03月19日

出来事 - 経済・産業

1931年

アメリカ合衆国ネバダ州がギャンブルを合法化する。

1931年3月19日、アメリカ・ネバダ州議会がギャンブルを合法化し、後のラスベガス繁栄の土台を築いた歴史的決定です。
大恐慌下の経済活性化策として、ネバダ州は1931年3月19日にギャンブルの合法化法案を可決。 これによりカジノが正式に営業許可を得て、観光産業や娯楽産業が急速に発展しました。 特にラスベガスはギャンブルを中心とした街づくりを進め、世界的なリゾート都市へと成長します。 州政府は税収増加を狙い、ギャンブル依存や治安悪化などの課題にも取り組みました。 この決定はアメリカ国内でギャンブル許容政策の先駆けとなりました。
1931年 ネバダ州 ギャンブル
1951年

イランで、国内のイギリス資本の石油会社を国有化する法律が成立。

1951年3月19日、イランでイギリス資本の石油会社国有化法が成立し、英伊間の緊張が高まりました。
1951年3月19日、イラン国会はモサデグ首相の主導で、国内にあるイギリス資本のアングロ・イラニアン石油会社を国有化する法律を可決。 これにより英国政府と石油資本は巨額の損失を被り、英伊間の外交危機が深刻化します。 国有化はイランの経済的独立を象徴する一方、国際的な石油市場にも大きな影響を及ぼしました。 最終的に英米の介入とクーデターを招き、モサデグ政権崩壊へとつながります。 中東地域の政治地図を塗り替える出来事として知られています。
1951年 イラン
1973年

欧州共同体6か国の変動相場制への移行が決定。スミソニアン体制が崩壊。

1973年3月19日、欧州共同体6か国が変動相場制への移行を決定し、スミソニアン体制が崩壊しました。
1973年3月19日、欧州共同体6か国が固定為替相場制を廃止し、変動相場制への移行を決定しました。 これにより、1971年のスミソニアン協定で維持されていた通貨レートの固定が事実上終焉を迎えました。 浮動相場制の導入で各国通貨の為替レートは市場の需給で決定されるようになりました。 世界的な通貨変動が活発化し、石油危機によるインフレと相まって1970年代の経済構造に大きな影響を与えました。 この決定は後の欧州通貨制度（EMS）や欧州通貨統合への第一歩とも位置づけられています。
1973年 欧州共同体 変動相場制 スミソニアン体制
2024年

日本銀行がマイナス金利の解除を発表。2007年2月から続いたマイナス金利政策に幕を下ろす。

2024年3月19日、日本銀行が約17年ぶりにマイナス金利政策を解除しました。
2024年3月19日、日本銀行は2007年2月から続いていたマイナス金利政策の解除を正式に発表しました。 金融緩和策の見直しは国内外に大きな影響を与え、金利上昇への期待が高まりました。 銀行の収益環境改善や預金者の利息増加が期待され、銀行間市場の動向が注視されます。 為替相場では円高圧力が軽減されるとの見方も出ており、企業の資金調達コストに変化が生じそうです。 今後の金融政策運営や物価動向の推移が市場の最大の関心事となります。
2024年 日本銀行 マイナス金利政策