03月15日の命日 - 科学者・研究者

1897年

ジェームス・ジョセフ・シルベスター

(1814 - 1897)

数学者

イギリスの数学者。行列論や不変量理論の研究で知られ、数学界に大きな影響を与えた。

1814年に生まれ、ケンブリッジ大学で数学の研究に従事。行列論や不変量理論の分野で画期的な業績を挙げた。シルベスター行列などの概念を提唱し、代数学の発展に寄与。学術雑誌の創刊にも関わり、研究成果の普及に努めた。 1897年に没し、近代数学の基礎構築に貢献した。

1897年ジェームス・ジョセフ・シルベスター数学者 1814年

1907年

池田伴親

(1878 - 1907)

果樹園芸学者、東京帝国大学農科大学助教授

果樹園芸学者東京帝国大学農科大学助教授

日本の果樹園芸学者。東京帝国大学で助教授を務め、果樹の品種改良研究に貢献した。

1878年に生まれ、農学を専攻して果樹園芸学の研究に着手した。東京帝国大学農科大学助教授として教育・研究に従事。リンゴや梅などの品種改良技術の開発に寄与し、収量向上に貢献。講義や実験を通じて多くの学生を育成し、園芸学の発展を支えた。 1907年に若くして逝去したが、その業績は後の研究者に受け継がれた。

1907年東京帝国大学 1878年

1962年

アーサー・コンプトン

(1892 - 1962)

実験物理学者

アメリカの実験物理学者で、コンプトン効果の発見によりノーベル物理学賞を受賞。

1892年に生まれ、シカゴ大学で物理学を研究。1923年にX線の散乱に関する研究でコンプトン効果を発見し、1927年にノーベル物理学賞を受賞した。光の粒子性を証明する重要な成果として現代物理学に大きく貢献した。第二次世界大戦中はマンハッタン計画で研究所の責任者を務め、原子核研究を推進した。戦後は科学教育と平和利用を提唱し、学術界を代表する指導者として多くの学生を育成した。

1962年アーサー・コンプトン実験物理学者 1892年

1998年

ベンジャミン・スポック

(1903 - 1998)

小児科医

アメリカの著名な小児科医で、育児書『赤ちゃんと子供の育て方』で知られる。

1903年にアメリカで生まれる。小児科医として診療と研究に従事した。 1946年に出版した育児書『The Common Sense Book of Baby and Child Care』が世界的ベストセラーに。子どもの発達を尊重する育児論は現代でも影響を与えている。社会運動や反戦活動にも参加。 1998年3月15日に逝去。

1998年ベンジャミン・スポック小児科医 1903年

2004年

ウイリアム・ヘイワード・ピカリング

(1910 - 2004)

ロケット科学者

ニュージーランド生まれのロケット科学者で、アメリカの宇宙探査に貢献。

1910年にニュージーランドで生まれる。カリフォルニア工科大学で物理工学を学び、ジェット推進研究所（JPL）に参加。 JPLのディレクターとして初期の人工衛星計画を指揮。 1958年のエクスプローラー1号打ち上げを成功に導く。その後も火星探査機ヴァイキング計画などに関与した。 2004年3月15日に逝去。

2004年ウイリアム・ヘイワード・ピカリング 1910年

2004年

ジョン・ポープル

(1925 - 2004)

化学者

理論化学の権威で、1998年にノーベル化学賞を受賞した科学者。

1925年にイングランドで生まれる。ケンブリッジ大学で化学を学び、計算化学の研究に従事。 Gaussianソフトウェアの開発を主導し、量子化学の手法に革新をもたらす。 1998年にノーベル化学賞を受賞。 2004年3月15日に逝去。

ジョン・ポープル化学者 1925年

2009年

花房秀三郎

(1929 - 2009)

