ビジョナデシコ (美女撫子)

学名: Dianthus barbatus
科名: ナデシコ科

花言葉

  • 清い愛
  • 純粋な愛情
  • 細やかな想い
  • 器用

特徴

花色:

説明

ヨーロッパの広い範囲に自生し、がくが発達してヒゲのように見えることから「ヒゲナデシコ」とも呼ばれています。従来のナデシコ類にない美しさから美女撫子の名がついたのでしょう。ほのかに甘い香りがあることから英名でSweet William(スイートウイリアム)と呼ばれます。花色は白、ピンク、赤、橙、紫、複色など多彩で、開花時期は5月から6月です。

豆知識

  • 英名のSweet Williamは16世紀のウィリアム王子(後のウィリアム1世)にちなんで名付けられたという説があります。
  • シェイクスピアの作品にも登場し、愛の象徴として描かれています。
  • 花の形が十字型であることから、キリスト教では神聖な花とされています。
  • 近縁種のカーネーションと異なり、二年草として扱われることが多いです。

利用方法

観賞用
  • 花壇植え
  • 切り花
  • 寄せ植え
薬用
  • 民間療法で目の炎症に使用されることがあります。

注意: 薬用利用は専門家の指導の下で行ってください。

食用
  • 花びら
その他
  • 香水の原料
  • ポプリ

毒性

症状: 毒性はありません。

ジンチョウゲ (沈丁花)

学名: Daphne odora
科名: ジンチョウゲ科

花言葉

  • 甘美な思い出
  • 栄光
  • 永遠
  • 不老長寿

特徴

花色:

説明

3月から4月の早春によい香りを漂わせ、この香りが遠くまで香ることから千里香と呼ばれることもあります。中国では瑞香という名で呼ばれ、縁起の良い芳香花とされています。このジンチョウゲという名前は、すばらしい香りを放つ沈香と丁字に香りが似ていることに由来しているそうです。花は外側が紅紫色で内側が純白の肉厚な小花が10~20個集まって半球状に咲きます。

豆知識

  • 沈丁花、梔子、金木犀を合わせて「三大香木」と呼ばれています。
  • 香りの成分は100種類以上含まれており、最も遠くまで香ると言われています。
  • 雌雄異株で、日本では雌株が少ないため果実を見ることは稀です。
  • 花言葉の「栄光」は、同じダフネ属の月桂樹が勝利の象徴であることに由来します。

利用方法

観賞用
  • 庭園樹
  • 生け花
  • 盆栽
薬用
  • 漢方薬として歯痛や咽喉痛の治療に使用(花のみ)

注意: 全草に毒性があるため、素人の使用は厳禁です。

食用

食用には適しません。

その他
  • 香料
  • 防虫剤

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 樹皮, 樹液, 根, 果実, 葉

症状: 誤食すると下痢、嘔吐、心臓障害を引き起こします。樹液に触れると皮膚炎や水疱ができます。

レウィシア

学名: Lewisia cotyledon
科名: スベリヒユ科

花言葉

  • 熱い思い
  • ほのかな思い
  • 陽気なロマンチスト

特徴

花色:

説明

北アメリカ北西部のロッキー山脈原産で、北アメリカのロッキー山脈~カリフォルニアの山地の岩場などに自生している高山植物です。別名は「イワハナビ」(岩花火)。花色は白・黄・赤・オレンジ・ピンクなどで、花弁に縞模様が入る品種は特に華やかです。葉はやや肉厚でロゼット状に茂り、秋になると葉の付け根から花茎が伸びて、先端にたくさんの花を咲かせます。耐寒性が強く(マイナス20℃)耐暑性は弱いため、日本では中級者向けの植物とされています。

豆知識

  • 学名のLewisiaは、18世紀のアメリカ人探検家ルイス・クラークのルイスに由来しています。
  • モンタナ州の州花に指定されており、別名ビターroot(苦い根)とも呼ばれます。
  • 夏は完全に水を断った方が夏越ししやすい特殊な性質を持ちます。
  • 花期が11月から5月と冬から春にかけて咲く珍しい植物です。

利用方法

観賞用
  • ロックガーデン
  • 鉢植え
  • 高山植物コレクション
薬用
  • ネイティブアメリカンが食用および薬用として利用していました。

注意: 現在では観賞用のみで、薬用利用は推奨されません。

食用

現在では食用には使用しません。

その他
  • 高山植物園の展示
  • 植物学研究

毒性

症状: 毒性はありませんが、食用としては使用しません。

ハナズオウ (花蘇芳)

学名: Cercis chinensis
科名: マメ科

花言葉

  • 高貴
  • 目覚め
  • 喜び
  • 豊かな生涯

特徴

花色:

説明

4月に葉より先に小さな花が開花します。枝一面を埋め尽くすように咲く姿はとても目を引きます。花の終わりの頃に、ハート型のかわいらしい葉が芽吹きます。暑さ、寒さにも強く、手入れが簡単なことから、庭木他、公園などにもよく植栽されています。性質は非常に丈夫で、痩せ地や乾燥地でも育つなど、土質を選ばない。また、病害虫にも強い。スオウの木から採った染料に花色が似ていることから、ハナズオウと呼ばれています。

豆知識

  • ハート型の葉が特徴的で、愛の象徴として親しまれています。
  • マメ科なので、根に根粒菌が共生し、土壌を豊かにします。
  • 同属のアメリカハナズオウとは別種で、花の形や咲き方が異なります。
  • 樹齢を重ねると幹から直接花が咲く「幹生花」という現象が見られます。

利用方法

観賞用
  • 庭木
  • 公園樹
  • 街路樹
薬用
  • 中国では樹皮が薬用として使用されることがあります。

注意: 薬用利用は専門家の指導の下で行ってください。

食用
  • 若い葉
その他
  • 木材利用
  • 染料(花から)

毒性

症状: 毒性はありません。

スペアミント

学名: Mentha spicata
科名: シソ科

花言葉

  • 美徳
  • 効能

特徴

花色:

説明

清涼感とほのかな甘みがあり、香りがきつくなく生食に向いた万人向けのミントです。草丈30-60センチメートル程度で、ペパーミントよりも低い。葉は槍の穂先のような形(spearの由来である)の長楕円形で、長さは5 cm、葉縁にのこぎりの刃のような形の鋸歯がある。夏には白~薄い桃色の穂のような花を咲かせます。古代から世界各地で栽培されてきたため、正確な原産地を特定することは難しいとされています。

豆知識

  • 学名のspicataは「槍状の」という意味で、葉の形に由来しています。
  • ペパーミントよりも香りが穏やかで、料理に適しています。
  • ミントジュレップやモヒートなどのカクテルに欠かせないハーブです。
  • 繁殖力が非常に強く、地下茎で広がるため栽培時は注意が必要です。

利用方法

観賞用
  • ハーブガーデン
  • コンテナ栽培
  • グランドカバー
薬用
  • 認知機能向上
  • 記憶力向上
  • 胃腸機能改善
  • リラックス効果

注意: 大量摂取は避け、妊娠中の方は注意してください。

食用
その他
  • 香料
  • ポプリ
  • 殺菌効果
  • うがい液

毒性

症状: 毒性はありません。