1882年

官設鉄道の長浜駅 柳ヶ瀬駅間、洞道口駅 金ヶ崎駅間が開業。現在の北陸本線が初開業。

官設鉄道の一部区間が開業し、北陸本線が初めて営業運転を開始した。
1882年3月10日、官設鉄道は長浜駅から柳ヶ瀬駅、洞道口駅から金ヶ崎駅の区間を同時に開業した。 この路線は現在の北陸本線の前身で、琵琶湖沿岸と敦賀方面を結ぶ初の鉄道路線となった。 鉄道の開通により北陸地方と京阪神間の物流・旅客輸送が飛躍的に効率化された。 蒸気機関車が行き交う姿は日本の近代化を象徴し、各地で歓迎行事が催された。 北陸本線の誕生は日本全国の鉄道網拡充を促す契機となった。
1882年 官設鉄道 長浜駅 柳ヶ瀬駅 金ヶ崎駅 北陸本線
1910年

箕面有馬電気軌道(現在の阪急電鉄)の初の開業区間、梅田駅 宝塚駅間と石橋駅 箕面駅間が開業。

箕面有馬電気軌道(現阪急電鉄)の初区間が梅田−宝塚、石橋−箕面間で開業した。
1910年3月10日、箕面有馬電気軌道が梅田駅から宝塚駅間および石橋駅から箕面駅間で営業を開始しました。 沿線地域の交通利便性が飛躍的に向上し、大阪市内と北摂地方を結ぶ重要路線となりました。 当時の車両は木製車体で、旅客輸送の他、農産物や日用品の輸送にも利用されました。 後の阪急電鉄発展の礎を築き、関西私鉄のモデルケースともなりました。 開業は地域経済の活性化と都市化を促進し、多くの沿線開発を促しました。
1910年 箕面有馬電気軌道 阪急電鉄 梅田駅 宝塚駅 石橋駅 箕面駅
1975年

山陽新幹線の岡山駅 博多駅間の全線が開業。これに伴う大規模ダイヤ改正が実施される。

山陽新幹線の岡山~博多間が開業し、東京~博多間が直結。
1975年3月10日、山陽新幹線の岡山駅から博多駅までの全線が開業し、東海道新幹線と直結した。 これにより、東京から博多までの所要時間が大幅に短縮された。 開業に伴い、全国的なダイヤ改正が実施され、新幹線や在来線特急の時刻が大きく変更された。 山陽新幹線は瀬戸内海を横断する橋梁や海底トンネルを含む難工事を克服して建設された。 当日は記念式典が行われ、多くの鉄道ファンや地元住民で賑わった。
1975年 山陽新幹線 岡山駅 博多駅 大規模ダイヤ改正
1985年

青函トンネル本坑が貫通。

青函トンネル本坑が貫通し、北海道と本州が地底でつながる。
1985年3月10日、青函トンネルの本坑掘削工事で北海道と青森県を結ぶ本坑が貫通した。 青函トンネルは海底下約240メートルを掘削する世界最長級の海底トンネルとして建設された。 貫通は長年にわたる技術者や作業員の努力の成果であり、国内外から注目を集めた。 この後、予備坑や換気立抗などの付帯工事が進められ、1988年に正式に開業した。 開業後は北海道と本州を結ぶ重要な交通インフラとして活用されている。
1985年 青函トンネル
1990年

京葉線が全線開通。

東京湾岸を走る京葉線が全線開通し、都心と千葉を結ぶ輸送力が強化されました。
1990年3月10日、京葉線の全線(西船橋駅〜蘇我駅を含む全区間)が正式に開通しました。 これにより東京駅と千葉県内を直結する利便性が飛躍的に向上。 沿線地区への人口流入や再開発が進み、地域経済にも好影響。 また国際展示場や幕張新都心など新たな副都心へのアクセスが強化され、都市計画にも大きく寄与しました。 鉄道利用者の分散や観光振興にもつながり、現在に至るまで重要路線として活躍を続けています。
1990年 京葉線
2000年

東海道・山陽新幹線の食堂車が廃止される。

東海道・山陽新幹線から食堂車が姿を消し、長距離列車の旅文化が一つの区切りを迎えました。
2000年3月10日、東海道・山陽新幹線の全列車から食堂車サービスが廃止されました。 1992年に導入されて以来、車内での飲食提供は人気コンテンツでしたが、乗客のニーズ変化とコスト面の課題が重なり終了。 その後はワゴンサービスや駅弁販売への移行が進み、気軽に購入できるスタイルが定着。 乗客のプライバシー重視や効率化を背景に、列車旅の風物詩ともいえる食堂車は鉄道史に一つの幕を下ろしました。 現在では懐かしむ声も多く、イベント列車への復刻運行なども行われています。
東海道・山陽新幹線 食堂車
2001年

東京スタジアムが開業。

東京都調布市に多目的スポーツ施設「東京スタジアム」が開業し、新たなスポーツ拠点が誕生しました。
2001年3月10日、調布市の東京都営東京スタジアム(現・味の素スタジアム)が正式に開業しました。 サッカーJリーグや陸上競技など多目的に利用可能な施設として設計され、収容人数は約50,000人。 天然芝ピッチと最新の競技設備を備え、国内外のスポーツ大会やコンサートにも対応。 この開業により都内西部のスポーツ振興が期待され、市民のスポーツ観戦機会が拡大しました。 交通アクセスとしては京王線飛田給駅から徒歩圏内で、試合開催時には特別シャトルバスも運行されます。
2001年 東京スタジアム
2006年

全日本空輸からボーイング747SR型機が全機退役(最終便は鹿児島発羽田行のANA624便)。

全日本空輸がボーイング747SR型機を全機退役させ、短距離特化型機の運航に終止符を打ちました。
2006年3月10日、全日本空輸(ANA)は保有するボーイング747SR型機の最後の1機(ANA624便)を運航後、正式に退役。 747SRは通常の747を短距離に特化させたモデルで、多客期の国内線輸送を支えてきました。 退役後は他機種への置き換えが進み、整備や運航コストの効率化が図られました。 航空ファンからは“ジャンボジェット”の短距離版として親しまれた機体の引退を惜しむ声も多数。 これにより国内航空市場では新世代機への移行が一層加速しました。
全日本空輸 ボーイング747SR 鹿児島 羽田
2011年

特急「雷鳥」廃止

JR西日本の特急列車「雷鳥」が廃止。 長年親しまれた鉄道サービスに別れを告げました。
特急「雷鳥」は大阪と金沢を結ぶJR西日本の代表的な列車として運行されてきました。 2011年3月10日のダイヤ改正により、定期運転が廃止され、その歴史に幕を下ろしました。 廃止後は新たなダイヤ編成のもとで別の特急列車に役割が引き継がれました。 名称には古来より神話に登場する雷鳥の飛翔性が込められていました。 沿線の利用者や鉄道ファンには惜しむ声が多く、その終了は一つの時代の終焉を感じさせました。
2017年

東京メトロ銀座線の01系が営業運転終了。

東京メトロ銀座線の01系が約34年の営業運転を終了。 初代ステンレス車両の役目を終えました。
01系車両は1983年に銀座線で導入されたステンレス製軽量車両。 2017年3月10日、最後の営業運転を終え、約34年にわたる活躍に区切りを迎えました。 銀座線の歴史的な車両として多くの利用者に愛され続けました。 引退後は一部車両が保存され、鉄道博物館で展示予定です。 新型車両24000系への置き換えにより、より快適な輸送サービスが実現されました。
2017年 東京メトロ銀座線 01系