03月14日の誕生日 - 科学者・研究者

1692年

ピーテル・ファン・ミュッセンブルーク

(1692 - 1761)

科学者

オランダの物理学者で、ライデン瓶を発明し静電気研究に貢献した人物。

ピーテル・ファン・ミュッセンブルークは1692年にライデンで生まれました。ライデン大学で物理学の教授として活動し、電気に関する講義を行いました。1745年にライデン瓶を発明して、電気を蓄積し放出する技術を確立しました。この発明はコンデンサの原型となり、後の電気工学の発展に大きな影響を与えました。また、彼は静電気に関する実験装置を多数開発し、学術雑誌に論文を発表しました。1761年に亡くなりましたが、その研究は現代の電気理論の基礎となっています。

1692年ピーテル・ファン・ミュッセンブルーク科学者 1761年

1835年

ジョバンニ・スキアパレリ

(1835 - 1910)

天文学者

イタリアの天文学者で、火星の「運河」を観測した研究者。

ジョバンニ・スキアパレリは1835年にイタリアで生まれました。ミラノ天文台の所長を務め、観測と研究を推進しました。特に1877年に火星表面の「canali（運河）」を報告し、世界中で大きな反響を呼びました。また、彗星や小惑星の軌道計算にも貢献し、天体力学の発展に寄与しました。彼の名は月や火星のクレーターにも残され、後世に称えられています。1910年に亡くなりましたが、その業績は現在も天文科学の基礎となっています。

1835年ジョバンニ・スキアパレリ天文学者 1910年

1854年

パウル・エールリッヒ

(1854 - 1915)

細菌学者

ドイツの細菌学者で、免疫学の先駆者としてノーベル賞を受賞した。

パウル・エールリッヒはドイツ出身の細菌学者・免疫学者で、抗体の働きや化学療法の基礎を築きました。サルバルサンの開発を通じて「魔弾」理論を提唱し、抗菌薬の実用化に成功。1908年にロベルト・コッホと共にノーベル生理学・医学賞を受賞しています。免疫反応の研究や血清療法の発展に寄与し、多くの後進を育てました。1915年に死去し、その業績は現代医療に大きな影響を与え続けています。

1854年パウル・エールリッヒ細菌学 1915年

1862年

ヴィルヘルム・ビヤークネス

(1862 - 1951)

気象学者、海洋学者

気象学者海洋学者

気象学と海洋学の発展に貢献したノルウェーの科学者。

ヴィルヘルム・ビヤークネスはノルウェー出身の気象学者・海洋学者で、動力学的気象学の創始者の一人とされます。大気循環モデルや数理予報手法を開発し、現代的な天気予報の基礎を確立。海洋学研究では海流と大気現象の相互作用を解明しました。ヨーロッパ各地で研究所を設立し、多くの研究者を指導。1951年に死去し、その功績は今も気象科学の根幹を支えています。

1862年ヴィルヘルム・ビヤークネス気象学者海洋学者 1951年

元治2年2月17日

呉秀三

(1865 - 1932)

医学者、精神科医

医学者精神科医

日本現代精神医学の基礎を築いた医学者・精神科医。

呉秀三は、精神医学の研究と臨床において先駆的な業績を残した日本の医学者・精神科医です。東京帝国大学で教鞭を執り、精神科医療の教育と普及に尽力。精神疾患の診断・治療法に関する論文を数多く発表し、日本における精神医学の確立に貢献しました。精神科病院の運営や社会復帰支援にも携わり、医療体制の整備に寄与。1932年に死去し、その業績は現在も評価されています。

1865年元治 2月17日呉秀三医学者精神科医 1932年

1876年

大森兵蔵

(1876 - 1913)

体育学者

日本の体育学者で、近代体育教育の体系化に貢献した。

大森兵蔵は日本の体育学者として、近代体育教育の普及と体系化に尽力しました。東京高等師範学校などで教壇に立ち、体育理論の研究と実践を推進。スポーツと健康教育の重要性を説き、多くの指導者を育成しました。教科書や論文を執筆し、体育学の学術基盤を形成。1913年に死去し、その功績は日本の体育教育に大きな影響を残しています。

