03月12日の命日 - 政治家・指導者

宝亀2年2月22日

藤原永手

(714 - 771)

奈良時代の公卿、左大臣

奈良時代の公卿左大臣

奈良時代の公卿。藤原氏の一員として政務に関わり、左大臣を務めた。

714年に生まれ、藤原南家に属する貴族として成長した。玄昉らと政争を繰り広げつつ、宮廷内で高い地位を占めた。天平宝字年間に左大臣に任じられ、朝廷の重要政策に携わった。律令制の運用維持や寺社の管理など、多岐にわたる行政を担当した。771年に没し、その後も藤原氏の権勢強化に影響を残した。

771年宝亀 2月22日藤原永手奈良時代公卿左大臣 714年

康平8年2月3日

藤原頼宗

(992 - 1065)

平安時代の公卿

平安時代の公卿。藤原北家に生まれ、宮廷政治に従事した。

992年に生まれ、藤原北家に属する貴族として育った。平安時代の宮廷で公卿の位に就き、朝廷の儀式や政務に携わった。頼宗自身に関する詳細な史料は乏しいが、複数の文書で名前がみられる。康平年間に公卿として朝廷の運営に関与したとされる。1065年に没し、藤原氏の名家としての伝統を支えた。

1065年康平 2月3日藤原頼宗平安時代 992年

文治5年2月24日

平時忠

(1130 - 1189)

平安時代の公卿

平安時代の公卿。朝廷の政務に携わり、荘園経営や儀式を統括した。

1130年に生まれ、朝廷の公卿として宮廷政治に従事した。荘園管理や儀式運営など多岐にわたる政務を担当した。文治年間には重要な国事行事に関わり、朝廷の権威維持に努めた。その詳しい事績は史料上限られるが、当時の貴族社会を知る手がかりとなっている。1189年に没し、平安末期の宮廷政治を支えた。

1189年文治 2月24日平時忠 1130年

文中3年/応安7年1月29日

後光厳天皇

(1338 - 1374)

北朝第4代天皇

北朝の第4代天皇（南北朝時代）。朝廷権威の維持に努めた。

1338年に生まれ、光厳上皇の猶子として即位し、北朝の天皇となった。南朝との間で続いた南北朝の対立期に君臨し、朝廷儀礼や政治体制の維持に注力した。管領細川氏ら幕府有力者と協調し、朝廷の権威安定を図った。文化面では連歌や雅楽の保護を行い、伝統文化の継承に貢献した。1374年に崩御し、南北朝合一の契機となる動きに影響を残した。

1374年文中応安 1月29日後光厳天皇北朝天皇 1338年

1447年

シャー・ルフ

(1377 - 1447)

ティムール朝君主

ティムール朝第2代君主。平和な統治下で文化芸術を奨励した。

1377年に生まれ、1405年に父ティムールの死後に領土の一部を継承し君主に就任した。内戦を抑えながら領国の統合を進め、ホラズムからイラン東部まで支配を確立した。治世下で商業路と行政制度を整備し、地域の安定化に寄与した。とりわけヘラートを学術と芸術の中心地と位置づけ、多くの詩人や学者を保護した。1447年に死去し、ティムール朝最盛期の基盤を築いた。

1447年シャー・ルフティムール朝 1377年

1507年

チェーザレ・ボルジア

(1475 - 1507)

政治家

イタリア・ルネサンス期の政治家・軍事指導者。教皇アレクサンデル6世の子として勢力を振るった。

1475年に教皇アレクサンデル6世の庶子として生まれ、教皇庁内で権力を拡大した。枢機卿に任じられながら実際には軍事行動を主導し、ローマ周辺やロマーニャ地方を制圧した。『君主論』のモデルとされるほど冷酷な統治手法を取ったとも伝わる。1503年の父の死後は勢力を失い、1507年にフランスで没した。生涯は権謀術数の象徴とされ、マキァヴェッリにも大きな影響を与えた。

1507年チェーザレ・ボルジア政治家 1475年

寛文2年1月22日

松平定頼

(1607 - 1662)

