1971年

この日限りで神戸市電の最後の区間・板宿 三宮阪神前間が廃止。

神戸市電の最後の区間が廃止され、路面電車時代の幕が下りた。
1971年3月13日をもって、神戸市電の板宿~三宮阪神前間が廃止されました。 かつて市民の足として親しまれた路線の最後の区間で、地域の象徴的な風景が消え去りました。 モータリゼーションの進展に伴い、バスや自動車輸送への移行が進んだことが背景にあります。 廃止後、沿線沿いの道路整備やバス路線の再編が行われ、現在の交通体系が形成されました。 神戸市電は1971年中に全廃され、約70年間の歴史に幕を閉じました。
1971年 神戸市電
1985年

徳島県の国鉄小松島線がこの日限りで廃止。

国鉄小松島線が廃止され、地域交通の歴史に1ページが閉じた。
1985年3月13日をもって、徳島県を走る国鉄小松島線が廃止されました。 小松島~阿波赤石間を結んでいた路線は、利用者減少と経営合理化の観点から姿を消しました。 廃止後、沿線地域ではバス路線の再編や道路整備が進み、自動車交通が主流となりました。 当時の車両や駅舎は解体・転用され、鉄道遺産として保存された資料も限られています。 地元住民にとっては思い出深い足として語り継がれています。
1985年 徳島県 国鉄 小松島線
1987年

鹿児島県の国鉄大隅線がこの日限りで廃止。

鹿児島県を走る国鉄大隅線が廃止され、地域の公共交通網に大きな影響を与えました。 廃止後は路線バスなどが代替輸送を担い、地元の生活にも変化が生まれました。
1987年3月13日、国鉄のローカル線であった大隅線が廃止となりました。 大隅線は鹿児島県曽於郡と肝属郡を結ぶ約116kmの路線で、地域の生活路線として親しまれていました。 廃止後は代替バスが運行を開始し、鉄道路線の維持が困難な地方交通の課題が浮き彫りになりました。 地元住民や沿線自治体は長年にわたり存続を求める声を挙げていましたが、採算性の問題から廃止が決定されました。 現在でも跡地を活かしたサイクリングロードなどの整備が進められ、かつての鉄道遺構を偲ぶことができます。
1987年 鹿児島県 大隅線
1988年

青函トンネル開通。青函連絡船廃止。4月10日の瀬戸大橋開通と合わせ、「一本列島」と呼ばれることになる。

本州と北海道を結ぶ青函トンネルが開通し、青函連絡船が廃止されました。 瀬戸大橋開通と合わせて「一本列島」と呼ばれる鉄道ネットワークが実現しました。
1988年3月13日、本州と北海道を結ぶ青函トンネル(全長約53.85km)が正式に開通しました。 これにより、従来の青函連絡船による海上輸送が不要となり、所要時間の大幅短縮と輸送力の向上が実現しました。 海底トンネルとしては世界有数の長さを誇り、厳しい海洋工事が行われました。 同年4月10日に瀬戸大橋が開通したことと合わせ、全国の鉄道路線が一本につながる「一本列島」の概念が完成しました。 鉄道の安全性・定時性が向上し、貨物輸送や旅行需要の増加を後押ししました。 現在でも日本の鉄道技術の象徴として高い評価を受けています。
1988年 青函トンネル 青函連絡船 4月10日 瀬戸大橋 一本列島
1988年

寝台特急「北斗星」運転開始。豪華寝台特急の先駆けとなる。

寝台特急「北斗星」が運転を開始し、東京と札幌を豪華寝台列車で結ぶ新しい夜行列車が誕生しました。 旅行者に高級感ある鉄道旅の魅力を提供しました。
1988年3月13日、東京駅と札幌駅を結ぶ寝台特急「北斗星」の運転が始まりました。 北斗星はB寝台とA寝台を備えた豪華設備で、当時の鉄道旅行の象徴となりました。 パブタイムや食堂車などの車内サービスが充実し、ビジネス客から家族旅行者まで幅広い支持を集めました。 夜間に移動しながら眠れる利便性は観光需要を刺激し、北海道へのアクセスを飛躍的に向上させました。 その後も車両更新やリニューアルを重ねながら運行が続き、多くの鉄道ファンに愛されました。
北斗星
1999年