1876年大森兵蔵体育学者 1913年

1879年

アルベルト・アインシュタイン

(1879 - 1955)

物理学者

ドイツ出身の理論物理学者。相対性理論を提唱し、ノーベル物理学賞を受賞した20世紀を代表する科学者。

1879年にドイツのウルムで生まれ、幼少期より学問に秀でた。 1905年に特殊相対性理論を発表し、エネルギーと質量の等価性を示すE=mc²の公式を確立。 1915年には一般相対性理論を完成させ、重力を時空の歪みとして解明。 1921年には光電効果の研究でノーベル物理学賞を受賞し、世界的名声を得た。第二次世界大戦中にはアメリカへ移住し、後進の育成や平和運動に尽力。 1955年にプリンストンで逝去し、現代物理学の礎を築いた功績は色褪せない。

1879年アルベルト・アインシュタイン物理学者 1955年

1882年

ヴァツワフ・シェルピニスキ

(1882 - 1969)

数学者

ポーランド出身の数学者。集合論や数論、フラクタル理論の研究で知られる先駆者。

1882年にロシア帝国領ソネツクで生まれ、ワルシャワ大学で学んだ。集合論や数論、位相幾何学など幅広い分野で業績を残す。自己相似構造を持つシェルピンスキーの三角形やギャスケットで有名。フラクタル理論の基礎を築き、後の数学や物理、コンピュータグラフィックスに影響。ポーランド数学界の再建に尽力し、多くの弟子を育成。 1969年にポズナンで逝去し、その理論的貢献は今日も高く評価されている。

1882年ヴァツワフ・シェルピニスキ数学者 1969年

1885年

小倉金之助

(1885 - 1962)

数学者、随筆家

数学者随筆家

日本の数学者・随筆家。教育者として多くの学生を指導し、平易な随筆で親しまれた。

1885年に生まれ、東京帝国大学で数学を専攻。代数学や数理解析の研究を行い、学術論文を発表。教壇に立ち、多くの後進を育成し、日本の数学教育に寄与。随筆家としても活動し、数学や日常をわかりやすく綴った作品を出版。その文章は専門外の読者にも好評を博し、文壇でも注目を集めた。 1962年に逝去し、多才な学識人として評価され続けている。

1885年小倉金之助数学者随筆家 1962年

1905年

馬場克三

(1905 - 1991)

経営学者、会計学者、九州大学名誉教授

経営学者会計学者九州大学名誉教授

日本の経営学者・会計学者。九州大学名誉教授として学界と実務の橋渡しに貢献した。

1905年生まれ。戦後の企業会計制度の整備期に研究を進め、財務分析や管理会計の分野で顕著な成果を上げた。九州大学教授として多くの論文や著書を発表し、教育者として後進の育成にも尽力した。国際会計基準に関する研究を通じて、日本の会計実務の発展に寄与した。学界の重鎮として広く尊敬され、1991年に逝去した。

1905年馬場克三九州大学 1991年

1905年

レイモン・アロン

(1905 - 1983)

社会学者

フランスの社会学者・思想家。冷戦期の国際政治分析で知られる。

1905年生まれ。社会学者として個人と社会構造の関係を研究し、政治学や歴史学と学際的に探求した。第二次世界大戦後、パリ政治学院で講義を行い、国際政治やイデオロギーを分析した。代表作『冷戦』などで冷戦期の国際関係を鋭く論じ、広く読まれた。民主主義と全体主義の対比を鮮やかに描き、現代社会学や政治思想に大きな影響を与えた。1983年に逝去した。

レイモン・アロン社会学者 1983年

1916年

佐々学

(1916 - 2006)

寄生虫学者

日本の寄生虫学者。寄生虫研究を通じて公衆衛生向上に貢献した。

1916年生まれ。寄生虫学の分野で熱帯医学や公衆衛生への応用を目指した研究を行った。主にマラリア原虫や住血吸虫の生態と病原性を解明し、疫学調査や治療法開発に寄与した。大学教員として後進の研究者育成に尽力し、多くの学術論文を発表した。国内外の学会で講演し、国際的な研究ネットワークを構築した。2006年に逝去した。

1916年佐々学寄生虫学者 2006年