1936年

中谷宇吉郎が雪の結晶の作製に成功。

物理学者中谷宇吉郎が世界で初めて雪の結晶の人工作製に成功し、雪の科学研究に大きく貢献しました。
中谷宇吉郎は北海道大学物理学教室の研究者で、1936年に初の人工雪結晶作製に成功しました。 低温環境を人為的に制御し、雪の成長過程を観察する装置を開発しました。 この研究は雪結晶の形態と温度・湿度条件の関係を示す“中谷ダイヤグラム”の基礎となりました。 自然界の雪結晶生成メカニズム解明に大きく寄与し、結晶成長理論の発展を促しました。 その後も中谷は雪と氷研究を続け、“雪博士”として知られました。
1936年 中谷宇吉郎 結晶