第2代伊予松山藩主

江戸時代前期の伊予松山藩第2代藩主として藩政を担った大名。

松平定頼は1607年に生まれ、寛文期に第2代伊予松山藩主となった。藩政改革に取り組み、財政再建や領民の暮らし向上に努めた。参勤交代や藩校の設置などにも着手し、教育振興を図った。領内の治水や道路整備を進め、地域経済の発展に寄与した。 1662年1月22日に没し、藩主としての責務を果たした。

1662年寛文 1月22日松平定頼伊予松山藩主 1607年

元禄12年2月11日

松平綱昌

(1661 - 1699)

第6代福井藩主

江戸時代前期の越前福井藩第6代藩主。幕政にも関与した大名。

松平綱昌は1661年に生まれ、第6代福井藩主として領国経営にあたった。藩政では財政改革や産業振興を推進し、城下町の整備を進めた。若年で藩主となったが、家臣団を統率し藩政安定に注力した。文化面では学問や儒学の奨励を行い、藩校設立にも携わった。 1699年2月11日に没し、その治世は後の藩運営に影響を与えた。

1699年元禄 2月11日松平綱昌福井藩主 1661年

文政11年1月27日

酒井忠進

(1770 - 1828)

江戸幕府老中、小浜藩主

江戸幕府老中小浜藩主

江戸幕府の老中を務め、小浜藩主として藩政を取りまとめた大名。

酒井忠進は1770年に誕生し、老中として幕政の中核を担った。幅広い藩政経験を活かし、財政再建や藩内統治に尽力した。小浜藩主として藩士教育や治水事業、産業振興を推進した。幕府では老中首座を務め、幕政運営や外交交渉にも関与した。 1828年1月27日に没し、幕末に向けた基盤づくりに寄与した。

1828年文政 1月27日酒井忠進江戸幕府老中小浜藩主 1770年

嘉永4年2月10日

水野忠邦

(1794 - 1851)

浜松藩主、江戸幕府老中

浜松藩主江戸幕府老中

江戸幕府の老中を務め、天保の改革を主導した政治家・大名。

水野忠邦（1794–1851）は江戸幕府の老中として幕政改革を推進した。 1822年に老中に就任し、天保の改革を断行して財政再建と風紀取り締まりを行った。生糸や米の専売化、倹約令の公布など経済政策に取り組み、幕府の立て直しを図った。改革の過激さから反発を受け、1837年の大規模打ちこわしを招く一因ともなった。 1851年2月10日に没し、その功罪は幕末維新への布石とされる。

1851年嘉永 2月10日水野忠邦浜松藩主 1794年

1925年

孫文

(1866 - 1925)

辛亥革命の指導者

中国近代革命を指導し、中華民国の建国に大きく貢献した政治家。

孫文は1866年に中国南部の広東省で生まれ、アメリカや日本で教育を受けました。彼は海外で中国の民主革命を呼びかけ、興中会や中国同盟会などの革命団体を組織しました。1911年の辛亥革命では武昌蜂起を支援し、清朝打倒の決定的な役割を果たしました。革命後、1912年に中華民国初代臨時大総統に就任し、近代国家建設に着手しました。政治理念として「三民主義」を提唱し、民族の独立、民権の擁護、民生の幸福を掲げました。晩年は国内の軍閥割拠に苦しみながらも、統一の道を模索し続けました。世界各地を巡り中国革命への支援を求めた彼の活動は、国際的な注目を集めました。彼の功績は中国近代史の礎として今も高く評価されています。

1925年孫文辛亥革命 1866年

1936年

内田康哉

(1865 - 1936)

外交官、政治家

外交官政治家

数多くの国際交渉を指揮した外交官であり政治家。

内田康哉は1865年に生まれ、東京帝国大学法科を卒業後、外務省に入省しました。ロンドンやワシントンなど主要都市の公使・大使を歴任し、国際交渉で日本の立場を強力に主張しました。1925年には外務大臣に就任し、ワシントン海軍軍縮会議や国際連盟での討議に参加しました。特に1928年のジェノヴァ会議では対独関係の安定化に取り組みました。穏健かつ冷静な交渉スタイルは国内外から高い評価を受けました。晩年は外交顧問として後進の育成に尽力し、日本の国際的信頼構築に寄与しました。

1936年内田康哉外交官政治家 1865年