03月20日の命日 | calendar.web-standard.org

治承5年閏2月4日

平清盛

(1118 - 1181)

武将、太政大臣

武将太政大臣

平安時代末期の武将で、平氏政権を確立し太政大臣に上り詰めた人物。

平清盛は平安時代末期に台頭した平氏の棟梁で、源平合戦における平氏の主導者でした。日宋貿易を積極的に推進し、平氏政権の経済基盤を築きました。 1179年の政変で実権を掌握し、1180年には武家として初めて太政大臣に任じられました。貴族社会との共存を図りつつ武士政権の礎を築き、後の鎌倉幕府成立への道を開きました。晩年は自然災害や内紛に苦しみましたが、その独自の政治手腕は歴史に大きな足跡を残しました。

1181年治承 2月4日平清盛武将太政大臣 1118年

元暦元年2月7日

平敦盛

(1169 - 1184)

武将

平家の若き武将で、熊谷直実との一騎打ちで知られる悲劇の英雄。

平敦盛は平安時代末期の平家方の武将で、若年ながら勇敢さと悲劇性で語り継がれています。源平の合戦で熊谷直実との一騎打ちが有名で、敦盛の笛を手にしながら戦う様子は文学や演劇で描かれました。乱の最中、若さゆえに哀れむ直実に討たれた逸話は『平家物語』などで永く人々の心を打ち続けています。敦盛の死は戦の無常を象徴し、武士の美学として後世に残りました。出生地については諸説ありますが、平家一門の有力者として育ちました。

1184年元暦 2月7日平敦盛 1169年

元暦元年2月7日

平忠度

(1144 - 1184)

武将

平清盛の弟で、源平合戦で活躍した武将。

平忠度は平安時代末期の武将で、平清盛の弟にあたります。源氏との戦いに参加し、武勇に優れたことで知られていました。 1184年の戦いで源氏の軍勢に追撃され、非業の最期を遂げたと伝えられます。その死は平氏の衰退を象徴し、『平家物語』などの軍記物にも描かれました。後世では忠義に篤い武士として敬愛されています。

平忠度 1144年

1393年

ネポムクのヨハネ

(1340 - 1393)

カトリック教会の聖人

チェコ出身のカトリック司祭で、王権と教会の間で殉教した聖人。

ネポムクのヨハネ（聖ヨハネ・ネポムク）は14世紀のチェコ出身の司祭で、神聖ローマ皇帝の宮廷で活躍しました。国王の秘密を守りきったことで1393年にプラハの橋から投身させられ殉教しました。その死は信仰の証とされ、1729年に聖人として列聖されました。風雨の保護者、沈黙の聖人として崇敬され、ヨーロッパ各地に記念碑や教会が建てられています。芸術では十字架や舌を抜かれた姿で表され、カトリック美術の題材ともなりました。

1393年ネポムクのヨハネカトリック教会聖人 1340年

1413年

ヘンリー4世

(1367 - 1413)

イングランド王

イングランド王として中世に君臨し、ランカスター朝を築いた君主。

ヘンリー4世はプランタジネット朝第3代イングランド王（在位：1399年-1413年）で、ランカスター朝の創始者です。従兄弟リチャード2世を廃位して王位を奪取し、王権の正当性を巡る内紛を招きました。国内ではウェールズのオウェイン・グリントゥールの反乱や北部貴族の反乱を鎮圧しました。教会との関係にも苦慮し、教皇庁を巻き込んだ政治的駆け引きを行いました。彼の統治は王権強化の基礎を築き、後の英国王権の発展に大きな影響を与えました。

1413年ヘンリー4世イングランド 1367年

1568年

アルブレヒト

(1490 - 1568)

ドイツ騎士団総長、プロイセン公

ドイツ騎士団総長プロイセン公

ドイツ騎士団最後の総長で、プロイセン公国を建国した人物。

アルブレヒト（1490年-1568年）は、ドイツ騎士団の第37代総長を務めた後、プロイセン公として世俗化改革を断行しました。ローマ教皇から破門を受けながらも領土を引き継ぎ、プロイセン公国を成立させました。彼はルター派へ改宗し、領内にプロテスタントを広めることで宗教改革を推進しました。中央集権化と重商主義を目指し、近代国家形成の先駆けと評価されています。その功績は後のプロイセン王国発展の礎となりました。