東海道・山陽新幹線で700系が営業運転に就く。同日、山陽新幹線に厚狭駅が設置される。

1999年3月13日、東海道・山陽新幹線で700系車両の営業運転が始まりました。 同日に山陽新幹線に厚狭駅も開業し、利便性が向上しました。
1999年3月13日、東海道・山陽新幹線で新型車両となる700系がデビューしました。 700系は空気抵抗を抑えた特徴的な先頭形状と、快適な座席配置が評価されました。 同日に山陽新幹線の厚狭駅(山口県)が新設され、地域アクセスが強化されました。 700系の導入により最高速度270km/hでの運行が可能となり、所要時間の短縮に貢献しました。 その後も改良が重ねられ、国内外で高い技術水準を示す車両として知られています。
1999年 東海道 山陽新幹線 700系 厚狭駅
2004年

九州旅客鉄道九州新幹線・新八代駅 鹿児島中央駅間開業。これに伴い肥薩おれんじ鉄道八代駅 川内駅間開業。

2004年3月13日、九州新幹線の新八代駅〜鹿児島中央駅間が開業し、肥薩おれんじ鉄道が八代駅〜川内駅間で運行を開始しました。 九州南部の鉄道ネットワークが大きく刷新されました。
2004年3月13日、九州旅客鉄道(JR九州)が運営する九州新幹線の新八代駅から鹿児島中央駅までの区間が開業しました。 同時に肥薩おれんじ鉄道が八代駅から川内駅までの旧国鉄路線を引き継いで運行を開始しました。 九州新幹線の開業により、鹿児島と熊本・博多方面の所要時間が大幅に短縮されました。 肥薩おれんじ鉄道は地域密着型の第三セクター鉄道として観光振興や沿線活性化を目指しています。 この日から九州南部の鉄道網が新幹線と在来線で一体的に整備されました。
2004年 九州旅客鉄道 九州新幹線 新八代駅 鹿児島中央駅 肥薩おれんじ鉄道 八代駅 川内駅
2009年

寝台特急「はやぶさ」及び「富士」がこの日発の運行限りで廃止。東京・九州間の定期寝台列車、東京駅発着のブルートレインが消滅。

寝台特急「はやぶさ」と「富士」が定期運行を終了し、東京発着ブルートレインが姿を消しました。
2009年3月13日、東京-九州間を結んでいた寝台特急「はやぶさ」と「富士」が最終運行を行い廃止されました。 これにより、東京駅発着の定期寝台列車、通称ブルートレインが全廃となりました。 両列車は1950~60年代から日本の夜行列車文化を代表する存在でした。 高速道路網の整備や航空旅客の増加により利用者が減少し、費用対効果の観点から廃止に至りました。 最後の運行には鉄道ファンや沿線住民が詰めかけ、別れを惜しむ光景が見られました。
2009年 はやぶさ 富士 寝台列車 ブルートレイン
2015年

寝台特急「北斗星」がこの日発の運行限りで廃止。ブルートレインが完全に消滅。

寝台特急「北斗星」が最終運行を迎え、最後のブルートレインが日本から消えました。
2015年3月13日、上野-札幌間を結ぶ寝台特急「北斗星」が最終運行を終え、廃止されました。 北斗星は1988年に運行を開始し、北海道と本州を結ぶ長距離夜行列車の象徴でした。 車両にはA寝台やB寝台、食堂車などが備えられ、多くの旅行者に親しまれました。 寝台列車人気の低迷と並行輸送機関の多様化により、採算が取れなくなり廃止に至りました。 ファンからは「さよなら運転」に多数が参加し、車窓からの思い出を惜しむ声が上がりました。
2015年 北斗星