ヤグルマソウ (矢車草)

学名: Centaurea cyanus
科名: キク科

花言葉

  • 繊細
  • 優美
  • 教育

特徴

花色:

説明

ヤグルマソウは正確にはヤグルマギクと呼ばれ、ヨーロッパ原産のキク科の一年草です。深山の湿り気のあるところに生える多年草で、群落を作っていることが多いです。別名のセントウレアは、ギリシャ神話のケンタウロスがこの植物の葉で傷を治した伝説から名付けられました。5~7月に美しい青紫色の花を咲かせ、その色の美しさから最高級のサファイアの色味を「コーンフラワーブルー」として表現に用いられます。もとは麦畑の雑草でしたが、現在は観賞用として広く栽培されています。

豆知識

  • 学名「cyanus」はギリシャ語で「藍色」を意味する
  • 最高級サファイアの色を「コーンフラワーブルー」と呼ぶ
  • ナポレオンの最初の妻ジョゼフィーヌが愛した花
  • ドイツでは「皇帝の花」として特別視される

利用方法

観賞用
  • 花壇での栽培
  • 切り花として利用
  • ワイルドフラワーガーデン
薬用
  • 伝統的に眼の洗浄に使用
  • 抗炎症作用があるとされる
  • ハーブティーとして利用

注意: 薬用での使用は専門家に相談が必要

食用
  • 若葉
その他
  • 天然染料として利用
  • ドライフラワーとして人気
  • 化粧品の原料として利用

毒性

症状: 通常の使用で毒性は報告されていない

ビオラ (菫)

学名: Viola × wittrockiana
科名: スミレ科

花言葉

  • ゆるぎない魂
  • もの思い
  • 私を思って

特徴

花色: 多色(紫、ピンク、白、黄、オレンジなど)

説明

ビオラはヨーロッパ原産のスミレ科の多年草で、園芸的には一年草として扱われます。様々な大きさの品種が出回っていますが、小輪の品種は寒さ、暑さに強く、上手な管理をすると秋から初夏までと半年以上も花壇を彩ってくれます。花色は紫、ピンク、赤、オレンジ、イエロー、黒、青、白、ブラウン、グリーンなど非常に多彩で、複色の品種も豊富です。パンジーとの違いは花のサイズで、一般的に5cm未満をビオラ、5cm以上をパンジーと呼びます。

豆知識

  • 学名は研究者ウィットロック氏にちなんで命名された
  • ナポレオンがエルバ島流刑時に愛した花
  • 花の顔に見える模様から「思索する顔」と呼ばれる
  • 世界で最も人気のある冬春花壇植物の一つ

利用方法

観賞用
  • 花壇での栽培
  • 鉢植えでの観賞
  • ハンギングバスケット
薬用
  • 伝統的に咳止めに使用
  • 抗炎症作用があるとされる
  • ハーブティーとして利用

注意: 薬用での使用は専門家に相談が必要

食用
その他
  • 寄せ植えの材料として人気
  • グランドカバーとして利用
  • 香水の原料として利用

毒性

症状: 通常の使用で毒性は報告されていない

レースフラワー

学名: Ammi majus
科名: セリ科

花言葉

  • ほのかな思い
  • 可憐な恋
  • 繊細

特徴

花色:

説明

レースフラワーは地中海沿岸から西アジア原産のセリ科の一年草で、正式名称はホワイトレースフラワーです。伸びた茎の頂部に小さな白い花がまとまって咲き、20個ほどの小さな花が集まって花序となり、その花序がさらに集まって直径10~15cmほどの傘状の繊細で美しい姿を形成します。砂粒のように小さな花が密集してより大きな形を作る様子は、まさにレースのような繊細さです。和名は「ドクゼリモドキ」ですが、猛毒を持つドクゼリとは別種で、レースフラワーには毒性はありません。

豆知識

  • 学名「Ammi majus」の「majus」は「より大きな」という意味
  • 切り花として非常に日持ちが良く2週間以上楽しめる
  • ドライフラワーにしても美しさを保持する
  • 世界中のフローリストに愛される重要な花材

利用方法

観賞用
  • 切り花として利用
  • ウェディングブーケ
  • フラワーアレンジメント
薬用
  • 一般的な薬用利用は知られていない

注意: セリ科植物のため取り扱いに注意

食用

食用には適さない

その他
  • ドライフラワーとして人気
  • ブライダル装花として重要
  • 園芸品種の育種親として利用

毒性

症状: 通常の使用で毒性は報告されていない

スイートピー (香豌豆)

学名: Lathyrus odoratus
科名: マメ科

花言葉

  • ささやかな喜び
  • 門出
  • 優しい思い出

特徴

花色:

説明

スイートピーはイタリアのシチリア島原産のマメ科の一年草で、17世紀半ばに神父によって発見されたと伝えられます。4~6月に春を告げるように開花し、薄い花びらはフリルのようについて、蝶のような美しい形をしています。白いスイートピーは「ささやかな喜び」という花言葉を持ち、甘く優しい香りが特徴的です。マメ科の植物で、巻きひげを支柱などに絡ませながら3~4mまで茎を伸ばします。和名は「香豌豆(カオリエンドウ)」や「麝香豌豆(ジャコウエンドウ)」と呼ばれます。

豆知識

  • 学名「odoratus」は「香りのある」という意味
  • 天然と合わせて170種近くの色があるといわれる
  • 松田聖子の楽曲により日本で大人気となった
  • 実は「赤いスイートピー」は自然界には存在しない色

利用方法

観賞用
  • 切り花として利用
  • ガーデンアーチでの栽培
  • 垣根やフェンスでの利用
薬用
  • 一般的な薬用利用は知られていない

注意: 種子に毒性があるため注意が必要

食用

種子は有毒のため食用不可

その他
  • 香料として利用
  • ドライフラワーとして人気
  • 園芸品種の交配親として利用

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 種子, 若い莢

症状: 大量摂取により神経系に影響を与える可能性