ジンチョウゲ (沈丁花)

学名: Daphne odora
科名: ジンチョウゲ科

花言葉

  • 不老長寿
  • 栄光
  • 永遠

特徴

花色:

説明

中国原産です。このジンチョウゲという名前は、すばらしい香りを放つ沈香と丁字に香りが似ていることに由来しているそうです。花は外側が紅紫色で内側が純白の肉厚な小花が10~20個集まって半球状に咲きます。春の沈丁花、夏の梔子、そして秋の金木犀を合わせて三大香木と称されます。香りには100種類以上の成分が含まれ、3種の木の中で一番遠くまで届くといわれ、千里香(センリコウ)の別名があります。

豆知識

  • 沈丁花、梔子、金木犀を合わせて「三大香木」と呼ばれています。
  • 香りの成分は100種類以上含まれており、最も遠くまで香ると言われています。
  • 雌雄異株で、日本では雌株が少ないため果実を見ることは稀です。
  • 花言葉の「栄光」は、同じダフネ属の月桂樹が勝利の象徴であることに由来します。

利用方法

観賞用
  • 庭園樹
  • 生け花
  • 盆栽
薬用
  • 漢方薬として歯痛や咽喉痛の治療に使用(花のみ)

注意: 全草に毒性があるため、素人の使用は厳禁です。

食用

食用には適しません。

その他
  • 香料
  • 防虫剤

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 樹皮, 樹液, 根, 果実, 葉

症状: 誤食すると下痢、嘔吐、心臓障害を引き起こします。樹液に触れると皮膚炎や水疱ができます。

キンギョソウ (金魚草)

学名: Antirrhinum majus
科名: オオバコ科

花言葉

  • おしゃべり
  • でしゃばり
  • 仮定
  • 推測

特徴

花色:

説明

花の形が金魚のように見えることから名づけられたとされています。品種改良によって多くの品種があり、中でも四季咲きの品種が人気で、長期間に渡り花壇を賑やかに彩ってくれます。甘い香りを漂わせ、金魚を連想させる愛嬌のあるふっくらとした花形が特徴です。草丈は30-100cmほどまで成長し、草丈の高さによって高性種、中高性種、矮性種に大別されます。英語では「スナップドラゴン」と呼ばれ、ミツバチが花の中に入って蜜を吸う様子を、ミツバチがドラゴン(竜)に飲み込まれているような姿になぞらえて表現されました。

豆知識

  • 学名Antirrhinumはギリシャ語で「鼻に似た」という意味で、花の形に由来します。
  • 花が終わった後のサヤは、まるでガイコツのような形になることで有名です。
  • かつてはゴマノハグサ科に分類されていましたが、現在はオオバコ科とされています。
  • 品種によって香りの強さが異なり、特に甘い香りの品種が人気です。

利用方法

観賞用
  • 花壇植え
  • 切り花
  • コンテナガーデン
薬用
  • 民間療法で皮膚の炎症に使用されることがありました。

注意: 現在では薬用利用は推奨されません。

食用
その他
  • 香料原料
  • ドライフラワー

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 種子(大量摂取時)

症状: 一般的には無害ですが、種子の大量摂取は避けてください。

ハナミズキ (花水木)

学名: Cornus florida
科名: ミズキ科

花言葉

  • 私の想いを受けとめてください
  • 永続性
  • 返礼
  • 華やかな恋

特徴

花色:

説明

4枚ある総苞片は新葉が展開する前に開き出す。ハナミズキの花に見える部分は、厳密に言うと花びらではなく、総苞(そほう)と呼ばれる葉が変化したもので、実際の花びらは総苞の中央に存在している。春の芽吹きと同時に咲く花が愛でられ、庭木や公園樹のほか、街路樹として利用される。1912年、当時の東京市長であった尾崎行雄氏が、日米友好を願ってソメイヨシノ3,000本をワシントン市に寄贈し、その返礼としてアメリカからハナミズキが日本に贈られたという歴史があります。

豆知識

  • 英名「ドッグウッド」は犬の皮膚病治療に樹皮が使われたことに由来します。
  • ワシントンD.C.の桜と並んで日米友好の象徴として親しまれています。
  • 標準和名は実は「アメリカヤマボウシ」ですが、ハナミズキの名前で広く知られています。
  • 総苞片が4枚あることから、十字架の象徴とされることもあります。

利用方法

観賞用
  • 街路樹
  • 庭園樹
  • 公園樹
薬用
  • アメリカ先住民が樹皮を薬用として使用していました。

注意: 現在では薬用利用は推奨されません。

食用
  • 果実(少量)
その他
  • 木材利用
  • 工芸品

毒性

症状: 毒性はありません。

アイリス

学名: Iris sanguinea
科名: アヤメ科

花言葉

  • 恋のメッセージ
  • 吉報
  • 希望
  • 信頼

特徴

花色:

説明

学名の Iris は、ギリシャ神話に登場する虹の女神イリスの名前に由来します。虹の女神の名前が当てられるほど、アイリスは色彩豊かな花です。葉は直立し、高さ40-60cm程度。葉幅はハナショウブやカキツバタに比べると狭く、5月頃に径8cmほどの紺色の花を1-3個付けるのが特徴です。花弁の付け根には網目模様があります。アヤメの多くが山野の草地や日当たりの良い草地に自生し、生育は比較的乾燥している場所を好む特性があります。

豆知識

  • フランスの王室の紋章「フルール・ド・リス」はアイリスをモチーフにしています。
  • ゴッホの有名な絵画「アイリス」のモデルでもあります。
  • 約200種類の豊富な品種があり、色彩の多様性で知られています。
  • 花言葉の「メッセージ」は虹の女神イリスの役割に由来しています。

利用方法

観賞用
  • 庭園植栽
  • 切り花
  • 水辺の植栽
薬用
  • 根茎が漢方薬として利用されることがあります。

注意: 薬用利用は専門家の指導の下で行ってください。

食用

食用には適しません。

その他
  • 香水原料
  • 染料

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 根茎, 葉

症状: 軽度の消化器症状を引き起こすことがありますが、一般的には無害です。