1955年

東京大学生産技術研究所AVSA班が、早稲田実業学校校庭で初のペンシルロケットの水平試射を行う。

東大生産技術研究所AVSA班が早稲田実業でペンシルロケットの初水平試射に成功しました。
1955年3月11日、東京大学生産技術研究所AVSA班が早稲田実業学校の校庭で水平試射を実施。 「ペンシルロケット」と呼ばれる小型ロケットの実用化を目指し、全長約23cmの試作品を発射。 固体燃料を用いたシンプル構造ながら、推進技術や空気圧計測の基礎研究として貴重なデータを取得。 この実験は日本におけるロケット工学の草創期を象徴し、後の宇宙開発への一歩となりました。 研究成果は後のペンシルロケットII型開発などにつながり、民間・大学発の宇宙技術への道を拓きました。
1955年 東京大学生産技術研究所 早稲田実業学校 ペンシルロケット
1960年

パイオニア計画: アメリカ合衆国のNASAが惑星探査機「パイオニア5号」を打ち上げる。

NASAが惑星探査機パイオニア5号を打ち上げ、太陽圏の磁場や太陽風探査を開始しました。
1960年3月11日、米国NASAがパイオニア計画の一環として5号機を打ち上げ。 パイオニア5号は地球と金星の間を通過し、太陽圏内の磁場、太陽風、放射線データを収集。 搭載された磁力計や粒子検出器が連続的にデータを地球に送信し、太陽系環境の理解を大きく前進。 ミッションは約6カ月続き、得られた観測結果は後続の惑星探査に重要な基礎資料を提供。 この成功は米国惑星探査の信頼性を高め、以降のパイオニア計画を支える成果となりました。
1960年 パイオニア計画 アメリカ合衆国 NASA 惑星探査機 パイオニア5号
2020年

世界保健機関(WHO)がCOVID 19の発生を世界的なパンデミックと宣言。

2020年3月11日、WHOはCOVID-19を世界的なパンデミックと公式に宣言しました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は2019年末に中国武漢で初めて報告されました。 感染が世界各地で急速に拡大し、多数の国が緊急事態宣言や国境閉鎖に踏み切りました。 パンデミック宣言は各国政府に強力な対応を促し、ロックダウンや渡航制限の導入を加速させました。 世界経済は大きく停滞し、教育や医療、労働形態にも劇的な変化がもたらされました。 以降、ワクチン開発や治療薬の研究が急務とされ、公衆衛生システムの強化が世界的な課題となりました。
2020年 世界保健機関 COVID-19 パンデミック