十六団子

国・地域: 日本

「神去来」という言い伝えに基づく年中行事。田植えが始まる春、山から種子を抱えて里へ下りてきた神様に16個のお団子をお供えして豊作を祈願する。秋、10月16日または11月16日には、収穫を終えて山へ帰っていく神様に、同じようにお団子をお供えする。

山から里へ降りてきた神様に16個の団子をお供えし豊作を祈願する伝統行事。
十六団子は「神去来」という言い伝えに基づく年中行事です。春の田植えが始まる時期に山から種子を抱えて里へ下りてきた神様を迎え、3月16日に16個のお団子をお供えして豊作を祈願します。秋には10月16日または11月16日に収穫を終えた神様を見送り、同じくお団子を捧げます。地域により名称や供え方が異なりますが、農村の暮らしと信仰が深く結びついた伝統行事として受け継がれています。現代でも集落の人々が集まり、農作業の安全と実りを願う大切な日です。
日本 10月16日 11月16日