03月17日の命日 - 科学者・研究者

1657年

ヨハン・シサット

(1587 - 1657)

天文学者、数学者

天文学者数学者

17世紀に活動した天文学者・数学者。近代科学の発展に貢献した。

ヨハン・シサットは1587年に生まれ、観測技術と数学理論の研究を行った。彼は望遠鏡の改良や天体観測の精度向上に取り組み、当時のヨーロッパ科学界に影響を与えた。また天文暦の作成や三角法の研究でも成果を残し、学術書を著した。後進の研究者を指導し、大学や学会で講義を行った記録が残る。 1657年に没し、その科学的業績は後世の発展に繋がった。

1657年ヨハン・シサット天文学者数学者 1587年

1782年

ダニエル・ベルヌーイ

(1700 - 1782)

数学者、物理学者

数学者物理学者

スイス出身の数学者・物理学者で、流体力学の基礎を築いた。

ダニエル・ベルヌーイ（1700年-1782年）は、著名なベルヌーイ家の一員として生まれた。 1738年に発表した『流体の力学について』において、流体の速度と圧力の関係を示すベルヌーイの定理を提唱した。確率論や統計学、パスカルの原理などにも貢献し、応用数学の発展に寄与した。バーゼル大学の教授として後進の教育に努め、その学識はヨーロッパ各地で高く評価された。彼の理論は航空工学や血液の流れの研究など、現代の科学技術にも応用されている。

1782年ダニエル・ベルヌーイ物理学者 1700年

1846年

フリードリヒ・ヴィルヘルム・ベッセル

(1784 - 1846)

天文学者

ドイツの天文学者で、恒星の年周視差を初めて精密に測定した。

フリードリヒ・ヴィルヘルム・ベッセル（1784年-1846年）は、東プロイセン生まれの天文学者である。ケーニヒスベルク天文台の初代台長として観測体制を整え、正確な天体観測を行った。 1838年に恒星61番シグネチュラの年周視差を初めて測定し、太陽系外の距離測定の道を開いた。また、ベッセル関数やベッセル定数など、数学的手法の研究でも業績を残した。その精緻な観測と理論は、後の天文学や航海術に大きな影響を与えた。

1846年フリードリヒ・ヴィルヘルム・ベッセル 1784年

1853年

クリスチャン・ドップラー

(1803 - 1853)

物理学者

オーストリアの物理学者で、ドップラー効果を提唱した業績で知られる。

クリスチャン・ドップラー（1803年-1853年）はオーストリア出身の物理学者である。 1842年に音波や光波の観測者の運動による周波数変化を示すドップラー効果を提唱した。プラハ王立工科大学の教授として教鞭を執り、光学や結晶学の研究にも取り組んだ。ドップラー効果は天文学や医学、レーダーなど多岐にわたる分野で応用されている。その名は現在でも広く知られ、物理学の基本概念として定着している。

1853年クリスチャン・ドップラー 1803年

1921年

ニコライ・ジューコフスキー

(1847 - 1921)

物理学者、TsAGI創設者

物理学者 TsAGI創設者

ロシアの物理学者・航空力学者で、TsAGIの創設者。

1847年に生まれ、物理学と数学を専攻。航空力学の基礎理論を構築し、気体力学や翼の揚力理論を研究。1918年にツァギ（TsAGI、中央航空技術研究所）を設立して航空研究の拠点を築いた。後進の教育にも力を注ぎ、のちのソ連航空技術発展に大きな影響を与えた。主要著作に『航空力学の基礎』などがある。1921年3月17日に亡くなった。

1921年ニコライ・ジューコフスキー TsAGI 1847年

1956年

ヘンリー・フレデリック・ベイカー

(1866 - 1956)

