03月10日の命日 | calendar.web-standard.org

483年

シンプリキウス

第47代ローマ教皇

第47代ローマ教皇として5世紀後半の教会を統率し、異端問題の対処に尽力した宗教指導者。

シンプリキウスは第47代ローマ教皇として5世紀後半の教会を統率した。 468年に即位し、483年まで在位した。在位中は東西教会の分裂やモノフィシット派など異端問題に対処した。教会の規律強化や司教の任命権を巡る争いに関与し、教義の一貫性を維持した。彼の死後、教会の組織はさらに中央集権化へと進んだ。

483年シンプリキウスローマ教皇

養老4年1月27日

阿倍宿奈麻呂

公卿

奈良時代の公卿として朝廷に仕え、朝政に関与した貴族。

阿倍宿奈麻呂は奈良時代の公卿で、朝廷に仕えた。養老4年（720年）1月27日に没した。生年や具体的な事績は史料に乏しい。公卿として朝廷の儀式や政治運営に関与したと推測される。その詳細は史書の限られた記述に留まっている。

720年養老 1月27日阿倍宿奈麻呂公卿

1291年

アルグン

イルハン朝第4代君主

イルハン朝第4代君主として13世紀末のペルシアを支配したモンゴル帝国の君主。

アルグン（Arghun）はモンゴル帝国のイルハン朝第4代君主（在位:1284年 - 1291年）。 1263年に生まれ、父アバカの死後に即位し、ペルシア地域を支配した。内政では銀貨鋳造や地方行政の整備を進めた。外交ではエジプトのマムルーク朝と対立し、ヨーロッパ諸国との十字軍同盟を模索した。宗教的寛容政策を取り、キリスト教や仏教徒への保護も行った。 1291年に没し、その死後イルハン朝は次代を巡る混乱期を迎えた。

1291年アルグンイルハン朝 1258年

1513年

(1442 - 1513)

第13代オックスフォード伯ジョン・ド・ヴィアー

第13代オックスフォード伯ジョン・ド・ヴィアーは、15世紀末から16世紀初頭のイングランド貴族である。

第13代オックスフォード伯ジョン・ド・ヴィアーは、1442年に生まれたイングランド貴族である。イングランドの名門デヴァー家（De Vere）に属し、オックスフォード伯爵の爵位を継承した。王室の廷臣として国政に関与し、議会（パーラメント）の開催にも携わったとされる。当時のテューダー朝成立期を生き、ヘンリー7世やヘンリー8世の治世を見届けた。 1513年に没し、その後は息子など後継者が爵位を継承した。生前の詳細な業績は史料に乏しいが、イングランド貴族社会で一定の影響力を保った人物である。

1513年オックスフォード伯ジョン・ド・ヴィアー 1442年

1792年

第3代ビュート伯爵ジョン・ステュアート

(1713 - 1792)

イギリス首相

第3代ビュート伯爵ジョン・ステュアートは、イギリスの首相（在任1762-1763）を務めた政治家。

ジョン・ステュアート（1713年 - 1792年）は、第3代ビュート伯爵として貴族院議員を務めた。 1762年から1763年にかけてグレートブリテン王国の首相を務め、ジョージ3世に信任された。教育者としても知られ、若きジョージ3世の家庭教師を歴任した。首相在任中は七年戦争後の和平交渉（パリ条約）を主導し、財政再建に努めた。政策への反発から短期間で辞任を余儀なくされた後も、王室との親密な関係を維持した。晩年はスコットランドに戻り、学問や美術への支援を続けた。 1792年に没し、その功績と議論を呼ぶ政治手腕は後世にも影響を与えた。

1792年ビュート伯爵ジョン・ステュアートイギリス首相 1713年

1823年

ジョージ・エルフィンストーン

(1746 - 1823)

イギリス海軍提督

18世紀から19世紀初頭に活躍したイギリス海軍の提督。

ジョージ・エルフィンストーン（1746年 - 1823年）は、イギリス海軍の軍人で提督にまで昇進した。アメリカ独立戦争やナポレオン戦争といった大規模海戦に従軍し、戦功を挙げた。特に地中海艦隊や大西洋艦隊で重要な指揮を執り、敵艦隊との交戦を指導した。海軍戦術の改良や艦隊編成の最適化に貢献し、後進の教育にも携わった。 1815年には提督として退役したが、その後も栄典や顧問として王室に仕えた。 1823年に没し、生涯にわたり海軍改革とイギリス海軍の強化を支えた。

1823年ジョージ・エルフィンストーンイギリス海軍提督 1746年

1825年

カール・モルワイデ

(1774 - 1825)

