03月12日の命日 - 科学者・研究者

1930年

梅野信吉

(1863 - 1930)

獣医師、免疫学者

獣医師免疫学者

獣医学と免疫学の先駆者として動物予防医学を発展させた獣医師。

梅野信吉は1863年に生まれ、動物疾病の研究を通じて免疫学の基礎を築きました。東京大学農科大学（現・農学部）で学び、後に教授として獣医教育に携わりました。天然痘や牛炭疽菌などの研究で成果を上げ、動物予防医学の発展に寄与しました。特に免疫原性の評価やワクチン開発において先駆的な業績を残しました。彼の研究は人獣共通感染症の理解を深め、公共衛生との連携を促進しました。晩年まで教育と研究を両立し、数多くの門下生を育成しました。

1930年梅野信吉 1863年

1931年

沢田吾一

(1861 - 1931)

数学者、歴史学者

数学者歴史学者

数学と史学を融合した学際的研究で知られる学者。

沢田吾一は1861年に生まれ、東京帝国大学で数学を専攻しました。微分積分学や幾何学の研究で業績を挙げる一方、日本古典文献の史料学にも造詣を深めました。数学教育に情熱を注ぎ、多くの教科書や論文を執筆しました。歴史学者としては中世日本の政治史や文学研究に取り組み、幅広い分野で活躍しました。学際的なアプローチで学問の発展に寄与し、後進の研究者に大きな影響を与えました。晩年まで教育と研究を両立し、多くの弟子を育てました。

1931年 1861年

1942年

ヘンリー・ブラッグ

(1862 - 1942)

物理学者

イギリスの物理学者で、X線結晶解析の先駆者として知られる。

ヘンリー・ブラッグ（Henry Bragg, 1862年 - 1942年3月12日）はイギリスの物理学者。ケンブリッジ大学で学び、その後リーズ大学の教授として結晶学研究に従事。 1915年に息子ウィリアム・ローレンス・ブラッグとともにノーベル物理学賞を受賞し、X線結晶解析の基礎を築いた。研究は鉱物学や生体構造解析にも応用され、科学の各分野に大きな影響を与えた。教育者としても多くの研究者を育て、リーズ大学を国際的な研究拠点に発展させた。 1942年3月12日に逝去し、その業績は現代の構造生物学や材料科学に引き継がれている。

ヘンリー・ブラッグ物理学者 1862年

1948年

アルフレッド・ラクロワ

(1863 - 1948)

鉱物学者、火山学者

鉱物学者火山学者

フランスの鉱物学者・火山学者で、地球科学の発展に貢献した研究者。

アルフレッド・ラクロワ（Alfred Lacroix, 1863年 - 1948年3月12日）はフランスの鉱物学者、火山学者。パリ自然史博物館の教授として、鉱物分類や火山活動の研究に従事。火山噴出物の調査を通じて火山学の基礎を確立し、多数の火山の研究報告を発表。主要著作『火山学教科書』は学界で高く評価され、後世に影響を与えた。鉱物学者としても数多くの新鉱物を記載し、命名した。その学術的功績は地球科学分野の発展に大きく寄与した。

1948年アルフレッド・ラクロワ鉱物学者火山学者 1863年

1991年

ラグナー・グラニト

(1900 - 1991)

医学者

フィンランド出身の神経生理学者、ノーベル生理学・医学賞受賞者。

ラグナー・グラニトは1900年にフィンランドで生まれた神経生理学者です。視覚や脳機能の研究に情熱を注ぎました。神経の電気的信号伝達に関する独自の研究で知られ、1967年にはノーベル生理学・医学賞を受賞しました。その成果は現在も神経科学の基盤として高く評価され続けています。晩年まで研究活動を続け、1991年3月12日に逝去しました。

1991年ラグナー・グラニト医学者 1900年

1992年

武井武

(1899 - 1992)

電気化学者、東京工業大学・慶應義塾大学名誉教授、元電気化学協会会長

電気化学者東京工業大学・慶應義塾大学名誉教授元電気化学協会会長

日本の電気化学者。

武井武は1899年に生まれた日本の電気化学者です。東京工業大学および慶應義塾大学で教鞭を執り、後進の育成に力を注ぎました。電気化学協会の会長として学会運営にも貢献し、日本の電気化学研究の発展に寄与しました。研究分野は電極反応や電解質の研究など多岐にわたり、その業績は現在も参照されています。 1992年3月12日に逝去しました。