数学者

イギリスの数学者で、幾何学や解析学の研究で知られた学者。

ヘンリー・フレデリック・ベイカーは1866年にイングランドで生まれ、ケンブリッジ大学で学位を取得しました。彼は変換群や微分方程式などに関する研究を行い、多くの学術論文を執筆しました。また、講義を通じて後進の数学者を育成し、数学教育の発展にも寄与しました。著書『Principles of Geometry』などを発表し、高い評価を受けました。 1956年3月17日に没し、その業績は今日まで数学界に影響を与えています。

1956年ヘンリー・フレデリック・ベイカー 1866年

1956年

イレーヌ・ジョリオ＝キュリー

(1897 - 1956)

物理学者

フランスの物理学者・化学者で、人工放射能の発見に貢献したノーベル賞受賞者。

イレーヌ・ジョリオ＝キュリーは1897年にパリで生まれ、名家キュリー家の二代目研究者として育ちました。夫フレデリック・ジョリオ＝キュリーとともに人工放射能の発見に成功し、1935年にノーベル化学賞を受賞しました。放射線研究の発展に多大な貢献を果たし、医学や物理学への応用研究を推進しました。第二次世界大戦中の救援活動にも参加し、人道的活動を行いました。 1956年3月17日に没し、その業績と精神は今なお高く評価されています。

イレーヌ・ジョリオ＝キュリー 1897年

1970年

市河三喜

(1886 - 1970)

英語学者

日本の英語学者として、教育と研究に貢献した言語学者。

市河三喜は1886年に生まれ、英語教育と研究を専門としました。東京大学などで教鞭を執り、英語学の理論と実践を融合した教育カリキュラムを開発しました。英米文学の翻訳や英語文法に関する著作を多数執筆し、国内の英語教育に大きな影響を与えました。戦後の英語教育改革にも関与し、人材育成に尽力しました。 1970年3月17日に逝去し、言語学分野の先駆者として評価されています。

1970年市河三喜英語学者 1886年

1975年

島崎敏樹

(1912 - 1975)

精神科医、東京医科歯科大学名誉教授

精神科医東京医科歯科大学名誉教授

日本の精神科医・教育者。精神医学の研究と教育に尽力し、多くの後進を育成した。

1912年に生まれ、精神科医として臨床と研究に従事。東京医科歯科大学名誉教授として教鞭をとり、精神医学の体系化と患者中心のケアを提唱。多数の論文や講演を通じて精神医療の発展に寄与し、後進の精神科医を育成。1975年に逝去した。

1975年島崎敏樹東京医科歯科大学 1912年

1986年

井関尚栄

(1911 - 1986)

法医学者

日本の法医学者。司法解剖や鑑定技術の確立に貢献した。

1911年に生まれ、法医学を専門に研究と臨床鑑定に従事。司法解剖の技術を体系化し、死因究明の標準化に尽力。法医学教育にも携わり、後進の育成に貢献。多数の論文や学会活動を通じて日本の法医学界を牽引した。1986年に逝去した。

1986年井関尚栄 1911年

2000年

永井道雄

(1923 - 2000)

教育社会学者、第97代文部大臣

教育社会学者第97代文部大臣

教育社会学者として研究と教育に携わり、第97代文部大臣を務めた。

1923年に生まれ、教育社会学の分野で学術研究に従事した。教育制度の研究や社会学的視点からの教育改革を提唱した。大学教授として後進の教育にも力を注いだ。国会議員として政治活動を行い、第97代文部大臣として教育行政を指導した。 2000年3月17日に逝去。享年76。

2000年永井道雄文部大臣 1923年

2002年

後藤陽一

(1913 - 2002)

歴史学者、広島大学・広島修道大学名誉教授

歴史学者広島大学・広島修道大学名誉教授

広島大学・広島修道大学名誉教授として歴史学を研究・教育した学者。

1913年に生まれ、歴史学を専門に研究を続けた。広島大学および広島修道大学で教鞭をとり、多くの学生を指導した。日本近現代史や地域史の研究で知られる。学術論文や著書を通じて史料の活用と史的認識の深化に貢献した。 2002年3月17日に逝去。享年89。

後藤陽一広島大学広島修道大学 1913年