03月18日の誕生日 - 作家・文学者

1634年

ラファイエット夫人

(1634 - 1693)

小説家

17世紀フランスの小説家で、心理描写に優れた『ラ・プリンセス・ド・クレーヴ』の作者。

マリー＝マドレーヌ・ピオシュ・ド・ラ・ヴェルニュとして生まれる。フランス宮廷での生活を経験し、貴族社会を背景に物語を構築。 1678年に『ラ・プリンセス・ド・クレーヴ』を匿名で発表し、大きな反響を呼ぶ。登場人物の内面心理を精緻に描く手法は近代小説の先駆と評価される。晩年は執筆活動を控え、1693年に没した。

1634年ラファイエット夫人小説家 1693年

1790年

キュスティーヌ侯爵

(1790 - 1857)

外交官、紀行文作家

外交官紀行文作家

フランスの外交官・紀行文作家。ロシア旅行記『La Russie en 1839』で知られる。

1790年にフランス貴族の家系に生まれる。 1839年にロシアを訪れ、その観察を基に旅行記『La Russie en 1839』を発表。当時のロシア社会や政治体制を鋭く描写し、ヨーロッパで大きな反響を呼んだ。皇帝ニコライ1世の専制体制にも批判的な視点を持ち、風刺と洞察に富んだ筆致が特徴。文学的な叙述と歴史的考証を融合させたスタイルは、旅行文学に新たな地平を開いた。晩年も文化評論や随筆を執筆し、1857年に没するまで活躍した。

1790年キュスティーヌ侯爵外交官紀行文作家 1857年

1813年

フリードリヒ・ヘッベル

(1813 - 1863)

劇作家、詩人、小説家

劇作家詩人小説家

ドイツの劇作家・詩人・小説家。人間心理を描いた作品で知られる。

1813年にドイツ・ヴァイルブルク近郊で生まれる。法律を学んだ後、文筆に転じて詩や戯曲の創作を開始。代表作には戯曲『ノルマ』『ヘドヴィッヒとアマリア』があり、深い心理描写が特徴。ロマン主義とリアリズムを融合させた文体は当時の文学界に新風を吹き込んだ。詩や小説でも高い評価を得て、ハインリヒ・ハイネとも交流。 1863年に急逝するまで、多彩な作品を残した。

1813年フリードリヒ・ヘッベル劇作家詩人 1863年

1842年

ステファヌ・マラルメ

(1842 - 1898)

詩人

フランスの詩人。象徴派詩の先駆者として知られる。

1842年にパリで生まれる。象徴主義運動の中心人物として、言葉の音響的美を追求した難解な詩を創作。代表作『午後の昼寝』『鏡』などで言葉の潜在的意味を探求。文学サロンを主宰し、画家や作家と交流しながら美術とも深い親和性を示した。マティスやロートレックらと関わり、詩と美術の融合を志向。 1898年に没した後も、象徴派詩の理論家として高く評価され続けている。

1842年ステファヌ・マラルメ詩人 1898年

1893年

ウィルフレッド・オーエン

(1893 - 1918)

詩人

イギリスの詩人。第一次世界大戦の戦場体験を基に反戦詩を書きました。

ウィルフレッド・オーエン(1893–1918)はイギリスの詩人で、第一次世界大戦に従軍しました。前線での過酷な体験を詩に昇華し、『ドゥルシェ・エタ・デコラム・エスト』などの代表作を残しました。彼の作品は戦争の虚しさを鋭く描き、現代詩にも大きな影響を与えています。1918年に前線で戦死し、27歳の若さでその生涯を閉じました。

ウィルフレッド・オーエン 1918年

1896年

佐々木味津三

(1896 - 1934)

小説家

日本の小説家。短編文学を中心に活動しました。

佐々木味津三は1896年に生まれ、小説家として1930年代の文学界で活躍しました。主に短編作品を手がけ、その独自の文体で読者を魅了しました。作品には日常の細やかな描写と人間心理への洞察が随所に見られます。1934年に若くして没しましたが、その作品は戦後も高く評価され続けています。

1896年佐々木味津三 1934年

1913年

石田波郷

(1913 - 1969)

俳人

日本の俳人。\n自然の情景を鋭く切り取る俳句で知られる。

1913年に山梨県で生まれた。\n俳句雑誌『ホトトギス』などで活躍し、写生による簡潔な作風を確立。\n自然や日常の機微を詠み込んだ句が高く評価された。\n生涯に多くの句集を刊行し、後進の育成にも貢献。\n1969年に56歳で没した。

1913年石田波郷俳人 1969年

1923年

田村隆一

(1923 - 1998)

詩人、随筆家

詩人随筆家

田村隆一は、戦後日本を代表する詩人・随筆家です。

田村隆一（1923年3月18日 - 1998年）は日本の詩人・随筆家です。戦後の詩壇に登場し、独特の感性と豊かな表現力で注目を集めました。詩集や随筆集を数多く発表し、その文学的業績は高く評価されています。教育者としても活動し、後進の指導に力を注ぎました。 1998年に逝去するまで、詩や随筆を通じて多くの読者に影響を与え続けました。

田村隆一随筆家 1998年

1926年

金井直

(1926 - 1997)

詩人

金井直は、繊細な詩情で知られる戦後日本の現代詩人です。

金井直（1926年3月18日 - 1997年）は日本の詩人です。 1950年代から詩作を開始し、独自の詩世界を展開しました。自然や日常の情景を繊細に描く作風で高く評価されました。詩集を多数刊行し、評論活動や詩の翻訳にも取り組みました。 1997年に逝去しましたが、その詩は現在も読み継がれています。

金井直 1997年

1927年

柴英三郎

(1927 - 2022)

脚本家

柴英三郎は、多彩なジャンルの脚本を手がけた日本の脚本家です。

柴英三郎（1927年3月18日 - 2022年）は日本の脚本家です。テレビドラマや映画のシナリオを多数執筆し、多彩な作品に貢献しました。人間ドラマや歴史劇など幅広いジャンルで緻密な脚本を手がけ、高く評価されました。後進の脚本家育成にも尽力し、その手腕は多くの作品に受け継がれています。 2022年に逝去しましたが、その功績は今も脚本界に残っています。

1927年柴英三郎 2022年

1928年

光瀬龍

(1928 - 1999)

SF作家

光瀬龍は、日本SF界を代表するSF作家です。

光瀬龍（1928年3月18日 - 1999年）は日本のSF作家です。豊かな想像力で異世界や未来社会を描き、独自のSF世界観を構築しました。短編小説や長編を数多く発表し、国内外で高い評価を受けました。 SF小説の普及にも貢献し、多くの後進作家に影響を与えました。 1999年に逝去しましたが、その作品は現在も読み継がれています。

1928年光瀬龍 SF作家 1999年

1929年

クリスタ・ヴォルフ

(1929 - 2011)

小説家

東ドイツのヴィスロー出身の作家で、社会主義体制下の個人の葛藤を描いた作品で知られる。

東ドイツのヴィスロー出身の作家で、1929年3月18日生まれ。\n代表作には『カストラート』や『クーニャ』があり、フェミニスト的視点で社会主義下の個人を描写した。\nその鋭い洞察と誠実な筆致は世界的にも評価され、多数の翻訳版が出版された。\nドイツ統一後も精力的に執筆活動を続けた。\n2011年12月1日にベルリンで没した。

1929年クリスタ・ヴォルフ 2011年