03月16日の誕生日 - 科学者・研究者

1750年

カロライン・ハーシェル

(1750 - 1848)

天文学者

18世紀から19世紀に活躍した女性天文学者。多くの彗星を発見した。

カロライン・ハーシェルは1750年にドイツ・ハノーファーで生まれました。弟ウィリアム・ハーシェルと共に観測に携わり、1786年に王立協会の副助手に任命されました。彼女は自身で8つの彗星を発見するなど、多くの成果を挙げました。 1797年には王立協会の金メダルを受章し、女性として初めて名誉を得ました。 1848年に没し、天文学史に名を残しました。

1750年カロライン・ハーシェル天文学者 1848年

1766年

ジャン＝フレデリック・ワルデック

(1766 - 1875)

古物研究家、地図学者、芸術家、探検家

古物研究家地図学者芸術家探検家

フランスの古物研究家・探検家・地図学者・芸術家。古代遺跡の記録で知られる。

ジャン＝フレデリック・ワルデックは1766年にフランスで生まれました。伯爵を称し、エジプトやメキシコなどを探検して古代遺跡をスケッチしました。地図作製や考古学研究を行い、その成果は後世の学問に貢献しました。芸術家としても活躍し、多くの版画や図譜を制作しました。 1875年に没し、その膨大な資料群は現在も高く評価されています。

1766年ジャン＝フレデリック・ワルデック地図学者芸術家探検家 1875年

1789年

ゲオルク・オーム

(1789 - 1854)

物理学者

ドイツの物理学者。電気抵抗の法則（オームの法則）を発見し、電気工学の基礎を築いた。

ゲオルク・オームは1789年にエルランゲンで生まれた。ミュンヘン大学で数学と物理学を学び、1827年に『電気回路の理論』を発表。そこで電流、電圧、抵抗の関係を示すオームの法則を定式化。当初は学会から評価されなかったが、後にその重要性が認められた。彼の名は電気抵抗の単位「オーム(Ω)」として今日も広く用いられている。

1789年ゲオルク・オーム物理学者 1854年

1846年

ヨースタ・ミッタク＝レフラー

(1846 - 1927)

数学者

スウェーデン出身の数学者。複素解析学のミッタク＝レフラーの定理で知られる。

ヨースタ・ミッタク＝レフラー（1846–1927）はスウェーデン生まれの数学者。パリ大学やチューリッヒ工科大学で学び、複素解析学の研究に取り組んだ。 1884年に自身の名を冠したミッタク＝レフラーの定理を発表し、関数論に貢献。国際数学者連合の設立や数学専門誌の刊行にも携わり、学術交流を促進。ストックホルムにミッタク＝レフラー研究所を設立し、後進の研究者を支援。 1927年に死去するまで世界の数学コミュニティに影響を与え続けた。

1846年ヨースタ・ミッタク＝レフラー数学者 1927年

1851年

マルティヌス・ベイエリンク

(1851 - 1931)

微生物学者、植物学者

微生物学者植物学者

オランダの微生物学者・植物学者。ウイルス学と土壌微生物学の先駆者。

マルティヌス・ベイエリンク（1851–1931）はオランダ・デルフト生まれの科学者。ウイルスを『有機的フィルター通過物質』と定義し、ウイルス学の基礎を築いた。窒素固定菌の研究により土壌微生物学に貢献し、Rhizobiumの役割を解明。植物病理学や環境微生物学の分野で多くの重要な発見を重ねた。アムステルダム大学で後進を育成し、オランダの科学振興に寄与。 1931年に没し、その業績は今日の微生物学・ウイルス学研究に受け継がれている。

1851年マルティヌス・ベイエリンク微生物学者植物学者 1931年

1859年

アレクサンドル・ポポフ

(1859 - 1906)

物理学者

ロシアの物理学者。無線通信の先駆者として知られる。

1859年にロシア帝国で生まれたポポフは、無線通信技術の開発に情熱を注ぎました。 1895年には独自に無線電信機を試作し、同年5月には無線信号の受信実験に成功したとされています。大学や軍の依頼を受けて研究を重ね、電磁波の応用に大きな貢献をしました。彼の業績はロシア国内外で高く評価され、しばしば「無線通信の父」と称されます。 1906年に亡くなるまで、教鞭を執りながら数多くの論文を発表し、後の無線技術発展の礎を築きました。

1859年アレクサンドル・ポポフ 1906年

1894年

浅田宗伯

漢方医

日本の漢方医。伝統医学の研究と臨床に尽力した。

1894年に日本で生まれた浅田宗伯は、漢方医学に深い興味を持ちました。東洋医学の古典を探究し、現代医療との融合を目指して研究を重ねました。臨床の場でも多くの患者を診察し、漢方薬の処方と体質改善に尽力しました。著書や講演を通じて、漢方の普及と次世代への技術伝承にも貢献しました。多くの門下生を育て、戦後の日本における漢方医療の基盤を築きました。

1894年浅田宗伯 1815年

1904年

小川三郎

(1904 - 1995)

小児科医

日本の小児科医。子どもの健康と福祉に貢献した臨床医。

1904年に生まれた小川三郎は、小児科医として子どもの健康管理に尽力しました。戦後の医療体制整備期に活躍し、感染症予防や予防接種の普及に寄与しました。大学病院や診療所で多くの小児患者を診察し、家族支援にも努めました。医学論文や指南書を執筆し、次世代の医師育成にも力を注ぎました。 1995年に逝去するまで、子どもの命を守る医療提供に献身しました。

1904年小川三郎 1995年

1911年

黒田了一

(1911 - 2002)

法学者、政治家

法学者政治家

日本の法学者・政治家。民法をはじめ法学の研究を行い、のちに政治の分野でも活躍した。

1911年に生まれる。東京大学などで法学を専攻し、民法や行政法の研究に従事した。大学教授として多くの学生を指導し、法学界に影響を与えた。退官後は政治家に転身し、法的視点からの政策立案や立法活動に携わった。地方自治の改革や社会福祉の充実などに貢献し、2002年に没した。

黒田了一法学者 2002年

1915年

小平邦彦

(1915 - 1997)

数学者

日本の数学者。数論や代数幾何学の研究で知られた。

1915年に生まれ、東京大学で数学を学んだ。数論や代数幾何学の分野において独自の研究成果を挙げた。特に整数論の問題に取り組み、多数の論文を発表した。大学教授として後進の育成にも注力し、数学界に貢献した。1997年に没した。

1915年小平邦彦数学者 1997年

1918年

フレデリック・ライネス

(1918 - 1998)

物理学者

中性ニュートリノの実験的検出で知られるアメリカの物理学者。

1918年にアメリカで生まれた。第二次世界大戦後、ロスアラモス研究所などで素粒子物理学の研究に従事した。1956年にクロインドリアー・パリス実験で中性ニュートリノの検出に成功し、その功績により1995年にノーベル物理学賞を受賞した。スタンフォード大学教授として研究と教育に携わり、多くの研究者を育成した。1998年に没した。

1918年フレデリック・ライネス 1998年

1924年

ガストン・ネサン

(1924 - 2018)

生物学者

生物学の研究に生涯を捧げた科学者。細胞や発生機構の解明に貢献した。

1924年に生まれ、生物学者として研究活動を開始。特に細胞の成長や発生過程に関する研究で知られる。国内外の学会で成果を発表し、多数の論文を執筆。後進の指導にも力を注ぎ、多くの研究者を育成した。 2018年に逝去し、学界に大きな足跡を残した。

ガストン・ネサン生物学者 2018年