03月14日の命日 - 政治家・指導者

968年

リンゲルハイムのマティルデ

(895 - 968)

東フランク王ハインリヒ1世の妃

東フランク王ハインリヒ1世の妃で、オットー1世の母。聖マチルダとしても知られる。

895年頃に東フランク貴族の間で生まれたマティルデは、921年頃に後の東フランク王となるハインリヒ1世と結婚した。夫妻の間には神聖ローマ皇帝となるオットー1世をはじめ複数の子女をもうけ、王妃として宮廷で慈善活動や宗教的教化を行った。晩年にはクヴェートリンブルク修道院を創立し、その地で修道女として余生を送った。968年3月14日に没し、のちに聖人として崇敬を集めた。

968年リンゲルハイムのマティルデ東フランク王ハインリヒ1世 895年

康和3年2月13日

藤原師実

(1042 - 1101)

平安時代の公卿

平安時代の公卿として、朝廷の政治運営を支えた。

1042年に藤原北家の一員として生まれ、後冷泉天皇・堀河天皇の治世期に公卿として朝廷の政務に携わった。荘園管理や儀式の執行などを通じて摂関家の勢力を維持し、摂政政治の基盤を支えた。1101年2月13日に没した。

1101年康和 2月13日藤原師実平安時代公卿 1042年

天順元年2月19日

景泰帝

(1428 - 1457)

中国明朝第7代皇帝

中国明朝第7代皇帝。在位1450-1457年。兄の失脚後に即位し、財政再建と倭寇討伐に尽力した。

1428年に生まれ、明朝第6代皇帝英宗の弟として育った。1450年に英宗がオイラト部に捕らえられると景泰帝として即位し、治世を開始。在位中は財政再建や倭寇の取り締まりに努め、内政の安定化を図った。しかし1457年に英宗の復位により退位を余儀なくされ、同年3月14日に没した。

1457年天順 2月19日景泰帝中国明朝皇帝 1428年

寛永9年1月24日

徳川秀忠

(1579 - 1632)

江戸幕府第2代将軍

江戸幕府第2代将軍。鎖国体制の基礎を築き、幕政の安定化を図った。

1579年に駿府で誕生し、徳川家康の三男として育った。1605年に将軍職を継承し、家康と連携して幕府政治を運営。大名統制の強化や参勤交代制度の整備、キリシタン禁教令の発布などを通じて江戸幕府の基盤を固めた。1632年1月24日に没し、息子の家光が第三代将軍を継いだ。

1632年寛永 1月24日徳川秀忠江戸幕府将軍 1579年

1647年

フレデリック・ヘンドリック

(1584 - 1647)

オランダ総督

オランダ共和国のスターダホルダー（総督）。独立戦争を指導し共和国の基盤を強化した。

1584年にオラニエ公ウィレム2世の息子として生まれ、1625年に総督（スターダホルダー）に就任。スペインとの八十年戦争を継続し、ユトレヒト同盟の強化や海上貿易路の確保に貢献した。芸術や学問の保護者としても知られ、オランダ黄金時代の文化発展を支えた。1647年3月14日に没した。

1647年フレデリック・ヘンドリックオランダ総督 1584年

1811年

オーガスタス・フィッツロイ (第3代グラフトン公)

(1735 - 1811)

イギリス首相

18世紀後半のイギリス首相として国家運営を主導した政治家。

オーガスタス・フィッツロイ（第3代グラフトン公）は1735年生まれ、1811年没の政治家。 1768年から1770年にかけてイギリス首相を務め、行政改革に取り組んだ。教会法や選挙制度の見直しを推進し、近代英国政治の基盤づくりに寄与した。外交や植民地政策にも関与し、国際関係の調整に携わった。議会政治の発展に影響を与えた重要なリーダーとされる。

1811年オーガスタス・フィッツロイ (第3代グラフトン公) イギリス首相 1735年

1877年

フアン・マヌエル・デ・ロサス

(1793 - 1877)

