03月18日の命日 - 科学者・研究者

1781年

ジャック・テュルゴー

(1727 - 1781)

政治家、経済学者

政治家経済学者

フランス啓蒙思想期の経済学者・政治家。自由貿易を推進した。

ジャック・テュルゴーは1727年に生まれ、初代リモージュ総督として行政改革を実施した。1774年にルイ16世の下で財務総監に任命され、封建的特権の廃止や穀物貿易の自由化を進めた。重商主義を批判し、公共財の供給や格差是正を重視する政策を提案したが、特権階級の反発により1776年に失脚した。経済学者としては『人間不平等起源論』や教育改革論など多くの著作を残し、後の経済思想に影響を与えた。

1781年ジャック・テュルゴー経済学者 1727年

1871年

オーガスタス・ド・モルガン

(1806 - 1871)

数学者

英国の数学者・論理学者。ド・モルガンの法則で知られる。

オーガスタス・ド・モルガンは1806年にインドで生まれ、イギリスで数学と論理学の研究を深めた。1838年からユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの初代数学教授を務めた。代数的論理学の基礎を築き、ド・モルガンの法則を含む重要な命題を提示した。著書『Formal Logic』などで明確な記述法を確立し、ジョージ・ブールら後進の研究に大きな影響を与えた。論理学と数学教育の普及にも尽力し、後世に幅広い影響を残した。

1871年オーガスタス・ド・モルガン数学者 1806年

1899年

オスニエル・チャールズ・マーシュ

(1831 - 1899)

古生物学者

アメリカの古生物学者で、恐竜化石の発掘と分類に大きく貢献した人物。

オスニエル・チャールズ・マーシュは1831年にアメリカで生まれた古生物学者である。イェール大学で学び、教鞭をとりながら恐竜をはじめとする脊椎動物化石の研究を進めた。コープとの「骨合戦」と呼ばれるライバル関係を通じて数多くの新種を記載した。多種多様な化石収集と体系的な分類は古生物学の発展に大きく寄与した。 1899年に没するまで、北米を中心に精力的な発掘活動を続けた。

1899年オスニエル・チャールズ・マーシュ古生物学者 1831年

1907年

マルセラン・ベルテロ

(1827 - 1907)

化学者

フランスの化学者で、合成化学と熱化学の先駆者として知られた人物。

マルセラン・ベルテロは1827年にフランスで生まれた化学者である。合成化学において有機化合物の人工合成に成功し、生命現象の化学的解明に挑んだ。熱化学の分野でも多くの実験的成果をあげ、反応熱の測定と理論化に貢献した。彼の業績は化学の基礎理論を発展させ、後世の研究者に大きな影響を与えた。 1907年に没し、化学史にその名を刻んだ。

1907年マルセラン・ベルテロ化学者 1827年

1933年

吉野作造

(1878 - 1933)

政治学者

日本の政治学者で、『民本主義』を提唱し大正デモクラシーに影響を与えた。

吉野作造は1878年に生まれ、東京帝国大学で政治学を学んだ。「民本主義」の概念を唱え、国民の政治参加や議会制民主主義を主張した。内閣制度論や憲法学など幅広い研究を行い、後進の指導にも尽力した。大正期の政治改革運動に積極的に関わり、その理論は大正デモクラシーを支えた。 1933年に没し、近代日本の政治思想史に大きな足跡を残した。

吉野作造政治学者 1878年

1964年

ノーバート・ウィーナー

(1894 - 1964)

数学者

アメリカの数学者。サイバネティックスの創始者とされる。

1894年にアメリカで生まれ、MITで数学の教授を務めた。制御理論や確率過程の研究を通じて『サイバネティックス』の概念を確立した。動物や機械における情報伝達の理論を提唱し、工学・生物学・社会科学に大きな影響を与えた。1964年3月18日に没した。

ノーバート・ウィーナー 1894年

1980年

エーリヒ・フロム

(1900 - 1980)

精神分析学者、社会学者

精神分析学者社会学者

ドイツ出身の精神分析学者・社会学者。心理学と社会批判を融合させた独自の理論で知られる。

1900年3月23日にドイツのフランクフルトで生まれる。フロイト派精神分析をベースに、人間の自由意志と社会構造の関係を探求。主著『自由からの逃走』はモダニティにおける人間の不安を鋭く分析し、大きな反響を呼んだ。『愛するということ』では健全な愛のあり方を論じ、多くの読者に共感を与えた。ナチス台頭を受けてアメリカに移住し、教育者としても活動。社会学者としての視点を織り交ぜながら、人間の心理と社会問題に関する洞察を深めた。1980年3月18日にスイスで逝去。

エーリヒ・フロム精神分析学者 1900年

1989年

ハロルド・ジェフリーズ

(1891 - 1989)

数学者、統計学者、地球物理学者、天文学者

数学者統計学者地球物理学者天文学者

ハロルド・ジェフリーズは1891年生まれの数学者・統計学者で、地球物理学や天文学の分野にも多大な影響を与えました。

ハロルド・ジェフリーズ（1891-1989）は数学者として生まれ、統計学における理論の発展に寄与しました。彼は確率論や統計的手法を研究し、データ解析の基盤を築いたことで知られています。地球物理学の分野では地震学や地球内部の構造解析に取り組みました。天文学では観測データを統計的に解析し、惑星や恒星の運動研究に貢献しました。学際的なアプローチで自然科学全般に影響を与え、後進の研究にも大きな示唆を与えました。

1989年ハロルド・ジェフリーズ統計学者地球物理学者天文学者 1891年

1989年

内田義彦

(1913 - 1989)

経済学者

内田義彦は1913年生まれの経済学者で、経済学理論の研究に取り組みました。

内田義彦 1913年

1993年

ケネス・E・ボールディング

(1910 - 1993)

経済学者

ケネス・E・ボールディングは1910年生まれの経済学者で、経済理論の発展に寄与しました。

1993年ケネス・E・ボールディング 1910年

2000年

永井道雄

(1923 - 2000)

教育社会学者

永井道雄は1923年生まれの教育社会学者で、教育と社会構造の関係に注目しました。

2000年永井道雄教育社会学者 1923年

2010年

大西祥平

(1952 - 2010)

医学者、元慶応義塾大学スポーツ医学研究センター所長

医学者元慶応義塾大学スポーツ医学研究センター所長

日本の医学者。スポーツ医学研究の第一人者として知られた。

1952年に生まれ、慶應義塾大学医学部を卒業。同大学のスポーツ医学研究センターで所長を務め、運動生理学や外傷予防の研究を推進。スポーツ選手のパフォーマンス向上とリハビリテーションに関する多くの論文を発表。国内外の学会で講演を行い、スポーツ医学の普及と発展に寄与した。教育者としても後進の育成に尽力し、多くの専門家を輩出した。 2010年に逝去。享年58。

大西祥平慶応義塾大学 1952年