1925年

日暮里大火:東京府北豊島郡日暮里町元金杉のアサヒ反毛会社から出火し、約2,000戸を全焼、元金杉(現在の荒川区東日暮里-台東区根岸あたり)のほとんどが焼失した。

東京・日暮里町で発生した大規模火災により約2,000戸が焼失した日。
1925年3月18日未明、東京府北豊島郡日暮里町元金杉にあったアサヒ反毛会社の工場から出火し、強風に煽られて火災が急速に拡大しました。当時の木造密集地であった周辺地域は一帯が炎に包まれ、約2,000戸が全焼しました。現在の荒川区東日暮里から台東区根岸にかけて多くの住宅や商店が失われ、多数の住民が避難を余儀なくされました。消火活動は難航し、復旧には長期間を要しました。この大火は都市防災の在り方や消防体制強化の契機となりました。
1925年 日暮里大火 荒川区 東日暮里 台東区 根岸
1937年

ニューロンドン学校爆発事故。

アメリカ・テキサス州のニューロンドン学校で天然ガス爆発事故が起きた日。
1937年3月18日、テキサス州ニューロンドンのロンドン小学校で教室下のガスパイプが漏れ、爆発が発生しました。校舎は激しく破壊され、児童と教職員合わせて約295人が犠牲となった史上最悪級の学校事故です。この惨事を受け、アメリカ全土で天然ガスに臭いをつける法令が制定され、ガス漏れの早期発見と安全対策が強化されました。事故は公共施設におけるガス安全基準見直しの契機となり、後の防災教育にも大きな影響を与えました。
1937年 ニューロンドン学校爆発事故
1941年

北海道美唄市の三菱美唄炭鉱でガス爆発が発生。死者・行方不明者177人。

北海道美唄市の三菱美唄炭鉱でガス爆発が起こり、多数の死傷者が出た日。
1941年3月18日、北海道美唄市の三菱美唄炭鉱で坑内に溜まった可燃性ガスが爆発しました。爆風や火災により作業員を中心に177人の死亡・行方不明者が発生し、戦時中の劣悪な労働環境が悲惨な結果を招きました。事故後、安全対策の不備が指摘され、炭鉱業界全体でガス監視や通風設備の強化が進められました。地域社会にも深い悲しみが広がり、遺族支援や安全教育の必要性が強く認識される契機となりました。この事故は日本の炭鉱史における最大級の惨事の一つとして記録されています。
1941年 北海道 美唄市 三菱美唄炭鉱
1967年

トリー・キャニオン号事件が発生。

トリー・キャニオン号が座礁し、大規模な海洋石油流出事故を引き起こしました。
1967年3月18日、英仏海峡を航行中の原油タンカー・トリー・キャニオン号がコーンウォール沖の岩礁に座礁した。 約11万9000トンの原油が海に流出し、広範囲にわたって海鳥や沿岸の砂浜を汚染した。 当時は油吸着剤や分散剤による海洋清掃が試みられたが、効果は限定的であった。 この事故は史上最悪級の海洋油流出事件として記録され、海洋環境保護の重要性を世界に喚起した。 以降、油流出防止と処理技術の規制強化が進められる契機となった。
1980年

ソ連・プレセツク宇宙基地43番サイトで燃料注入中のボストーク 2Mロケットが爆発、48人が死亡した。

プレセツク宇宙基地で燃料注入中のロケットが爆発し、48名が死亡しました。
1980年3月18日、ソ連北西部のプレセツク宇宙基地(当時はソビエト連邦)43番発射サイトで、ボストーク2Mロケットの燃料注入中に爆発事故が発生した。 事故により燃料タンクが破裂し、付近にいた技術者や作業員48名が即死した。 事象の詳細は長らく秘匿されており、外部への情報公開が制限された。 この事故はソ連の有人宇宙開発技術における最大級の悲劇とされ、後の安全対策強化の契機となった。 発射施設の修復と新たな安全プロトコルの導入が急務となり、打ち上げスケジュールにも大きな影響を与えた。
1980年 プレセツク宇宙基地 ボストーク-2M
1990年

長崎屋火災。2005年公訴時効成立。

1990年3月18日、郊外型店舗『長崎屋』で火災が発生し、大規模な被害をもたらしました。
1990年3月18日深夜、郊外型店舗『長崎屋』で火災が発生しました。 消火活動は困難を極め、鎮火までに数時間を要しました。 建物は大部分が焼失し、店舗機能は長期間停止しました。 捜査当局は放火の可能性を含めて捜査を行いましたが、犯人は特定されませんでした。 2005年に公訴時効が成立し、未解決事件のまま時代の教訓として語り継がれています。
長崎屋火災
2011年

福島第一原子力発電所事故を受け、東京消防庁消防救助機動部隊が放水作業を開始。

東京消防庁消防救助機動部隊が福島第一原子力発電所で放水作業を開始しました。
東日本大震災による津波で損傷し、メルトダウンの危機に陥った福島第一原発に対し、東京消防庁の救助機動部隊(ハイパーレスキュー)が2011年3月18日から放水活動を行いました。彼らは高線量地域へ向かい、放射能リスクを抱えながらも冷却作業を支援しました。放水は炉心温度低下を目指し、事故収束に向けた重要な一歩となりました。難しい現場環境の中、レスキュー隊員は専門技術を駆使して活動を続けました。
2011年 福島第一原子力発電所事故 東京消防庁 消防救助機動部隊
2018年

アメリカ、アリゾナ州テンピで、試験走行中だったUberの自動運転車が歩行者をはねて死亡させる。自動運転車によって歩行者が犠牲になった初めての事故。

アリゾナ州テンピで試験走行中だったUberの自動運転車が歩行者をはね、初の死亡事故となりました。
2018年3月18日、アメリカ・アリゾナ州テンピでUberが試験走行中の自動運転車が歩行者をはねて死亡させる事故が発生しました。 この事故は自動運転車によって歩行者が犠牲になった初めての事例として世界中で大きく注目を集めました。 事故車両はセンサーとソフトウェアによる障害物検知機能を備えていましたが、歩行者を正確に認識できなかった可能性が指摘されました。 この事件を契機に米国運輸省や各州政府は自動運転車の試験走行に関する規制強化や安全基準の見直しを急ぎました。 同時に、自動運転技術の信頼性向上を図るための研究開発がさらに重要視されるようになり、業界全体に大きな影響を及ぼしました。 本事故は自動運転車の普及と安全性のバランスについて改めて議論を呼び起こす契機となりました。
アリゾナ州 テンピ Uber 自動運転車