キャンディタフト (屈曲花)

学名: Iberis umbellata
科名: アブラナ科

花言葉

  • 復活
  • 心をひきつける
  • 初恋の思い出

特徴

花色:

説明

キャンディタフトはヨーロッパ南部から北アフリカ原産のアブラナ科の植物で、学名イベリスとも呼ばれます。白い小さな花が集まって花房を作り、砂糖菓子に似たかわいらしい形をしています。茎や花が太陽の方に向かって曲がる向日性があることから「マガリバナ(屈曲花)」という別名もあります。草丈は10~60cmと種類によって異なり、一年草と多年草の両方のタイプがあります。4~6月に開花し、花色は白の他にピンク、紫、赤などがあります。

豆知識

  • 英名の「Candy tuft」は花姿が砂糖菓子に似ていることが由来
  • 学名「イベリス」はスペインの古い名前「イベリア」に由来
  • 太陽を追いかける性質からヒマワリと同じ向日性を持つ
  • 一年草タイプと多年草タイプがあり用途によって使い分けられる

利用方法

観賞用
  • 花壇での栽培
  • ボーダーガーデン
  • 切り花として利用
薬用
  • 伝統的な薬用利用は限定的

注意: 主に観賞用として利用し、薬用での使用は専門家に相談

食用

一般的に食用には利用されない

その他
  • 蜜源植物として利用
  • グランドカバーとして利用
  • ロックガーデンでの利用

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 全草

症状: 大量摂取により軽度の胃腸不良を起こす可能性

クンシラン (君子蘭)

学名: Clivia miniata
科名: ヒガンバナ科

花言葉

  • 高貴
  • 情け深い
  • 誠実

特徴

花色: オレンジ

説明

クンシランは南アフリカ原産のヒガンバナ科の多年草で、名前にランとついていますがランの仲間ではありません。3~5月にかけて、艶のある濃緑色の葉の中心から花茎を伸ばし、オレンジ色のトランペット状の花を15~20輪まとめて咲かせます。花は長さ10cmほどで豪華な印象を与えます。開花期以外でも美しい葉を楽しめる観葉植物としても人気が高く、「幸福の花」とも呼ばれる縁起の良い植物です。

豆知識

  • 学名の「ミニアタ」は朱色を意味するラテン語
  • ヨーロッパには19世紀に伝来し貴族の間で流行した
  • 一つの株で50年以上も花を咲かせ続けることがある
  • 世代を超えて受け継がれる「家宝植物」として親しまれる

利用方法

観賞用
  • 鉢植えでの観賞
  • 室内観葉植物
  • 切り花として利用
薬用
  • 南アフリカでは伝統的に薬草として利用
  • 抗炎症作用があるとされる

注意: 有毒植物のため薬用での使用は危険

食用

有毒のため食用不可

その他
  • 高級観葉植物として流通
  • ブライダル装花として利用
  • 園芸品種の交配親として利用

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 全草, 特に根茎

症状: 嘔吐、下痢、けいれん、心不整脈等の重篤な症状

ワックスフラワー

学名: Chamelaucium uncinatum
科名: フトモモ科

花言葉

  • かわいらしさ
  • まだ気づかれない長所
  • 繊細

特徴

花色: ピンク

説明

ワックスフラワーはオーストラリア西オーストラリア州原産のフトモモ科の常緑低木です。花びらがワックスをかけたような光沢があることからこの名前がつけられました。4月中旬から6月上旬にかけて、赤、ピンク、白の小さな花を集めて咲かせます。葉は細長く、樹形はブッシュ状で分枝が多いため、ふさふさとした繊細な見た目をしています。葉や茎に触れると柑橘系の爽やかな香りがします。乾燥に強いですが高温多湿を嫌います。

豆知識

  • 学名の「Chamelaucium」はギリシャ語で「低い白い花」を意味する
  • 切り花として日持ちが良く、2週間以上楽しめることがある
  • オーストラリアでは「ジェラルトンワックス」とも呼ばれる
  • 香りは柑橘系で、アロマテラピーでも利用される

利用方法

観賞用
  • 切り花として利用
  • フラワーアレンジメント
  • ブライダル装花
薬用
  • オーストラリア先住民による伝統的利用
  • アロマテラピーでリラックス効果

注意: 薬用での使用は専門家に相談が必要

食用

食用には適さない

その他
  • アロマオイルの原料
  • ドライフラワーとして利用
  • 香り付けとして利用

毒性

症状: 通常の使用で毒性は報告されていない

エニシダ (金雀枝)

学名: Cytisus scoparius
科名: マメ科

花言葉

  • 清純
  • 謙遜
  • 清潔

特徴

花色:

説明

エニシダはヨーロッパ中西部原産のマメ科の落葉低木です。5~6月にかけて、マメ科特有の蝶々のような鮮やかな黄色い花を、しなだれた緑色の枝にびっしりと咲かせます。乾燥地に適応するため葉は小さく、緑色の枝でも光合成を行います。高さは1~3mになり、枝はよく分枝し弓状に曲がります。かつてはこの枝を束ねてホウキを作っていたことから、英名は「Broom(箒)」と呼ばれます。乾燥に強く寒さにも耐える丈夫な植物です。

豆知識

  • 学名「scoparius」はギリシャ語でホウキ状という意味
  • 江戸時代の1670年頃にオランダ船で長崎に持ち込まれた
  • プランタジネット家の紋章に使われたことがある
  • マメ科植物として根に根粒菌を持ち土壌を肥沃にする

利用方法

観賞用
  • 庭木として植栽
  • 公園での利用
  • 切り花として利用
薬用
  • 伝統的に利尿剤として利用
  • 心臓疾患の治療に使用された

注意: 有毒アルカロイドを含むため現在は薬用利用は危険

食用

有毒のため食用不可

その他
  • かつては箒の材料として利用
  • 染料として利用
  • 土壌改良植物として利用

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 全草, 特に種子

症状: アルカロイド中毒により嘔吐、下痢、けいれん、心不整脈等