03月17日の命日 - 政治家・指導者

180年

マルクス・アウレリウス・アントニヌス

(121 - 180)

第16代ローマ皇帝

古代ローマの皇帝であり、ストア派哲学者としても知られる人物。

マルクス・アウレリウス・アントニヌスは121年にローマ貴族の家系に生まれた。 161年に第16代ローマ皇帝として即位し、治世中は北方防衛戦争を指揮し帝国の安定を図った。哲学者としては『自省録』を著し、自己の内面と徳を追求するストア派の思想を示した。政治と哲学を両立させた「哲人皇帝」として後世に高く評価されている。 180年に没したが、彼の統治理念は今日でも多くの人々に影響を与え続けている。

180年マルクス・アウレリウス・アントニヌスローマ皇帝 121年

寛弘5年2月8日

花山天皇

(968 - 1008)

第65代天皇

平安時代中期の第65代天皇。在位中に院政の基礎を築き、文化面でも影響を与えた。

花山天皇は968年に生まれ、第65代天皇として984年に即位した。複雑な宮廷政治の中で権力を調整し、権門勢家とのバランスを図りながら統治を行った。 986年に譲位し上皇となり、紫宸殿の修理や文芸の奨励など、上皇としての役割を模索した。退位後は出家して法皇と称し、僧侶として仏教文化の発展にも寄与した。 1008年に没し、その清新な政治姿勢と文化振興への貢献は後世に語り継がれている。

1008年寛弘 2月8日花山天皇天皇 968年

1058年

ルーラッハ

(1032 - 1058)

スコットランド王

11世紀中頃に短期間即位したスコットランド王。マクベスの後継者として知られる。

ルーラッハは1032年頃に生まれ、マクベス王の義理の息子として育てられた。 1057年に王位を継承しスコットランド王となったが、治世はわずか数ヶ月にとどまった。在位中は国内の支持基盤を固めることに努めたとされるが、政治的混乱が続いた。 1058年に戦死し、ダンカンに王位を奪われた。短命ながらマクベス朝の最後の王として歴史に名を残している。

1058年ルーラッハスコットランド 1032年

文永9年2月17日

後嵯峨天皇

(1220 - 1272)

第88代天皇

鎌倉時代の第88代天皇。在位後に退位し、院政を主導した。

後嵯峨天皇は1220年に生まれ、1242年に第88代天皇として即位した。 1246年に譲位して法皇となり、後嵯峨院として上皇政治（院政）を行った。鎌倉幕府との駆け引きの中で皇室と武家勢力のバランスを模索し、文化面では和歌や日記文学を奨励した。同時期に編纂された『続群書類従』などの学問振興にも関与した。 1272年に没し、その統治手法は後の天皇や上皇にも影響を与えた。

1272年文永 2月17日後嵯峨天皇 1220年

応永32年2月27日

足利義量

(1407 - 1425)

室町幕府5代将軍

室町幕府第5代将軍として幕政を支え、武家文化の発展に努めた。

足利義量は1407年に生まれ、室町幕府第5代将軍に就任した。在任中は法令整備や幕府財政の安定化に努めた。また能楽や茶道などの文化振興にも力を注いだ。外交面では勘合貿易を通じて明との交流を推進した。 1425年に若くして没し、短い治世ながらも武家政権の基盤強化に貢献した。

1425年応永 2月27日足利義量室町幕府将軍 1407年

文政10年2月20日

徳川治済

(1751 - 1827)

一橋家第2代当主

一橋家第2代当主として幕政に影響を及ぼした大名。

徳川治済（1751年-1827年）は、江戸幕府の三卿の一つである一橋家の第2代当主である。幼少期から武芸と学問に励み、幕府内でも名門家としての格式を維持した。老中や若年寄として幕政に参与し、一橋家の権威を支えた。また、文化事業にも理解を示し、学問や芸術の振興に寄与した。 1827年に没し、その死後も一橋家は幕府内で重要な役割を果たし続けた。

1827年文政 2月20日徳川治済一橋家 1751年

1849年

ヴィレム2世

(1792 - 1849)

