03月15日の誕生日 - 科学者・研究者

1713年

ニコラ・ルイ・ド・ラカーユ

(1713 - 1762)

天文学者

フランスの天文学者。南半球の星表作成や天文台建設で功績を残した。

1713年にパリで生まれたニコラ・ルイ・ド・ラカーユは、18世紀を代表する天文学者の一人。 1750年から南半球の観測拠点として南アフリカ・ケープタウンに天文台を設立し、多数の星表を作成した。この観測で多くの新星や星雲を記録し、南半球の星空研究に大きく貢献。また天体の位置観測から地球の形状や重力分布の解明にも取り組んだ。 1762年に没するまで、天文学の国際的ネットワークを築き上げた。

1713年ニコラ・ルイ・ド・ラカーユ天文学者 1762年

1821年

ヨハン・ロシュミット

(1821 - 1895)

化学者、物理学者

化学者物理学者

オーストリアの化学者・物理学者。分子構造理論とロッシュミット定数で知られる。

1821年にボヘミアで生まれたヨハン・ロシュミットは、化学結合の理論的基盤を考察した先駆者。 1860年代に分子の視覚的モデルを提案し、構造化学の発展に寄与。ロッシュミット定数（分子数密度）を算出し、気体の分子挙動の理解を深めた。また反応速度論や気体力学に関する論文を発表し、物理化学の礎を築いた。 1895年に没し、その業績は後の化学・物理学研究に大きな影響を与えた。

1821年ヨハン・ロシュミット化学者物理学者 1895年

1821年

エドゥアルト・ハイネ

(1821 - 1881)

数学者

ドイツの数学者。実解析や特殊関数の研究で知られ、ハイネ・ボレルの定理に貢献した。

1821年にドイツで生まれる。ベルリン大学で数学を学び、実数関数の一様連続性やコンパクト性に関する理論を発展させた。特にハイネ・ボレルの定理は現代の位相解析に不可欠な概念となっている。多数の論文を執筆し、解析学の普及に努めた。その業績は後世の数学者にも大きな影響を与えた。

エドゥアルト・ハイネ数学者 1881年

1847年

レイ・ランケスター

(1847 - 1929)

動物学者

イギリスの動物学者。進化論の研究や博物館運営で著名。

1847年にロンドンで生まれる。オックスフォード大学で学び、トマス・ハクスリーに師事。無脊椎動物の分類学や進化論の普及に尽力し、ロンドン自然史博物館の館長も務めた。著書『退化』などで生物学界に影響を与えた。1929年に逝去。

1847年レイ・ランケスター動物学者 1929年

1854年

エミール・ベーリング

(1854 - 1917)

細菌学者

ドイツの細菌学者でジフテリア血清療法の父と呼ばれる。 1901年に第1回ノーベル生理学・医学賞を受賞。

エミール・ベーリングはドイツ生まれの細菌学者である。ジフテリアに対する血清療法を確立し「血清療法の父」と呼ばれた。 1901年には第1回ノーベル生理学・医学賞を受賞し、免疫学の発展に大きく貢献した。ベルリン大学やザクセン自由州政府の研究所などで研究を行い、多くの感染症治療法を開発した。第一次世界大戦中も研究に従事し、1917年にその業績を残して逝去した。

1854年エミール・ベーリング細菌学者 1917年

1860年

ウォルター・ウェルドン

(1860 - 1906)

生物学者

イギリスの生物学者で生物統計学の先駆者。進化理論の定量的研究に貢献した。

ウォルター・フランク・ラファエル・ウェルドンはイギリスの生物学者である。生物種の進化過程を統計的手法で解析し、生物統計学の基礎を築いた。カール・ピアソンと共にビオメトリー学会を設立し、学際的研究を推進した。実験的研究と数学的解析を融合させ、進化遺伝学の発展に寄与した。 1906年に没するまで多くの業績を残し、後の統計学と生物学の融合に影響を与えた。

1860年ウォルター・ウェルドン生物学者 1906年

慶応4年2月22日

岡倉由三郎

(1868 - 1936)

英語学者

英語学者として日本の英語教育に貢献した。辞書編纂や文法教育の発展に寄与。

岡倉由三郎は英語学者として、明治後期から昭和初期にかけて活躍した。英語辞書や文法書の編纂に携わり、実践的な英語教育方法を提唱した。大学や専門学校で教鞭を執り、多くの英語教師を育成した。当時の欧米留学経験を基に、教育制度の改革や教授法の近代化に取り組んだ。 1936年に逝去するまで、言語学および語学教育の発展に貢献した。

1868年慶応 2月22日岡倉由三郎英語学者 1936年

1876年

伊波普猷

(1876 - 1947)

民俗学者

沖縄文化研究の先駆者である日本の民俗学者。琉球の歴史・言語・習俗を研究。

伊波普猷は1876年生まれの日本の民俗学者で、沖縄（琉球）文化の研究を行った。琉歌や民俗資料を収集・分析し、琉球文化論の基礎を築いた。東京帝国大学で教鞭を執り、後進の育成にも力を注いだ。代表作『琉球文化論集』などで沖縄文化の重要性を国内外に紹介した。 1947年に逝去するまで、地域研究と民俗学の発展に貢献した。

1876年伊波普猷民俗学者 1947年

1882年

橋田邦彦

(1882 - 1945)

医学者、第52代文部大臣

医学者第52代文部大臣

医学者として研究を行い、第52代文部大臣を務めた政治家。科学教育と文化振興に尽力。

橋田邦彦は1882年生まれの医学者であり、病理学や衛生学の研究を行った。研究成果を基に衛生政策の立案に関与し、大正期の公衆衛生向上に寄与した。 1933年から1936年まで第52代文部大臣を務め、学校教育や文化振興を推進した。文部大臣在任中、教育制度改革や科学技術振興策を実施した。 1945年に没し、教育と医学の両分野で功績を残した。

1882年橋田邦彦医学者文部大臣 1945年

1917年

ハンス・ラムバーグ

(1917 - 1998)

地球物理学者

地球内部の動力学を研究した地球物理学者。

1917年ハンス・ラムバーグ地球物理学者 1998年

1920年

エドワード・ドナル・トーマス

(1920 - 2012)

医学者

アメリカの医学者。骨髄移植の先駆者。

1920年に生まれ、骨髄移植の研究に生涯を捧げた。 1968年には臨床で初の成功例を報告し、移植医療の発展に大きく貢献。 1990年にノーベル生理学・医学賞を受賞。アメリカ国立衛生研究所で長年研究を続け、多くの後進を育成。 2012年に没するまで世界中の患者に希望をもたらした。

エドワード・ドナル・トーマス 2012年

1924年

千野敏子

(1924 - 1946)

教育者

1924年生まれの日本の教育者。1946年に亡くなりました。

1924年千野敏子 1946年