03月20日の命日 - 政治家・指導者

治承5年閏2月4日

平清盛

(1118 - 1181)

武将、太政大臣

武将太政大臣

平安時代末期の武将で、平氏政権を確立し太政大臣に上り詰めた人物。

平清盛は平安時代末期に台頭した平氏の棟梁で、源平合戦における平氏の主導者でした。日宋貿易を積極的に推進し、平氏政権の経済基盤を築きました。 1179年の政変で実権を掌握し、1180年には武家として初めて太政大臣に任じられました。貴族社会との共存を図りつつ武士政権の礎を築き、後の鎌倉幕府成立への道を開きました。晩年は自然災害や内紛に苦しみましたが、その独自の政治手腕は歴史に大きな足跡を残しました。

1181年治承 2月4日平清盛武将太政大臣 1118年

1413年

ヘンリー4世

(1367 - 1413)

イングランド王

イングランド王として中世に君臨し、ランカスター朝を築いた君主。

ヘンリー4世はプランタジネット朝第3代イングランド王（在位：1399年-1413年）で、ランカスター朝の創始者です。従兄弟リチャード2世を廃位して王位を奪取し、王権の正当性を巡る内紛を招きました。国内ではウェールズのオウェイン・グリントゥールの反乱や北部貴族の反乱を鎮圧しました。教会との関係にも苦慮し、教皇庁を巻き込んだ政治的駆け引きを行いました。彼の統治は王権強化の基礎を築き、後の英国王権の発展に大きな影響を与えました。

1413年ヘンリー4世イングランド 1367年

1568年

アルブレヒト

(1490 - 1568)

ドイツ騎士団総長、プロイセン公

ドイツ騎士団総長プロイセン公

ドイツ騎士団最後の総長で、プロイセン公国を建国した人物。

アルブレヒト（1490年-1568年）は、ドイツ騎士団の第37代総長を務めた後、プロイセン公として世俗化改革を断行しました。ローマ教皇から破門を受けながらも領土を引き継ぎ、プロイセン公国を成立させました。彼はルター派へ改宗し、領内にプロテスタントを広めることで宗教改革を推進しました。中央集権化と重商主義を目指し、近代国家形成の先駆けと評価されています。その功績は後のプロイセン王国発展の礎となりました。

1568年アルブレヒトドイツ騎士団プロイセン公 1490年

1619年

マティアス

(1557 - 1619)

神聖ローマ皇帝

ハプスブルク家出身の君主で、神聖ローマ皇帝として統治した。

マティアス（1557年-1619年）はハプスブルク家の一員として、ハンガリー・ボヘミア王を経て1612年から神聖ローマ皇帝となりました。弟ルドルフ2世から帝位を継承し、ヨーロッパ全体の宗教対立が激化する時代に即位しました。オスマン帝国との交渉や国内の諸侯統制に努め、一時的ながらも帝国の安定化を図りました。芸術・学問の保護者としても知られ、ウィーン宮廷文化を支えました。その治世は後の三十年戦争へと向かう前夜を象徴するものとなりました。

1619年マティアス神聖ローマ皇帝 1557年

1816年

マリア1世

(1734 - 1816)

ポルトガル女王

18世紀ポルトガル初の女王として即位し、信仰と福祉政策を推進した君主。

マリア1世は1734年にブラガンサ家の王女として生まれ、1777年に父ジョゼ1世の死去で初の女王として即位しました。敬虔なカトリック信徒として知られ、『誠実王』の異名を持ちました。1792年頃から精神的に不安定になり、1799年に息子ジョアン6世が摂政となりました。1807年のナポレオン戦争で宮廷をブラジルに移し、1821年までリオデジャネイロで統治を続けました。1816年3月20日にリオデジャネイロで没し、その統治はポルトガル史に大きな足跡を残しました。

1816年マリア1世 1734年

1844年

ピーター・ビューエル・ポーター

(1773 - 1844)

第12代アメリカ合衆国陸軍長官

アメリカの第12代陸軍長官として、政治と軍事の両面で活躍した人物。

1773年にニューヨーク州で生まれたピーター・ビューエル・ポーターは、弁護士としてのキャリアを開始しました。彼は1812年戦争で准将として従軍し、イギリス軍との戦闘で軍功を上げています。戦後は下院議員としてニューヨーク州を代表し、連邦政治に携わりました。1828年から1829年にかけてジョン・クインシー・アダムズ大統領の下で陸軍長官を務め、軍事制度の近代化に貢献しました。退官後も政治や国内インフラ整備に尽力し、1844年3月20日に没しました。

