根大橋が開通。

国道220号バイパス上に国内第8位のアーチ橋「牛根大橋」が開通し、鹿児島市と垂水市の結びつきが強化されました。
2008年3月20日、鹿児島市と垂水市を結ぶ国道220号バイパスに牛根大橋が開通しました。このアーチ橋は主径間長が国内第8位を誇り、美しい景観が特徴です。耐震設計や風荷重への対策に最新技術が用いられ、長寿命化が図られました。開通により、通勤・観光ルートの短縮化と交通渋滞の緩和が期待されています。周辺には展望スポットや公園が整備され、地域の観光資源としても注目されています。
2008年 鹿児島市 垂水市 国道220号
2009年

阪神電気鉄道阪神なんば線 西九条駅 大阪難波駅間が開業。同時に近畿日本鉄道難波線・奈良線と相互乗り入れ開始。また尼崎駅 西九条間の区間は西大阪線から阪神なんば線に改称。

阪神なんば線の西九条駅~大阪難波駅間が開業し、近鉄との相互乗り入れが開始されました。
2009年3月20日、阪神電気鉄道の阪神なんば線 西九条駅~大阪難波駅間が開業しました。同時に近畿日本鉄道難波線・奈良線との相互乗り入れが開始され、奈良方面から大阪市内への直通運転が可能になりました。併せて尼崎駅~西九条駅間は西大阪線から阪神なんば線に改称されました。この開業により、阪神・近鉄両社間のアクセスが強化され、通勤・通学の利便性が大きく向上しました。沿線地域の活性化や観光振興にも寄与し、関西圏の鉄道ネットワークが一段と充実しました。
2009年 阪神電気鉄道 阪神なんば線 西九条駅 大阪難波駅 近畿日本鉄道 難波線 奈良線 尼崎駅
2010年

第二京阪道路が全線開通。

京阪地方を結ぶ新たな高速道路網の一部が完成し、アクセスが向上しました。
第二京阪道路は大阪府と京都府を結ぶ新たな高速道路です。 2003年に部分開通後、残り区間も整備が進められていました。 2010年3月20日に全線が開通し、京都方面へのアクセスが大幅に向上しました。 これにより渋滞緩和や物流効率化が期待されました。 周辺地域の観光資源活性化にも貢献しています。
2010年 第二京阪道路