1794年

イーライ・ホイットニーが綿織機の特許を取得する。

発明家イーライ・ホイットニーが綿繰機(綿花の種除去機)の特許を取得し、綿花加工の効率化に大きく貢献しました。
1794年3月14日、アメリカの発明家イーライ・ホイットニーは綿繰機の特許番号X1744を取得しました。 綿繰機は綿花から種を除去する機械で、従来の手作業に比べて飛躍的に作業時間を短縮します。 この発明により綿産業は急速に拡大し、南部諸州での綿花栽培が爆発的に増加しました。 一方で綿花生産量の増大は、南部における奴隷労働への依存を深める結果ともなりました。 ホイットニーの綿繰機は産業革命期の技術革新を象徴する発明とされています。
1794年 イーライ・ホイットニー 綿織機 特許
1900年

アメリカで、金本位制を採用した金本位法が公布。

アメリカ合衆国が金本位制を正式に採用する金本位法を公布しました。
1900年3月14日、アメリカ合衆国議会は金本位法(Gold Standard Act)を可決し、大統領が署名しました。 これにより米ドルは1ドル=23.22グレーンの純金と定められ、金本位制が正式に導入されます。 19世紀後半の銀本位制との対立を経て、通貨の安定化と国際貿易の促進を目指しました。 金本位制の導入は20世紀初頭のグローバルな通貨体制の確立につながります。 しかし第一次世界大戦中に多くの国が金本位を停止、後にアメリカも1933年に離脱しました。
1900年 金本位制 金本位法 英語版
1917年

日本製鋼所(北海道室蘭市)で職工3000人が賃上げを求めてストライキを実施。指導者が検挙されて、22人が解雇。

北海道室蘭市の日本製鋼所で3000人の職工が賃上げを求めてストライキを実施。指導者が逮捕され、22人が解雇された。
1917年3月14日、北海道室蘭市の日本製鋼所で約3000人の職工が賃上げを求めて大規模なストライキを開始しました。 当時、第一次世界大戦による軍需拡大で石炭や鉄鋼の需要が増大し、労働条件の悪化が深刻化していました。 ストライキは地域の注目を集め、労働運動の盛り上がりを象徴する出来事となります。 しかし、当局は指導者を検挙して弁士を抑え、最終的に22人が解雇されるという厳しい対応を取りました。 この事件は北海道の労働史において重要な転換点の一つとされています。
1917年 日本製鋼所 北海道 室蘭市 ストライキ
1927年

国会で片岡直温大蔵大臣が東京渡辺銀行が倒産したと失言。昭和金融恐慌のきっかけになる。

大蔵大臣片岡直温の失言が、東京渡辺銀行の混乱を引き起こし昭和金融恐慌のきっかけとなった。
1927年3月14日、国会で大蔵大臣片岡直温が東京渡辺銀行の倒産を失言しました。 この一言は市場に不安を与え、銀行取り付け騒ぎを誘発して多くの銀行が連鎖的に信用を失いました。 結果として昭和金融恐慌が勃発し、中小銀行の破綻や企業の信用不安が国内経済を襲いました。 政府は非常大蔵省令を発し、銀行の資本注入や首切り制限など緊急措置を実施しました。 この事件は政治の一言が経済全体に大きな影響を及ぼす例として知られています。
1927年 片岡直温 大蔵大臣 東京渡辺銀行 昭和金融恐慌
1987年

最後の捕鯨船が帰国の途につき、53年にわたる南氷洋での日本の商業捕鯨が終了。

1987年3月14日、日本の南氷洋での商業捕鯨が最終航海を終え、53年の歴史に幕を下ろした。
1987年3月14日、最後の商業捕鯨船団が南氷洋での操業を終え、母港への帰航を開始しました。これをもって日本が1954年から続けてきた南氷洋での商業捕鯨は53年ぶりに終了しました。国際捕鯨委員会(IWC)が商業捕鯨の一時停止を決定したことを受け、国内の漁業界や捕鯨者は対応を迫られました。捕鯨産業は長年にわたり地域経済や文化に深く根付いていましたが、この措置は環境保護の観点から世界的に注目されました。商業捕鯨の終了後、日本は調査捕鯨などの形態で鯨資源管理を続けています。
1987年 南氷洋 日本の商業捕鯨
2008年

スイス・フランとアメリカ合衆国ドルが初めて同じレートになる。

スイス・フランと米ドルの為替レートが初めて同価となった日です。
2008年3月14日、外国為替市場でスイス・フラン(CHF)とアメリカ合衆国ドル(USD)が1対1の同レートを記録しました。スイス中央銀行の政策金利や世界的な金融不安が背景にあり、安全資産としてのフラン買いが進行したことが要因とされます。このパリティは通貨市場で歴史的な節目とされ、投資家や経済専門家の注目を集めました。同年後半には世界金融危機が本格化し、為替市場の変動性がさらに高まる契機ともなりました。
2008年 スイス・フラン アメリカ合衆国ドル レート
2021年

JRAが発売するWIN5の払い戻し金額が、5億5444万6060円となり、過去最高払い戻し金額となった。

JRAのWIN5で過去最高の払い戻し額を記録。5億5000万円超の大当たりが話題に。
2021年3月14日、JRA(日本中央競馬会)が発売する馬券の一種「WIN5」で、払い戻し金額が5億5444万6060円となり過去最高額を更新しました。 WIN5は指定された5つのレースで1着馬をすべて的中させる馬券で、難易度の高さと高額配当が魅力です。 当日のレース結果が波乱含みだったこともあり、的中者数が非常に少なく巨額の配当が実現しました。 高額当選のニュースは競馬ファンに大きな興奮をもたらし、メディアでも大きく取り上げられました。 この記録的な配当は、WIN5発売以来最大の話題となり、競馬人気に再び火を付けました。
2021年 JRA WIN5