1844年ピーター・ビューエル・ポーターアメリカ合衆国陸軍長官 1773年

1894年

ラヨシュ・コッシュート

(1802 - 1894)

ハンガリー独立の指導者

ハンガリーの政治家・革命家で、1848年の独立運動を指導した国民的英雄。

1802年にトルナ県で生まれたラヨシュ・コッシュートは、法律を学んだ後にハンガリー議会で活躍しました。1848年の革命期には代議大臣として国家独立運動を指導し、その演説と政治手腕で国民の支持を集めました。革命鎮圧後はオスマン帝国へ亡命し、欧米諸国を巡ってハンガリー解放を訴え続けました。晩年も祖国への帰還を願いながら政治活動を継続し、民衆運動の象徴となりました。1894年3月20日にトリエステで没し、その遺志はハンガリー独立の象徴となっています。

1894年ラヨシュ・コッシュートハンガリー 1802年

1927年

楠瀬幸彦

(1858 - 1927)

陸軍大臣

明治から大正期に活躍した日本陸軍の軍人で、陸軍大臣を務めた。

楠瀬幸彦は1858年に生まれ、日本陸軍で長年にわたり指揮を執った。歩兵大佐や師団長などを歴任し、その手腕が高く評価された。1924年から1927年にかけて陸軍大臣を務め、軍事政策の立案や軍備拡張に関与した。政治家としても活動し、軍部と政府の調整役を担った。1927年3月20日に逝去し、日本近代軍政史において重要な役割を果たした。

1927年楠瀬幸彦陸軍大臣 1858年

1934年

エンマ・フォン・ヴァルデック＝ピルモント

(1858 - 1934)

オランダ王ヴィレム3世の妃

オランダ王ウィレム3世の王妃であり、後に摂政として娘ウィルヘルミナを支えた。

エンマ・フォン・ヴァルデック＝ピルモントは1858年にドイツの侯爵家に生まれた。1879年にオランダ王ウィレム3世と結婚し、王妃として国民の人気を集めた。1890年に夫王が崩御すると、幼い娘ウィルヘルミナの摂政に就任し、16歳になるまで政治を代行した。彼女の穏健で公正な統治は高く評価され、オランダの近代化を支援した。1934年3月20日に亡くなり、その柔和な人柄は今なお語り継がれている。

1934年エンマ・フォン・ヴァルデック＝ピルモントオランダヴィレム3世 1858年

1938年

アレクサンドル・マリノフ

(1867 - 1938)

ブルガリア首相

ブルガリアの政治家で、3度にわたり首相を務めた。

アレクサンドル・マリノフは1867年に生まれ、弁護士としてキャリアをスタートさせた。1908年のブルガリア独立宣言後に政界に進出し、1908年から1911年、1918年から1919年、1931年から1935年の3度にわたり首相を務めた。対外関係の調整や国内改革を推進し、第二次バルカン戦争や第一次世界大戦後の復興に尽力した。安定した政治手腕で知られ、近代ブルガリアの基盤づくりに貢献した。1938年3月20日に逝去した。

1938年アレクサンドル・マリノフブルガリア首相 1867年

1990年

第3代ロスチャイルド男爵ヴィクター・ロスチャイルド

(1910 - 1990)

銀行家、貴族院議員

銀行家貴族院議員

イギリスの銀行家で貴族院議員を務めたロスチャイルド家当主。

ヴィクター・ロスチャイルドはロスチャイルド家の第3代当主で、銀行業を統括した。1910年生まれで、家族経営の銀行を近代化し国際金融界に影響を与えた。英国貴族院では自由民主党所属の貴族院議員として発言し、経済政策や慈善活動に関わった。第二次世界大戦後の復興期において、金融界の重鎮として知られた。文化や教育支援にも注力し、多方面で活躍した。

第3代ロスチャイルド男爵ヴィクター・ロスチャイルド銀行家貴族院 1910年

1991年

塚田庄平

(1918 - 1991)

政治家

戦後の日本で活躍した政治家。国会議員として地方振興や社会福祉に尽力した。

塚田庄平は日本の政治家で、戦後の国政に携わった。1918年生まれで、衆議院議員を務め、地方振興や社会福祉の向上に尽力した。党内の委員会活動に参加し、具体的な政策立案にも携わった。地域住民の生活向上に貢献し、政治顧問として後進の育成にも取り組んだ。

1991年塚田庄平 1918年