03月13日の命日 - 芸術家・音楽家

1806年

ガブリエル＝フランソワ・ドワイアン

(1726 - 1806)

画家

18世紀フランスの画家。ロココ様式と新古典主義をつなぐ作品を制作しました。

ガブリエル＝フランソワ・ドワイアンは1726年にフランスで生まれ、ロココから新古典主義への移行期に活躍した画家です。宮廷や教会の委嘱による歴史画や宗教画を手がけ、その力強い構図と色彩が評価されました。1785年のローマ滞在を通じて古代美術への造詣を深め、新古典的表現を取り入れました。後進の育成にも尽力し、美術アカデミーでの教育的貢献も残しています。1806年にこの世を去りましたが、その作品は今日も多くの美術館で展示されています。

1806年ガブリエル＝フランソワ・ドワイアン 1726年

1876年

ヨーゼフ・フォン・フューリッヒ

(1800 - 1876)

画家

オーストリアの画家。ナザレ派に属し、宗教画を中心に制作したロマン主義の巨匠。

1800年に生まれたフューリッヒは、ウィーン美術アカデミーで学んだ後、ナザレ派の影響を受けました。ベルギーやドイツで修行を積み、宗教的題材の絵画を多数手がけました。その作品は細密な描写と精神性を融合させた独自のスタイルで知られています。ウィーンやプラハの教会壁画をはじめ、公共建築の装飾画なども手がけました。1876年に76歳で没するまで、ヨーロッパ各地で高い評価を受け続けました。

1876年ヨーゼフ・フォン・フューリッヒ 1800年

1884年

アレクサンデル・レッセル

(1814 - 1884)

画家、美術批評家

画家美術批評家

19世紀に活躍した画家・美術批評家。風景画や肖像画を手掛けるとともに、美術批評を通じて当時の芸術界に影響を与えた。

1814年に生まれ、絵画制作を学び始めた。若い頃から風景画や肖像画に取り組み、独自の画風を確立。美術批評家としても活躍し、展覧会評や論文を発表して当時の美術界に見解を示した。また、後進画家の指導にも携わり、教育面でも貢献。 1884年3月13日に逝去し、その業績は後の美術研究でも評価されている。

1884年アレクサンデル・レッセル 1814年

1911年

マリー・アドリアン・ラヴィエイユ

(1852 - 1911)

画家

フランスの画家で、風景画や静物画を中心に制作した。

1852年に生まれ、美術教育を受けて絵画制作に専念。風景画や静物画を中心に作品を発表し、自然の色彩を捉える手法で評価を得た。サロン等の展覧会で入賞し、国内外で注目を集めた。同時代の画家との交流も盛んに行い、表現の幅を広げた。 1911年3月13日に逝去し、その繊細な筆致は後世の画家にも影響を与えている。

1911年マリー・アドリアン・ラヴィエイユフランス語版 1852年

1927年

ヴィンチェンツォ・ラグーザ

(1841 - 1927)

彫刻家

イタリア出身の彫刻家、美術界で高く評価される優雅な作品を残す。

ヴィンチェンツォ・ラグーザ（1841-1927）はイタリアの彫刻家。古典的手法を基盤にしつつ、19世紀末から20世紀初頭の流行を反映。公共建築や記念碑用の彫刻作品を多く手掛け、その優雅さが特徴。ローマやフィレンツェを中心に活動し、国際展覧会でも受賞。石やブロンズを用いた緻密な造形で後世の彫刻家に影響を与えた。

1927年ヴィンチェンツォ・ラグーザ彫刻家 1841年

1929年

ヘンリー・スコット・テューク

(1858 - 1929)

画家

英国出身の画家、海辺の若者を描く作品で知られるニューリン派の旗手。

ヘンリー・スコット・テューク（1858-1929）はイギリスの画家。青年の裸体を海辺の風景とともに描いた作品で注目を集めた。ニューリン派の主要メンバーとして、自然主義的な美を追究。ロンドンのアカデミーやパリのサロンでも展示され、高い評価を受ける。海や光の表現に秀で、その詩的な作風は多くの画家に影響した。

1929年ヘンリー・スコット・テューク 1858年

1940年

永井建子

(1865 - 1940)

