ノースポール (寒白菊)

学名: Leucanthemum paludosum
科名: キク科

花言葉

  • 誠実
  • 高潔
  • 清潔

特徴

花色:

説明

ノースポールは北アフリカ原産のキク科の一年草で、正式にはクリサンセマム・ノースポールといいます。径3cmほどの中心が黄色の白い小菊で、12月から5月まで長期間花を楽しむことができます。草丈は15~30cmとコンパクトで、株はボール状に育ち、最盛期には株一面に花を咲かせます。「ノースポール」の名前は、たくさん咲く白い花の様子が北極の白い大地を思わせることから名付けられました。寒さに強く、関東地方以西では防寒なしでも冬越しできます。

豆知識

  • 学名のクリサンセマムはラテン語で「金の花」という意味
  • 現在はレウカンセマム属に分類変更されている
  • 一株で数百の花を咲かせることがある
  • 種まきから開花まで約3ヶ月の短期間で楽しめる

利用方法

観賞用
  • 花壇での栽培
  • 鉢植えでの観賞
  • 切り花として利用
薬用
  • 一般的な薬用利用は知られていない

注意: 主に観賞用として利用

食用

食用には利用されない

その他
  • グランドカバーとして利用
  • 寄せ植えの材料として人気
  • 冬季の庭の彩りとして重要

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 全草

症状: 大量摂取により軽度の胃腸不良を起こす可能性

エニシダ (金雀枝)

学名: Cytisus scoparius
科名: マメ科

花言葉

  • 清純
  • 謙遜
  • 清潔

特徴

花色:

説明

エニシダはヨーロッパ原産のマメ科の落葉低木で、4月頃にチョウのような濃い黄色の花をほうき状の枝いっぱいに咲かせます。ヨーロッパ原産で寒さにも強いため、北海道中部でも生育が可能です。高さは1~3mになり、枝はよく分枝し弓状に曲がります。乾燥地に適応するため葉は小さく、緑色の枝でも光合成を行います。かつてはこの枝を束ねてホウキを作っていたことから、英名は「Broom(箒)」と呼ばれます。

豆知識

  • 学名「scoparius」はギリシャ語でホウキ状という意味
  • 江戸時代の1670年頃にオランダ船で長崎に持ち込まれた
  • プランタジネット家の紋章に使われたことがある
  • マメ科植物として根に根粒菌を持ち土壌を肥沃にする

利用方法

観賞用
  • 庭木として植栽
  • 公園での利用
  • 切り花として利用
薬用
  • 伝統的に利尿剤として利用
  • 心臓疾患の治療に使用された

注意: 有毒アルカロイドを含むため現在は薬用利用は危険

食用

有毒のため食用不可

その他
  • かつては箒の材料として利用
  • 染料として利用
  • 土壌改良植物として利用

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 全草, 特に種子

症状: アルカロイド中毒により嘔吐、下痢、けいれん、心不整脈等

アルストロメリア (百合水仙)

学名: Alstroemeria spp.
科名: ユリズイセン科

花言葉

  • 未来への憧れ
  • 持続
  • 持続する友情

特徴

花色: 多色(ピンク、白、黄、オレンジ、赤など)

説明

アルストロメリアは南アメリカのアンデス地方原産のユリズイセン科の多年草です。6枚の花びらは外側と内側の形が違い、花弁にはスポットと呼ばれる斑点があります。1本の茎に何輪もの花がつき、とても華やかな印象を与えます。花持ちがとても長く、切り花として人気があります。葉は付け根の部分で180度回転し、葉の裏面が上を向いているという独特な特徴があります。約100種類の原種があり、多くの園芸品種が作出されています。

豆知識

  • 学名はスウェーデンの植物学者リンネが親友の名前にちなんで命名
  • 葉が180度回転する珍しい植物学的特徴を持つ
  • 切り花の日持ちは1~2週間と非常に長い
  • 世界で最も人気のある切り花の一つ

利用方法

観賞用
  • 切り花として利用
  • 花束やアレンジメント
  • 庭植えでの観賞
薬用
  • 南アメリカでは伝統的に薬草として利用
  • 現在は主に観賞用

注意: 薬用での使用は専門家に相談が必要

食用

一般的に食用には利用されない

その他
  • ブライダル装花として人気
  • ギフト用切り花として重要
  • 園芸品種の交配親として利用

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 全草, 特に球根

症状: 摂取により軽度の胃腸不良を起こす可能性

チューリップ (鬱金香)

学名: Tulipa gesneriana
科名: ユリ科

花言葉

  • 望みのない恋
  • 正直

特徴

花色:

説明

チューリップは中央アジア原産のユリ科の球根植物で、春の代表的な花として世界中で愛されています。黄色いチューリップは明るく陽気な印象を与えますが、花言葉には「望みのない恋」という切ない意味もあります。これは西洋の花言葉で、黄色い花が別れや嫉妬を象徴することに由来します。しかし「正直」という前向きな花言葉もあり、その鮮やかな黄色は太陽のような温かさと希望を表現しています。

豆知識

  • 17世紀オランダでチューリップバブルという経済現象を引き起こした
  • トルコから西欧に伝来した際にターバンに似ていることから名付けられた
  • 世界で年間約30億球の球根が生産される
  • オランダのキューケンホフ公園は世界最大のチューリップ公園

利用方法

観賞用
  • 花壇での栽培
  • 切り花として利用
  • 公園や庭園での植栽
薬用
  • 一般的な薬用利用は知られていない

注意: 球根は有毒のため取り扱いに注意

食用

有毒のため食用不可

その他
  • 観光資源として重要
  • 球根の商業栽培
  • 園芸品種の育種素材

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 球根, 花, 葉

症状: 摂取により嘔吐、下痢、皮膚炎を起こす可能性