1992年武井武東京工業大学慶應義塾大学電気化学協会 1899年

2007年

柏祐賢

(1907 - 2007)

農学者、農業経済学者、京都大学名誉教授、元京都産業大学学長

農学者農業経済学者京都大学名誉教授元京都産業大学学長

日本の農学者・農業経済学者。京都大学名誉教授として教育・研究に尽力し、後に京都産業大学学長を務めた。

1907年に生まれ、京都大学にて農学を専攻。農業経済学の研究を通じて日本の農村政策に貢献した。京都大学名誉教授に就任後も、教育者として多くの学生を指導した。さらに京都産業大学学長として大学運営にも携わった。 2007年3月12日に逝去。

2007年柏祐賢京都大学京都産業大学 1907年

2012年

松井正直

(1917 - 2012)

有機化学者、東京大学名誉教授

有機化学者東京大学名誉教授

有機化学の研究で知られる東京大学名誉教授。

1917年に生まれ、専門は有機合成化学で新規反応法の開発に貢献した。東京大学で長年にわたり教鞭を執り、多くの研究者を育成。国際学術誌に多数の論文を発表し、学会から高い評価を得た。退官後も名誉教授として研究活動を継続し、国内外での講演を行った。日本の化学研究の発展に大きな足跡を残した。

2012年松井正直東京大学 1917年

2013年

梅本洋一

(1953 - 2013)

映画批評家、編集者、横浜国立大学教授

映画批評家編集者横浜国立大学教授

映画批評家・編集者として活躍し、横浜国立大学教授も務めた学者。

1953年に生まれ、映画雑誌や書籍で批評を執筆し、鋭い視点で作品を分析。編集者として多くの映画関連書籍を手がけ、後進の批評家を育成。横浜国立大学の教授として映画学を教え、学生指導にも熱心だった。国内外の映画祭でのコメンテーターや講演活動を通じて映像文化の普及に貢献。学術と実践をつなぐ立場から、日本映画研究に多大な影響を与えた。

梅本洋一横浜国立大学 1953年

2016年

高谷好一

(1934 - 2016)

生態学者、滋賀県立大学・京都大学名誉教授

生態学者滋賀県立大学・京都大学名誉教授

生態学者。滋賀県立大学や京都大学で教鞭を執った名誉教授。

高谷好一（たかたによしかず、1934-2016）は日本の生態学者。滋賀県立大学および京都大学で教授として動物生態や環境保全の研究を指導した。水辺生態系や湖沼環境に関する研究で国内外から高く評価された。多くの学生を育成し、後進の研究者に影響を与えた。環境保護活動にも参加し、地域社会との連携を推進した。 2016年3月12日に逝去。

高谷好一滋賀県立大学京都大学 1934年

2016年

廣田正敏

(1936 - 2016)

フランス文学者、神戸大学名誉教授

フランス文学者神戸大学名誉教授

フランス文学研究者。神戸大学名誉教授として多くの論文を執筆。

廣田正敏（ひろたまさとし、1936-2016）は日本のフランス文学者。神戸大学文学部教授を経て名誉教授の称号を得た。フランス近代文学を専門とし、文芸理論や文化論の研究で知られる。多数の学術論文や翻訳書を発表し、国際的にも高く評価された。学生教育や学会活動に積極的に参加し、研究コミュニティの発展に尽力した。 2016年3月12日に逝去。

廣田正敏神戸大学 1936年

2016年

毛利敏彦

(1932 - 2016)

歴史学者、大阪市立大学名誉教授

歴史学者大阪市立大学名誉教授

日本の歴史学者。大阪市立大学名誉教授として日本中世史の研究に貢献した。

毛利敏彦（1932年 - 2016年）は日本の歴史学者で、大阪市立大学文学部で長年教鞭を執った。専門は中世史で、封建制度や地方都市史の研究で知られる。多くの著作を通じて日本史研究の深化に寄与した。温厚で誠実な人柄は学界で高く評価され、後進の指導にも力を注いだ。退職後も精力的に執筆活動を続け、一般向けの歴史書で幅広い読者層に歴史の魅力を伝えた。

毛利敏彦大阪市立大学 1932年