03月19日の誕生日 | calendar.web-standard.org

永享6年2月9日

足利義勝

(1434 - 1443)

室町幕府7代将軍

室町幕府の第7代将軍として幼くして就任した人物。10歳で急逝し、短い生涯を終えました。

足利義勝は1434年に生まれ、室町幕府の7代将軍となった。幼少期に就任し、実権は管領が掌握していたものの、その名は歴史に刻まれている。将軍として実際の統治には関与せず、幕府の象徴としての役割を果たした。永享の乱後の動乱期にあって、若き将軍の存在は権威維持の要となった。 10歳で急逝し、短い生涯は室町時代中期の権力構造を物語る。

1434年永享 2月9日足利義勝室町幕府将軍 1443年

1593年

ジョルジュ・ド・ラ・トゥール

(1593 - 1652)

画家

フランス・バロック期を代表する画家。光と闇を巧みに用いた陰影表現が特徴です。

ジョルジュ・ド・ラ・トゥールは1593年にフランスで生まれ、主にロレーヌ地方で活動した画家です。彼の作品はカラヴァッジョの影響を受けた劇的な明暗対比（キアロスクーロ）が特徴で、宗教画や静物画を多く残しました。代表作には〈聖マルタ〉や〈火の前のマグダラのマリア〉などがあり、キャンドル一つの光源で人物を浮かび上がらせる構図が印象的です。 1652年に亡くなるまで、静謐で神秘的な世界を描き続け、後世の画家にも大きな影響を与えました。長らく作品が失われたが、20世紀に再発見され高く評価された。

1593年ジョルジュ・ド・ラ・トゥール画家 1652年

1629年

アレクセイ

(1629 - 1676)

モスクワ大公

ロシア・ロマノフ朝のツァーリ（大公）として国を統治。後の改革基盤を築いた人物です。

アレクセイ・ミハイロヴィチは1629年に生まれ、1645年にツァーリ（大公）として即位しました。内政では中央集権化を進め、農奴制の強化や軍制改革を実施して国家体制を整備した。外政面ではポーランド・スウェーデンとの戦争に勝利し、領土の拡大に成功した。改革の基礎は後のピョートル大帝の近代化政策へと繋がり、ロシアの強国化に大きく寄与した。 1676年に没し、その治世は「静かなツァーリ」の名で知られている。

1629年アレクセイモスクワ大公 1676年

1734年

トマス・マッキーン

(1734 - 1817)

政治家、弁護士

政治家弁護士

アメリカ独立戦争期の政治家で、独立宣言の署名者の一人。ペンシルベニア州知事を務めた。

トマス・マッキーンは1734年に生まれ、法律家としてのキャリアを積んだ後、独立運動に参加した。アメリカ独立宣言に署名し、戦後はコンフェデレーション会議の議長を務めた。 1808年から1817年までペンシルベニア州知事を務め、司法長官や最高裁判事としても活躍した。法と政治の両面でアメリカ建国に貢献し、その実務能力と指導力は高く評価されている。また、初期の合衆国憲法制定にも重要な役割を果たした。

1734年トマス・マッキーン政治家弁護士 1817年

延享3年1月28日

松平信亨

(1746 - 1796)

上山藩主

江戸時代の上山藩主として領地経営や藩政改革に取り組んだ大名です。

松平信亨は1746年に生まれ、上山藩（現在の山形県上山地域）の第6代藩主を務めた。藩財政の再建を目指し、倹約令の発布や産業奨励などの改革を実施した。また、学問を奨励して藩校を設立し、人材育成にも力を入れた。江戸幕府との連携を図りつつ、独自の藩政を展開した。 1796年に没するまで領内の安定に努め、藩政改革を通じて藩士や百姓の生活改善に寄与した。

1746年延享 1月28日松平信亨上山藩主 1796年

明和7年2月22日

松平忠宝

(1770 - 1829)

尼崎藩主

江戸時代後期の尼崎藩主。藩内の財政再建や農村振興に力を注いだ人物です。

松平忠宝は1770年に生まれ、尼崎藩（現在の兵庫県尼崎市）の第7代藩主として就任した。藩財政が悪化していた時期に家臣団を改革し、農業生産の増強や新田開発を推進した。また、商業振興や河川改修にも取り組み、藩内インフラ整備を進めた。藩校の整備や学問奨励にも注力し、文化的振興を図った。 1829年に没するまで、領民の生活向上と藩の持続的発展を目指して藩政に尽力した。

