彼岸の入り2010年・2011年・2014年・2015年・2018年)

国・地域: 日本

春分を中心とする7日間が春の彼岸である。

彼岸の入りは、春分の日をはさんで前後3日を合わせた「春の彼岸」の初日。先祖供養や墓参りを始める日として知られています。
仏教における彼岸はあの世とこの世が最も通じやすいとされ、現世の苦しみから彼岸(悟りの世界)を目指す期間です。 春分の日を中日とし、その前後3日を含めた計7日間が春の彼岸であり、初日を「彼岸の入り」と呼びます。 この時期にはお墓参りをしたり、故人を偲んでおはぎを供えたりする風習が日本各地で行われています。 春の自然と仏教の教えを結びつけた伝統行事であり、季節の節目としての意味も深いものです。 家族や親族が集い、先祖に感謝を捧げる大切な機会となっています。
彼岸 日本 春分

本尊示現会

国・地域: 日本

東京都台東区浅草の浅草寺で、ご本尊の観世音菩薩が推古天皇36年(628年)3月18日に示現されたことを祝い、毎年この日に法要が営まれる。貫首をはじめとする一山の住職が総出で、伝法院から仲見世を通り、本堂まで練行列を行なうほか、境内西側で「金龍の舞」が奉演される。また、当日に限り「紅札」と呼ばれる赤い祈祷札が授与される。

浅草寺で毎年3月18日に行われる、本尊の示現を祝う法要と「金龍の舞」が見どころの伝統行事です。
本尊示現会は628年3月18日に観世音菩薩が人々の前に示現した故事に由来し、浅草寺の重要な法要です。 当日は貫首以下の僧侶が伝法院から本堂まで練行列を行い、花や装飾を施した道中が華やかに彩られます。 境内西側では、五穀豊穣や厄除けを祈願する「金龍の舞」が奉演され、観光客にも人気の催しとなっています。 法要では紅色の祈祷札「紅札」が授与され、御利益を求める参拝者で賑わいます。 江戸時代から続く格式ある行事として、浅草寺の歴史と文化を感じられる貴重な機会です。
日本 東京都 台東区 浅草 浅草寺 観世音菩薩