1568年アルブレヒトドイツ騎士団プロイセン公 1490年

1609年

仙桃院

長尾為景娘、上杉謙信姉、上杉景勝母(*1524年または1528年)

長尾為景娘上杉謙信姉上杉景勝母(*1524年または1528年)

戦国時代の大名長尾為景の娘で、上杉謙信の姉・上杉景勝の母。

仙桃院は戦国時代の長尾氏に生まれ、長尾為景の娘として成長しました。兄に軍神と謳われた上杉謙信を、息子の景勝に至る血脈で支えた女性です。 1524年または1528年生まれとされ、正確な誕生年には諸説があります。越後の大名家において裏方として家督を支え、その影響は政情にも及びました。女性ながらも歴史の陰に存在感を示した一人として注目されます。

1609年仙桃院長尾為景上杉謙信上杉景勝 1524年 1528年

1619年

マティアス

(1557 - 1619)

神聖ローマ皇帝

ハプスブルク家出身の君主で、神聖ローマ皇帝として統治した。

マティアス（1557年-1619年）はハプスブルク家の一員として、ハンガリー・ボヘミア王を経て1612年から神聖ローマ皇帝となりました。弟ルドルフ2世から帝位を継承し、ヨーロッパ全体の宗教対立が激化する時代に即位しました。オスマン帝国との交渉や国内の諸侯統制に努め、一時的ながらも帝国の安定化を図りました。芸術・学問の保護者としても知られ、ウィーン宮廷文化を支えました。その治世は後の三十年戦争へと向かう前夜を象徴するものとなりました。

1619年マティアス神聖ローマ皇帝 1557年

1687年

ロベール＝カブリエ・ド・ラ・サール

(1643 - 1687)

探検家

フランスの探検家で、ミシシッピ川流域の探査を行った冒険者。

ロベール＝カブリエ・ド・ラ・サール（1643年-1687年）は、ルイ14世の後援を受け北アメリカ大陸を探検したフランス人探検家です。彼はミシシッピ川を下り、1682年にルイジアナと命名された地域を領有権の申請と共に探査しました。新世界の奥地で交易路の開拓を試み、フランス植民地拡大に大きく貢献しました。晩年には先住民との衝突や船員の反乱に遭い、1687年に暗殺され非業の死を遂げました。その探検は後の北アメリカ大西洋岸開発の礎となりました。

1687年ロベール＝カブリエ・ド・ラ・サール探検家 1643年

元禄16年2月4日

大石良雄

(1659 - 1703)

播磨国赤穂藩藩士、赤穂藩家老

播磨国赤穂藩藩士赤穂藩家老

赤穂藩の家老として主君の仇討ちを指揮し、忠義を貫いた人物。

大石良雄（1659年-1703年）は、播磨国赤穂藩の家老として浅野内匠頭の仇討ちを率いました。 1702年に赤穂浪士47名と共に吉良上野介邸を討ち、武士の忠義を体現しました。その後自ら切腹し、幕府からもその忠義を称えられました。『忠臣蔵』などの文学や演劇で度々取り上げられ、日本人の忠義観の象徴となりました。後世における武士の理想像として、今なお多くの人々に尊敬されています。

1703年元禄 2月4日大石良雄播磨国赤穂藩 1659年

1703年

吉田兼亮

(1641 - 1703)

赤穂藩士、足軽頭、郡奉行

赤穂藩士足軽頭郡奉行

赤穂藩の家臣で、足軽頭や郡奉行として藩政に貢献した武士。

1641年に生まれる。赤穂藩に仕え、足軽頭として歩兵隊の指揮を執った。後に郡奉行として藩内行政を担当し、藩政の要職を歴任。元禄15年（1703年）3月20日に没する。当時の赤穂藩政に深く携わった人物の一人。

吉田兼亮 1641年

1703年

原元辰

(1648 - 1703)

赤穂藩士、足軽頭

赤穂藩士足軽頭

赤穂藩の足軽頭として歩兵隊を率いた家臣。

1648年に生まれる。赤穂藩に仕え、足軽頭として歩兵隊の統率を担当。藩の軍事組織において重要な役割を果たした。元禄15年（1703年）3月20日に没。彼の指揮力は藩内でも高く評価されていた。

原元辰 1648年