細菌学者、ロックフェラー大学名誉教授、元大阪バイオサイエンス研究所所長

細菌学者ロックフェラー大学名誉教授元大阪バイオサイエンス研究所所長

日本の細菌学者で、ロックフェラー大学名誉教授として免疫学研究を牽引し、大阪バイオサイエンス研究所の発展に寄与した。

1929年に生まれ、東京大学医学部を卒業後、細菌学の研究を志す。ロックフェラー大学で教授として活躍し、免疫学や細菌毒素研究に多大な貢献をした。帰国後は大阪バイオサイエンス研究所の所長を務め、国内外の共同研究を推進。数多くの論文を発表し、後進の教育にも注力した。研究成果は感染症制御やワクチン開発に応用された。

花房秀三郎細菌学者ロックフェラー大学大阪バイオサイエンス研究所 1929年

2016年

作田啓一

(1922 - 2016)

社会学者、京都大学名誉教授

社会学者京都大学名誉教授

日本の社会学者で、京都大学名誉教授。

作田啓一は1922年生まれの日本の社会学者。京都大学文学部卒業後、同大学で長年教鞭を執り、社会構造やコミュニティを対象とした実証的研究と教育に尽力。多数の論文や著書を発表し、戦後日本社会の変容を分析した社会理論で知られる。学生指導にも熱心で多くの後進を育成。名誉教授退官後も学術会議やシンポジウムで講演活動を続けた。2016年3月15日に逝去。

2016年作田啓一社会学者 1922年

2018年

フランツ・オーベルヴィンクラー

(1939 - 2018)

菌学者

ドイツの菌学者。担子菌類の分類学的研究で世界的に知られた学者。

1939年にドイツで生まれ、生物学を専攻して菌類学の道へ進む。担子菌門の形態分類や系統解析に関する研究で多数の新種を記載。国際菌学会の要職を務め、学術界の発展に寄与。教育者として後進の育成にも注力し、多くの研究者を輩出。代表的な著書には菌類学の教科書や研究論文集がある。 2018年3月15日に逝去。菌学分野に不朽の業績を残した。

2018年フランツ・オーベルヴィンクラー 1939年

2020年

諏訪兼位

(1928 - 2020)

地球科学者、元日本福祉大学学長、名古屋大学名誉教授

地球科学者元日本福祉大学学長名古屋大学名誉教授

日本の地球科学者。名古屋大学名誉教授や日本福祉大学学長を務めた。

1928年に生まれ、名古屋大学で地球科学の研究と教育に携わる。地球環境問題や地震学など幅広い分野で研究成果を挙げ、多くの後進を指導。退職後は日本福祉大学学長として教育改革や産学連携に取り組んだ。地域社会との協働を重視し、福祉と環境の融合を図る活動も展開。 2020年3月15日に逝去。享年92。

諏訪兼位日本福祉大学名古屋大学 1928年

2020年

朝倉正昭

(1941 - 2020)

体育学者、国士舘大学名誉教授、元学長

体育学者国士舘大学名誉教授元学長

日本の体育学者。国士舘大学名誉教授や元学長として教育・研究に貢献した。

1941年に生まれ、体育学を専攻して研究・教育の道に進む。国士舘大学で講座を担当し、スポーツ科学の教育体系の構築に寄与。学長として大学運営やカリキュラム改革を推進し、学生育成に注力。国内外の学会で研究発表を行い、体育学の発展に貢献。 2020年3月15日に逝去。享年79。

朝倉正昭体育学国士舘大学 1941年

2022年

ラウロ・フレッド・カヴァゾス

(1927 - 2022)

政治家、医学者、教育者、元米国教育長官

政治家医学者教育者元米国教育長官

アメリカの医学者・教育者で、1988年から1990年まで教育長官を務めた初のヒスパニック系閣僚。

1927年に米国テキサス州で生まれ、医学を学んだ後、教授としてキャリアを積んだ。 1988年に第2次レーガン政権で教育長官に任命され、1990年まで在任した。初のヒスパニック系閣僚として、多文化教育やバイリンガル教育の推進に貢献した。退任後も教育分野の研究・支援に携わり、複数の大学で教授職を務めた。 2022年に逝去した。

ラウロ・フレッド・カヴァゾス教育長官 1927年