延暦16年2月13日

『続日本紀』全40巻が完成する。

奈良時代の正史『続日本紀』全40巻が完成した、古代日本史編纂の一大事業です。
797年(延暦16年)2月13日、奈良時代の正史『続日本紀』全40巻が完成しました。 天皇に先立ち編纂が進められ、六国史の五番目にあたる歴史書です。 複数の編纂担当者が政争や天変地異を記録し、律令制下の政治・文化を詳細に伝えています。 完成後は朝廷儀式や法制の参考資料として活用され、後世の歴史研究にも重要視されました。 現存する写本は少ないが、古代日本史の貴重な一次史料です。
797年 延暦 2月13日 続日本紀
1895年

京都で平安遷都1100年を記念して平安神宮を創建。

平安遷都1100年を祝して京都に平安神宮が創建された日。
平安神宮は、平安京遷都1100年を記念して創建された神社で、1895年(明治28年)3月15日に竣工しました。 社殿は平安時代の寝殿造を忠実に再現した壮麗な建築様式で、設計は建築家の伊東忠太が担当しました。 広大な境内には応天門や蒼龍楼・白虎楼などが配置され、朱塗りの社殿が青空に映えます。 創建以来、京都の歴史と文化を象徴する場所として多くの参拝者を集めています。 毎年春には神苑の桜やツツジが開花し、観光名所としても人気を博しています。
1895年 平安 平安神宮
1956年

ニューヨークでブロードウェイミュージカル『マイ・フェア・レディ』の公演開始。

1956年、ニューヨークのブロードウェイでミュージカル『マイ・フェア・レディ』が初演されました。
この作品はジョージ・バーナード・ショーの戯曲『ピグマリオン』を原作とし、アラン・ジェイ・ラーナーが脚本、フレデリック・ロウが作曲を担当しました。演出はモス・ハート、主演はレックス・ハリソンとジュリー・アンドリュースが務めました。初演後はトニー賞を多数受賞し、2700回を超えるロングラン公演を記録。言語と階級の差をコミカルに描くストーリーと魅力的な楽曲は世界中で愛され続けています。現在も各国で定期的に上演されるなど、その人気は衰えていません。
1956年 ニューヨーク ブロードウェイ ミュージカル マイ・フェア・レディ
1961年

『宴のあと』裁判: 三島由紀夫の小説『宴のあと』でプライバシーを侵害されたとして有田八郎が三島を告訴。

1961年、小説『宴のあと』をめぐりプライバシー権侵害を理由に有田八郎が三島由紀夫を提訴しました。
三島由紀夫の小説『宴のあと』で、主人公が実在の政治家有田八郎に酷似するとして、有田が私生活の詳細な描写はプライバシー権を侵害したと主張し提訴しました。訴訟は東京地裁で一審判決が下され、損害賠償が認められて出版社側が謝罪広告を掲載。マスメディアでも大きく報道され、文学作品における実名類似表現の限界が問われる契機となりました。この判例は日本のプライバシー権保護と表現の自由のバランスを考える上で重要な節目となりました。
『宴のあと』裁判 三島由紀夫 プライバシー 有田八郎
1988年

クラブ・キャッツアイ事件: 客に有料でカラオケ機器を利用させていたスナック店経営者に対し日本音楽著作権協会 (JASRAC) が著作権侵害として損害賠償を請求した事件で、最高裁判所がJASRACの訴えを認める判決を下す。(カラオケ法理)

1988年、JASRACがカラオケ店経営者を著作権侵害で訴え、最高裁がJASRACの主張を認めました。
「クラブ・キャッツアイ事件」は、カラオケ機器を有料で提供したスナック店に対しJASRACが著作権料未納を理由に損害賠償を請求した訴訟です。最高裁は1988年3月15日にJASRAC勝訴の判決を言い渡し、楽曲演奏も著作権の保護対象としました。この判決を契機に、カラオケ店の使用料支払いが義務化され、現在のカラオケ著作権管理の基盤が築かれました。音楽利用のルール明確化は業界全体に大きな影響を与え、日本のカラオケ文化の拡大を支えました。本判例は「カラオケ法理」として知られています。
1988年 日本音楽著作権協会 著作権侵害 最高裁判所 カラオケ法理