1781年
ウィリアム・ハーシェルが天王星を発見。
イギリスの天文学者ウィリアム・ハーシェルが新天体「天王星」を発見し、天文学の歴史に名を刻んだ画期的な出来事。
ハーシェルは自作の望遠鏡を用い、1781年3月13日に天空を観測中、星の動きがおかしい天体を確認。
詳細な軌道計算により、これは新たな惑星であると結論づけた。
当初「ジョージウム・シドゥス」と命名されたが、後に「ウラヌス(Uranus)」と改称。
これまで肉眼で観測できなかった外側の惑星として初めて発見された事例であり、天文学に革命的なインパクトをもたらした。
この発見により太陽系の構造認識が大きく更新され、以後の惑星探索への関心が高まった。
1781年
ウィリアム・ハーシェル
天王星
1937年
大阪市立電気科学館に日本初のプラネタリウムが設置。
大阪市立電気科学館に日本初のプラネタリウムが設置され、天文教育の礎を築きました。
1937年3月13日、大阪市立電気科学館に日本初のプラネタリウムが設置されました。この装置はドイツ・カールツァイス社製の投影機を用い、全天の星空を再現する最先端の技術を誇っていました。一般公開初日から多くの来館者が訪れ、天文学への関心を高める契機となりました。プラネタリウムの導入は日本国内の科学教育や文化施設の充実を促進し、各地の博物館や科学館で同様の施設設置が相次ぎました。戦前期の貴重な科学技術史の一章として評価されています。
1937年
大阪市立電気科学館
プラネタリウム
1983年
東北大学医学部で日本初の体外受精による妊娠が成功。10月に女児出産。
日本初の体外受精技術による妊娠が東北大学で成功、10月に女児が誕生。
1983年3月13日、東北大学医学部の研究チームが日本で初めて体外受精による妊娠に成功しました。
同年10月には健康な女児が誕生し、国内の不妊治療研究に大きな希望をもたらしました。
体外受精技術はヒトの受精過程を体外で再現するもので、倫理的・技術的な課題を伴っていました。
この成功は日本産婦人科学会や関連機関の研究・規制整備を促進し、治療法の普及に繋がりました。
現在では体外受精は一般的な不妊治療として広く認知される技術となっています。
1983年
東北大学
体外受精
妊娠
1989年
1989年3月の磁気嵐が発生。
1989年3月に発生した大規模な磁気嵐が地球環境や通信システムに影響を与えました。
オーロラの観測や人工衛星への影響が注目されました。
1989年3月13日頃、太陽活動の活発化に伴い強烈な磁気嵐が発生しました。
この磁気嵐は地球の磁気圏に大きな攪乱をもたらし、高緯度地域では壮麗なオーロラが観測されました。
一方で、通信障害や送電網への影響、人工衛星の機能不全など、広範囲にわたる被害も発生しました。
特にカナダでは送電設備の故障により大規模停電が起こり、社会インフラの脆弱性が浮き彫りになりました。
この事例は宇宙天気予報の重要性を高め、後の研究や観測体制強化につながりました。
1989年
1989年3月の磁気嵐
2024年
日本の民間ロケットで初めて人工衛星を軌道投入する計画だったスペースワンのカイロス初号機が和歌山県串本町から打ち上げられたが、発射直後に機体が爆発、炎上した。
スペースワンのカイロス初号機が打ち上げ直後に爆発し、民間初の衛星軌道投入は失敗に終わりました。
2024年3月13日、和歌山県串本町から打ち上げられたスペースワンの民間ロケット・カイロス初号機が発射直後に爆発・炎上しました。
同ロケットは日本初の民間による人工衛星軌道投入をめざしていた試験機でした。
初の打ち上げ実験は機体設計の課題や推進系トラブルと見られる原因で失敗に終わりました。
爆発により発射場設備にも被害が出ましたが、人的被害は報告されていません。
今後の再挑戦に向け、設計改善や技術検証が進められる見通しです。
2024年
スペースワン
カイロス
和歌山県
串本町
2024年
欧州連合(EU)欧州議会が、偽情報の蔓延やAIによる人権侵害を防ぐため、世界初の包括的なAI規制法案を可決。
EU欧州議会が世界初の包括的AI規制法案を可決した。
欧州議会は高リスクAIシステムへの事前審査と透明性確保を義務付ける包括的AI規制法案を可決した。
この法案は偽情報の拡散や差別的判断、プライバシー侵害などAI利用による人権侵害を防ぐことを目的としている。
加盟国間の調整と欧州理事会の承認を経て、法案は施行される見通しである。
EU内外のAI開発・利用に大きな影響を与える規制として注目されている。
世界初の包括的なAI法として、各国の規制動向にも波及効果をもたらす可能性がある。