1770年明和 2月22日松平忠宝尼崎藩主 1829年

1782年

ヴィルヘルム・フォン・ビーラ

(1782 - 1856)

天文学者

オーストリアの軍人でありながら彗星研究で知られる天文学者。ビエラ彗星の発見者。

ヨハン・フリードリヒ・ヴィルヘルム・フォン・ビーラは1782年に生まれ、オーストリア軍に仕えた。軍人としての経歴を持ちながら、天文学への情熱から観測を行い、1832年にビエラ彗星（3D/Biela）を発見した。その発見は周期彗星研究に大きく貢献し、後にその彗星の分裂現象が注目された。また、天文観測所の設立や天文図の作成にも携わり、19世紀の天文学発展に寄与した。 1856年に没するまで、軍務と科学研究を両立させた稀有な人物として知られる。

1782年ヴィルヘルム・フォン・ビーラ天文学者 1856年

1799年

ウィリアム・ドーズ

(1799 - 1868)

天文学者

「イーグルアイ」の異名を持つ英国の天文学者。複数星観測で名声を博しました。

ウィリアム・ラター・ドーズは1799年に生まれ、卓越した視力から「イーグルアイ」の愛称で呼ばれた。彼は主に二重星の観測と測定に注力し、数百の二重星を記録した。また、天文詩人としても知られ、天体観測の魅力を広く紹介した。マンチェスター天文協会の設立に関わり、アマチュア天文家の育成にも貢献した。 1868年に没するまで、観測技術の向上と天文学普及に尽力した。

1799年ウィリアム・ドーズ 1868年

1801年

サルヴァトーレ・カンマラーノ

(1801 - 1852)

オペラ台本作家

イタリアの著名なオペラ台本作家。多くの名作オペラの台本を手掛けました。

サルヴァトーレ・カンマラーノは1801年にナポリで生まれ、イタリア・オペラ界の中心的な台本作家となった。ドニゼッティやヴェルディなど一流作曲家と協力し、『ルクレツィア・ボルジア』や『イル・トロヴァトーレ』の台本を手掛けた。ドラマティックな筋立てと人物描写に定評があり、作品は今なお世界中で上演されている。彼の台本は音楽と物語の両立を追求し、オペラ芸術の発展に大きく貢献した。 1852年に没するまで、その豊かな想像力で多くの聴衆を魅了した。

1801年サルヴァトーレ・カンマラーノオペラ 1852年

1813年

デービッド・リビングストン

(1813 - 1873)

探検家

スコットランド出身の医師で宣教師、アフリカ探検で知られる開拓者です。

デービッド・リビングストンは1813年にスコットランドで生まれ、医師としての知識を携えてアフリカへ渡った。彼の探検はナイル源流探索やヴィクトリア滝の発見などに大きく貢献した。宣教師としての使命を帯びつつ、奴隷貿易の実態を世界に伝え、反奴隷運動を支援した。過酷な探検行程の中で記録した観察は地理学や人類学の発展にも寄与している。 1873年にザンベジ川流域でその生涯を終えたが、その精神は今なお称えられている。

1813年デービッド・リビングストン探検家 1873年

文化14年2月2日

谷衛滋

(1817 - 1875)

山家藩主

江戸時代末期の大名、山家藩主として藩政を担った人物。

谷衛滋は文化14年（1817年）2月2日に山家藩の藩主として生まれた。幕末の動乱期には藩政改革や領民の生活向上に努め、地域の安定に尽力。維新後の廃藩置県では藩主としての立場を終えたものの、旧藩士らの支援にも関わった。近代国家への移行期に苦境を迎えた地方大名としての経験を持つ。明治8年（1875年）に没し、近代日本の黎明期を生きた人物として歴史に名を残す。

1817年文化 2月2日谷衛滋山家藩主 1875年

1821年

リチャード・フランシス・バートン

(1821 - 1890)

探検家、人類学者

探検家人類学者

イギリスの探検家・人類学者。『アラビアンナイト』の一英訳者としても知られる。

リチャード・フランシス・バートンは1821年にイギリスで生まれた。若くして語学と航海術を身につけ、スワヒリ語やアラビア語に精通。 1853年にはムスリムに変装してメッカ巡礼を果たし、西洋に初めて紹介。『アラビアンナイト』の英訳では原典に忠実な訳詩を提供し話題を呼んだ。生涯で数多くの探検記や文化論を著し、人類学研究の先駆者と評価される。

1821年リチャード・フランシス・バートン人類学者 1890年