1832年

バレエ作品『ラ・シルフィード』が初演。

1832年3月12日、パリのオペラ座でバレエ作品『ラ・シルフィード』が初演されました。
フィリッポ・タリオーニ振付、舞踏家マリー・タリオーニ主演によるロマンティックバレエの代表作です。妖精の精霊と人間の青年の悲恋を描き、繊細な演技と幻想的な舞台装置が観客を魅了しました。『ラ・シルフィード』はその後も各国で上演され、ロマンティックバレエの金字塔とされています。舞踊史においてはチュチュ(チュール製スカート)の使用が定着した作品としても知られています。今日でも世界中のバレエ団でレパートリーに加えられ、芸術性と技術の高さが評価されています。
1832年 バレエ ラ・シルフィード
2001年

アフガニスタン・バーミヤーンの巨大石仏が、ターリバーンにより破壊されたことをユネスコが確認。

2001年3月12日、ユネスコがターリバーン政権によるバーミヤーンの巨大石仏破壊を確認しました。
アフガニスタン中部バーミヤーン渓谷には6世紀ごろに造られた石仏が2体ありましたが、2001年3月にターリバーン政権が宗教的理由からこれを破壊。ユネスコは3月12日にその破壊を公式に確認し、国際的な非難が高まりました。バーミヤーンの石仏は世界遺産に登録されていたため、文化遺産保護の重要性が改めて世界中に訴えられる契機となりました。破壊後も跡地は観光地となり、記憶を伝える遺産として保全活動が続けられています。
2001年 アフガニスタン バーミヤーン ターリバーン ユネスコ