モルワイデ図法発案者

ドイツの数学者・地図製作者で、モルワイデ図法を考案した。

カール・モルワイデ（1774年 - 1825年）は、ドイツの数学者で地図製作者。 1805年に地理投影法の一種である「モルワイデ図法」を発表し、等積図法として知られる。ライプツィヒ大学などで数学と天文学を教授し、測地学研究にも携わった。モルワイデ図法は地球表面の面積を正確に表現する特性を持ち、地図学に革新をもたらした。 1825年に没するまで、その研究成果は多くの地図製作や地理学の発展に寄与した。

1825年カール・モルワイデモルワイデ図法 1774年

1826年

ジョアン6世

(1767 - 1826)

ポルトガル王

ポルトガル王（在位1816-1826）としてナポレオン戦争期の国家を統治した君主。

ジョアン6世（1767年 - 1826年）は、ポルトガル王国の国王（在位:1816年 - 1826年）。ナポレオン戦争の混乱を受けて王室をブラジルへ逃避させ、後にリスボンへ帰還した。 1808年に王宮をリオデジャネイロに移し、ポルトガル帝国の中心を一時的に新大陸に移した。ブラジル独立運動の勃発に直面し、1822年に長男ペドロ1世がブラジル皇帝として独立を宣言。その後の国内改革や植民地政策に取り組んだが、ブラジルとの関係維持に苦慮した。 1826年に没し、その死後ポルトガルとブラジルは別個の王国として歩むことになった。

1826年ジョアン6世ポルトガル王 1767年

1832年

ムツィオ・クレメンティ

(1752 - 1832)

作曲家

イタリア出身の作曲家・ピアニスト・音楽出版業者。ピアノ音楽の発展に貢献した。

ムツィオ・クレメンティ（1752年 - 1832年）は、イタリア生まれの作曲家・ピアニスト。古典派音楽期に活躍し、優れたピアノ曲や練習曲を多数作曲した。イギリスに移住後、音楽出版社を設立し、自作や他作曲家の作品を普及させた。演奏家としても国際的に名声を得て、マンチェスターやロンドンで演奏会を開催した。彼の練習曲集『ソナチネ集』などは教育用作品として現在も広く使用されている。晩年はピアノ製作や演奏技術の向上にも力を注ぎ、ピアノ音楽の基礎を築いた。

1832年ムツィオ・クレメンティ作曲家 1752年

1847年

チャールズ・ハチェット

(1765 - 1847)

化学者

イギリスの化学者で、新元素ニオブを発見した研究者。

チャールズ・ハチェット（1765年 - 1847年）は、イギリスの化学者。 1801年に鉱石コロンビア石の研究中に新元素を発見し、後にニオブ（当時はコロンビウムと命名）と命名した。彼の発見は金属化学の発展に寄与し、金属元素の分類研究を促進した。ロンドン王立協会の会員として活躍し、研究成果を学術論文として発表した。化学分析技術の改良にも取り組み、冶金学や分析化学の発展に貢献した。晩年まで研究を続け、1847年に没した。

1847年チャールズ・ハチェット化学者 1765年

1855年

カルロス・マリア・イシドロ・デ・ボルボーン

(1788 - 1855)

スペインの王位請求者

スペイン王位請求者としてカルリスタ戦争を引き起こしたブルボン家の王族。

カルロス・マリア・イシドロ・デ・ボルボーン（1788-1855）は、スペイン王フェルナンド7世の弟として生まれたブルボン家の王族です。王位継承を巡り、甥イサベル2世に対抗してカルリスタ戦争を始め、保守派勢力の象徴となりました。敗北後は国外追放され、ポルトガルやフランスで亡命生活を送りました。伝統的な王政を擁護するカルリズモ運動を主導し、スペイン政治に長く影響を与えました。1855年にイタリアのトリエステで没しました。

1855年カルロス・マリア・イシドロ・デ・ボルボーンスペイン 1788年

1861年

タラス・シェフチェンコ

(1814 - 1861)

詩人

ウクライナの国民詩人で民族文化復興の先駆者。

タラス・シェフチェンコ（1814-1861）は、ウクライナ出身の詩人、画家、思想家です。農奴出身ながら詩集『コブザル』でウクライナ語詩の礎を築き、民族文化の復興を唱えました。ロシア帝国の弾圧により逮捕・追放されながらも創作を続け、その詩作は自由と正義を求める声を代弁しています。肖像画や風景画でも才能を発揮し、芸術家としても高く評価されました。没後はウクライナ独立運動の象徴となり、国民的英雄とされました。

1861年タラス・シェフチェンコ詩人 1814年