安政6年2月13日
壱岐の漁師53人が「春一番」で遭難する。
1859年、壱岐島沖で春一番の暴風雨により漁師53人が遭難しました。
安政6年(1859年)2月13日、春一番と称される強風を伴う季節風が九州西岸を襲いました。
この暴風雨の中、壱岐島の漁師たち53人が出漁し、帰港できずに遭難しました。
幕府による救援は難航し、多くの遺体や漂流物が翌月以降に発見されました。
この惨事は当時の海難対策や気象観測の未熟さを浮き彫りにし、後の航海安全策強化の契機となりました。
漁村の悲嘆と復興の物語として、地域史に深く刻まれています。
1859年
安政
2月13日
1893年
川越大火が発生。
1893年、埼玉県川越市で市街地を襲った大火災が発生し、多くの町家が焼失した。
1893年(明治26年)3月17日、川越市中心部で大火が発生し、一帯の町家を中心に延焼しました。
当時の消防体制は不十分であり、火勢は瞬く間に拡大、多数の建物が焼失しました。
住民は手水や梯子を使って消火活動を試みましたが、防ぎきれない規模でした。
被害総額や死傷者数の記録は限られていますが、城下町として栄えた町並みが失われた衝撃は大きかったと伝えられます。
川越の復興には長い年月を要し、その後の防火対策強化の契機ともなりました。
1893年
川越大火
1937年
南海高野線で電車が暴走し、紀伊神谷駅で脱線転覆乗客2人が死亡、12人が重軽傷。事故の拡大を防ぐために駅員が故意に脱線させたもの。
1937年、南海高野線で電車が暴走し、紀伊神谷駅で脱線転覆し死傷者を出した事故。
1937年3月17日、南海高野線の電車が制御不能となり、紀伊神谷駅手前で意図的に脱線させられました。
駅員は事故の拡大を防ぐため非常ブレーキを使用せず、線路を外すことで暴走車両を止めました。
この措置により乗客2人が死亡、12人が重軽傷を負う深刻な事態となりました。
列車脱線は初動対応の難しさと線路保守の重要性を浮き彫りにしました。
当時の鉄道安全対策見直しの契機となり、後の制度改正につながりました。
1937年
南海高野線
紀伊神谷駅
1945年
第二次世界大戦: アメリカ軍が占領し補強工事中だったライン川のルーデンドルフ橋が自然崩落。工兵28人が死亡。
1945年3月17日、アメリカ軍が占領後に補強工事を行っていたルーデンドルフ橋が自然崩落し、工兵隊28人が犠牲となった事故です。
占領直後のライン川沿岸で、米軍工兵隊は橋の補強作業を実施していました。
増水や老朽化が重なり、3月17日に橋桁が突然崩落。
鉄製構造物は猛烈な勢いで川に落下し、現場にいた工兵隊28名が河中へ転落しました。
全員が即死または行方不明となり、軍用補給路の寸断を招く結果となりました。
戦況には直接影響しなかったものの、戦後補強作業の危険性を浮き彫りにしました。
ライン川
ルーデンドルフ橋
1960年
インディアナ州上空でノースウエスト航空710便空中分解事故発生。
1960年3月17日、ノースウエスト航空710便がインディアナ州上空で空中分解し、多数の乗員乗客が犠牲となった航空事故です。
1960年3月17日、ノースウエスト航空710便はインディアナ州上空で機体の空中分解事故を起こし、多数の乗員乗客が犠牲となりました。
事故原因は公式に特定されず、当時の航空技術では解析が困難でした。
この事故は航空安全への関心を喚起し、構造解析や飛行監視体制の見直しを促す契機となりました。
事故調査では機体疲労や金属疲労の懸念が指摘されましたが、決定的な結論には至りませんでした。
航空史においても未解決事故の一つとして語り継がれています。
1960年
インディアナ州
ノースウエスト航空710便空中分解事故
英語版
1970年
発達した低気圧の影響で北海道の海が大荒れ。択捉島の単冠湾では緊急入域した日本の漁船が遭難して死者18人以上。
1970年3月17日、発達した低気圧の影響で北海道沿岸が大荒れとなり、択捉島近海で日本漁船が遭難、多くの漁師が犠牲になりました。
1970年3月17日、発達した低気圧の影響で北海道沿岸は極度の波浪と暴風に襲われました。
特に択捉島の単冠湾では、緊急避難のため湾内に入域した漁船が座礁や転覆事故を起こしました。
遭難した船舶のうち少なくとも18人以上の乗組員が命を落とし、漁業コミュニティに深い衝撃を与えました。
この事故は当時の気象観測網の限界を浮き彫りにし、沿岸地域の気象警報体制強化や避難手順の見直しが求められる契機となりました。
以後、日本の海上保安体制や沿岸気象監視体制の改善へとつながったとされています。
1970年
択捉島
単冠湾
2016年
八本松トンネル火災事故。
2016年3月17日、広島県の八本松トンネル内で大型トラックが炎上し、通行止めと大規模な混乱を引き起こしました。
2016年3月17日未明、広島県東広島市の国道2号線・八本松トンネル内で大型トラックが火災を起こしました。
トンネル内部は瞬時に煙と炎に包まれ、後続車両数十台が巻き込まれる深刻な事態となりました。
運転手1名が重傷を負い、消火活動はトンネル構造と煙の影響で難航しました。
トンネルは全面通行止めとなり、復旧には約10時間を要しました。
この事故を契機にトンネル火災対策の強化や避難設備の見直しが進められました。
2016年
八本松トンネル火災事故