日本陸軍第6代軍楽隊長、作曲家

日本陸軍第6代軍楽隊長作曲家

日本陸軍第6代軍楽隊長を務めた軍楽家で、作曲家としても高く評価された。

永井建子（1865-1940）は日本陸軍の第6代軍楽隊長で作曲家。軍楽隊を近代化し、西洋音楽の技法を取り入れた編成を確立。行進曲や軍歌を多数作曲し、軍隊の士気高揚に寄与した。音楽学校の講師として後進を育成し、国内外で演奏された。晩年は退役後も音楽評論を行い、現代音楽の基礎研究に貢献。

1940年永井建子日本陸軍軍楽隊長作曲家 1865年

1970年

エミール・ルーダー

(1914 - 1970)

タイポグラファー

スイスのタイポグラファー。バーゼル・スクールの教育者で、モダン・タイポグラフィを確立した。

1914年にスイスで生まれ、タイポグラフィの研究と教育に従事した。バーゼル・スクール（Schule für Gestaltung Basel）で教鞭を執り、国際的なデザイン教育に影響を与えた。著書『Typographie』はモダンデザインのバイブルとされ、世界中で翻訳された。シンプルで機能的なデザイン哲学を打ち立て、スイス・スタイルの発展に寄与した。 1970年3月13日に逝去し、その思想は現在のグラフィックデザインにも受け継がれている。

1970年エミール・ルーダー 1914年

1979年

マドレーヌ・グレイ

(1896 - 1979)

声楽科

フランスの声楽家（メゾソプラノ）。20世紀前半に活躍した。

1896年にフランスで生まれ、メゾソプラノ歌手として音楽活動を開始した。オペラやリサイタルで数多くの名演奏を披露し、国際的に評価された。声楽教育にも力を入れ、後進の指導に尽力した。レパートリーはフランス歌曲からイタリアオペラまで幅広く、技術と表現力に定評があった。 1979年3月13日に逝去し、その歌声は今も多くの録音で聴くことができる。

1979年マドレーヌ・グレイ 1896年

1987年

ジェラルド・ムーア

(1899 - 1987)

ピアニスト

イギリスのピアニスト。歌曲伴奏の名手として知られ、多くの著名歌手と共演した。

1899年にイギリスで生まれ、音楽教育を受けてピアニストとしての道を歩み始めた。リート伴奏に特化し、エリザベート・シュワルツコップやディートリヒ・フィッシャー＝ディースカウらと名演を残した。歌曲の繊細な表現力と歌手との呼吸を重視した演奏スタイルで、国際的に高い評価を得た。自著『Am I Too Loud?』ではステージ裏の逸話や演奏に対する哲学を綴り、多くの音楽家に愛読された。晩年まで演奏活動を続け、1987年に逝去した後もその功績は音楽界で語り継がれている。

1987年ジェラルド・ムーアピアニスト 1899年

1991年

カール・ミュンヒンガー

(1915 - 1991)

指揮者

ドイツの指揮者。シュトゥットガルト室内管弦楽団を創設し、バロック音楽の普及に貢献した。

1915年にドイツで生まれ、バロック音楽と古典派作品の解釈に深い造詣を持って育つ。 1945年、戦後間もない時期にシュトゥットガルト室内管弦楽団を創立し、世界初の本格的室内オーケストラとして注目を集めた。精緻で透明感のあるアンサンブルと躍動感あふれる演奏で、バッハやヘンデルの録音を数多く残した。ヨーロッパ各地やアメリカでも客演し、室内楽編成の魅力を広く伝える役割を果たした。録音技術の発展期に録られた名演は、現在でもバロック演奏の手本として高く評価されている。 1991年に逝去した後も、そのディスコグラフィーは常に再評価され、演奏家の手本となっている。

1991年カール・ミュンヒンガー指揮者 1915年

1996年

ルチオ・フルチ

(1927 - 1996)

映画監督、脚本家

映画監督脚本家

イタリアの映画監督・脚本家。ゴア表現を特色とするホラー映画で知られる。

1927年ローマに生まれる。 1960年代より短編映画を手がけ、1970年代から劇場用長編映画を監督。代表作『地獄の門』『死霊のえじき』『幽霊の森』などで過激なゴア表現を追求。 “ゴアの教父”と称され、ホラー映画の枠を超えたカルト的人気を獲得。脚本も自ら執筆し、視覚的な衝撃と独特の雰囲気で後続の監督に大きな影響を与えた。

1996年ルチオ・フルチ 1927年