オランダ王

オランダ王国第4代国王として近代化を進めた君主。

ヴィレム2世（1792年-1849年）はオランダ王国の第4代国王（在位1840年-1849年）である。父ヴィレム1世の後を継ぎ、自由主義的憲法を維持しながらインフラ整備を推進した。運河や鉄道の建設支援により経済発展を図り、国民生活の向上に尽力した。また外交面ではベルギー独立問題などに対応し、ヨーロッパ諸国との関係を調整した。在位中に急逝し、僅か9年の治世であったが、オランダの近代基盤づくりに貢献した。

1849年ヴィレム2世オランダ 1792年

1893年

ジュール・フェリー

(1832 - 1893)

元フランス首相

フランスの政治家で、無料かつ義務教育制度を確立した元首相。

1832年に生まれ、法学を学んだ後、政治家として頭角を現した。教育大臣・内務大臣を経て、第44代フランス首相に就任。1879年と1883年のフェリー法を制定し、初等教育の無償化と義務化、世俗化を推進した。さらにフランスの植民地政策を推進し、アルジェリアやベトナムへの進出を図った。共和派の立場から王政復古主義に対抗し、第三共和制の基盤を固めた。1893年3月17日に没した。

1893年ジュール・フェリーフランス首相 1832年

1895年

井上毅

(1844 - 1895)

政治家、第7代文部大臣、第2代内閣法制局長官

政治家第7代文部大臣第2代内閣法制局長官

明治期の政治家・法制官僚。教育制度や憲法起草に深く関与した。

1844年に生まれ、欧米に留学して法学を修めた。復帰後は太政官撰集局に参加し、後に内閣法制局長官として法律の起案・審査を担当。第7代文部大臣として教育制度の整備を推進し、学校制度の基本を築いた。日本初の大学令制定など教育・法制両面で大きな足跡を残した。1895年3月17日に逝去。

1895年井上毅文部大臣内閣法制局長官 1844年

1941年

ニコラエ・ティトゥレスク

(1882 - 1941)

元ルーマニア蔵相

ルーマニアの外交官・政治家で、国際連盟議長を務めた。

1882年に生まれ、パリ大学で法学を学ぶ。帰国後は外交官として活躍し、2度の外相就任中に国際連盟におけるルーマニア代表を務めた。1930年代に国際連盟総会議長に選出され、集団安全保障の強化や平和維持を訴えた。晩年は反独立路線に反発し、フランスに亡命。1941年3月17日にパリで逝去した。

ニコラエ・ティトゥレスクルーマニア 1882年

1957年

ラモン・マグサイサイ

(1907 - 1957)

第7代フィリピン大統領

フィリピンの第7代大統領として国民に親しまれたリーダーシップを発揮した。

ラモン・マグサイサイは1907年に生まれ、1953年に大統領に就任しました。強力なリーダーシップで汚職撲滅や経済改革を推進し、貧困層から厚い支持を受けました。農地改革を通じて農村振興を図り、インフラ整備にも力を注ぎました。冷戦期の反共政策を打ち出し、国内の共産主義勢力を抑制しました。 1957年3月17日の飛行機事故で急逝し、その死は国民に大きな衝撃を与えました。

1957年ラモン・マグサイサイフィリピン大統領 1907年

1960年

藤原銀次郎

(1869 - 1960)

実業家、政治家、富岡製糸場支配人、王子製紙社長、商工大臣、国務大臣、軍需大臣

実業家政治家富岡製糸場支配人王子製紙社長商工大臣国務大臣軍需大臣

実業界と政界の両面で活躍し、商工大臣や軍需大臣を歴任した人物。

藤原銀次郎は1869年に生まれ、富岡製糸場の支配人としてキャリアをスタートしました。その後王子製紙社長を務め、大正期の製紙業発展に寄与しました。政界に転じて商工大臣、国務大臣、軍需大臣を歴任し、産業政策や軍需生産を統括しました。日本の近代化と戦時体制構築に深く関与し、政財界を結ぶ橋渡し役を担いました。 1960年3月17日に亡くなり、経営者兼政治家としての功績が今なお記憶されています。

1960年藤原銀次郎富岡製糸場王子製紙商工大臣国務大臣軍需大臣 1869年