アルゼンチンの指導者

アルゼンチンのカウディージョ（指導者）で、ブエノスアイレス州知事として強権政治を行った。

フアン・マヌエル・デ・ロサス（1793年–1877年）は、アルゼンチンの連邦主義運動の中心人物で、ブエノスアイレス州知事を1829年から1832年、1835年から1852年まで務めました。地主階級出身のロサスは、連合主義を掲げつつも中央集権的な統治を行い、秘密警察「マソルカ」を通じて反対派を取り締まりました。彼の支配体制は政治的安定と経済成長をもたらした一方で、言論統制や暗殺などの人権侵害も招きました。1852年のカセロスの戦いで失脚し、家族とともにイギリスに亡命。亡命先のサウサンプトンで晩年を送り、その死後もアルゼンチン政治史における賛否両論の象徴的存在として語り継がれています。

1877年フアン・マヌエル・デ・ロサスアルゼンチン 1793年

1947年

プラヤー・パホンポンパユハセーナー

(1887 - 1947)

第2代タイ首相

タイの政治家として1930年代に首相を務め、近代化を推進した。

1887年に生まれ、タイ陸軍士官として軍歴をスタート。 1932年の立憲革命に参加し、絶対王政から立憲君主制への移行を主導。同年に第2代首相に就任し、近代国家体制の整備を進めた。公共事業や行政改革を推進し、インフラ整備にも注力。 1938年まで政権を率い、戦後の政治基盤を築いた。 1947年に逝去し、その功績はタイの近代化史に刻まれている。

1947年プラヤー・パホンポンパユハセーナータイ 1887年

1953年

クレメント・ゴットワルト

(1896 - 1953)

チェコスロバキア大統領

チェコスロバキアの共産党指導者として大統領を務めた政治家。

1896年にブラチスラヴァ近郊で生まれ、若くして労働運動に参加。 1921年に共産党を結党し、党の要職を歴任。第二次世界大戦後の1948年クーデターで権力を掌握し、共産主義政権を樹立。 1948年から1953年まで大統領として国家統制経済と五か年計画を推進。独裁体制下で政治的粛清を行い、強権的統治を行った。 1953年に在任中に死去し、チェコスロバキア史に大きな足跡を残した。

1953年クレメント・ゴットワルトチェコスロバキア 1896年

1970年

船田亨二

(1898 - 1970)

法学者、政治家、元作新学院院長・行政管理庁長官・賠償庁長官

法学者政治家元作新学院院長・行政管理庁長官・賠償庁長官

日本の法学者・政治家。行政管理庁長官や賠償庁長官を歴任し、教育分野にも関与した。

1898年に生まれ、東京帝国大学法学部を卒業後、法学者として研究と教育に従事した。戦後は政治家として衆議院議員も務め、行政管理庁長官として行政改革を推進した。賠償庁長官として戦後賠償の処理にあたり、国民生活の安定に貢献した。また作新学院の院長として教育界にも携わった。1970年に死去した。

船田亨二作新学院行政管理庁長官賠償庁長官 1898年

1974年

本多延嘉

(1934 - 1974)

中核派最高指導者

戦後日本の新左翼運動で中核派の最高指導者を務めた政治活動家。

1934年に日本で生まれ、新左翼の中核派に参画。 1960年代以降、学生運動や労働運動を指導し、党派内で強い影響力を持った。中核派の最高指導者として組織を率い、理論と実践の両面で活動を展開。過激な運動方針から警察の監視対象となった時期もある。 1974年3月14日に死去し、その死は新左翼運動に大きな衝撃を与えた。

1974年本多延嘉中核派 1934年

1980年

マンリオ・ブロジオ

(1897 - 1980)

法律家、外交官、政治家、元NATO事務総長

法律家外交官政治家元NATO事務総長

イタリアの法律家、外交官、政治家で、NATO事務総長を務めた。

1897年にイタリアで生まれる。法学を学び弁護士としてキャリアを開始した後、外交官として活躍。第二次世界大戦後はイタリア外相を務め、戦後の欧州復興に貢献。 1964年から1971年まで第4代NATO事務総長として北大西洋同盟の調整を行い、冷戦期の安定に寄与。 1980年3月14日に死去した。

1980年マンリオ・ブロジオ NATO事務総長 1897年