03月10日の誕生日 - 政治家・指導者

1452年

フェルナンド2世

(1452 - 1516)

アラゴン国王

イザベル1世との連携によりスペイン統一を推進したアラゴン王。カトリック両王として知られる。

フェルナンド2世はイザベル1世と結婚し、アラゴン王およびカスティーリャ女王の共同統治を行った。スペインの統一を達成し、最後のイスラム王国であるグラナダを征服。コロンブスの新世界航海を支援し、スペイン帝国の基礎を築いた。カトリック教会の強化を図り、宗教審問を支援。その死後、王国はハプスブルク家の支配下に移った。

1452年フェルナンド2世アラゴン国王 1516年

1503年

フェルディナント1世

(1503 - 1564)

神聖ローマ皇帝

ハプスブルク家出身の神聖ローマ皇帝。中欧諸国の安定を図り、宗教改革期の皇帝として知られる。

フェルディナント1世はカール5世の弟として生まれ、1556年に神聖ローマ皇帝に即位。ドイツ諸侯との協調を重視し、宗教戦争を比較的平和的に解決。トリエント公会議の開催を支持し、カトリック改革を推進。ハプスブルク領の領土再編を行い、家門の勢力維持に努めた。芸術や学問にも関心を示し、ウィーン宮廷文化を発展させた。

1503年フェルディナント1世神聖ローマ皇帝 1564年

貞享3年2月16日

小笠原信辰

(1686 - 1736)

第2代越前勝山藩主

江戸時代前期の越前勝山藩第2代藩主として藩政改革を推進した大名。

小笠原信辰は1686年に生まれ、父・忠真の跡を継いで藩主となる。領内の財政再建や農業振興に取り組み、藩政改革を実施。治水事業を進めて農地の開発を図り、藩の基盤を強化。学問奨励にも力を入れ、藩校を設立して人材育成に努めた。 1736年に没し、勝山藩の発展に寄与した。

1686年貞享 2月16日小笠原信辰越前勝山藩主 1736年

元禄6年2月4日

藤堂高敏

(1693 - 1728)

第5代津藩主

伊勢津藩第5代藩主として治水事業や財政改革に取り組んだ江戸時代の大名。

藤堂高敏は1693年に生まれ、津藩を治める藤堂家の家督を継いだ。藩内の治水・灌漑事業を推進し、農業生産力を向上。倹約と財政節減を徹底し、藩財政の安定を図った。藩校である成章館を支援し、学者や武士の教育に力を注いだ。 1728年に没し、津藩の基礎を築いた。

1693年元禄 2月4日藤堂高敏津藩主 1728年

享保16年2月3日

水野忠友

(1731 - 1802)

初代沼津藩主

沼津藩を立藩した初代藩主。幕藩体制下で藩政基盤を築いた江戸時代中期の大名。

水野忠友は1731年に生まれ、徳川幕府の重臣・水野家の一員として育つ。 1781年に2万石で沼津藩を立藩し、初代藩主に任命。領内の町場整備や農村振興に取り組み、藩政基盤を固めた。藩校の設立など教育にも力を注ぎ、人材育成に努めた。 1802年に没し、沼津藩の礎を築いた。

1731年享保 2月3日水野忠友沼津藩主 1802年

享保14年2月11日

島津重年

(1729 - 1755)

第7代薩摩藩主

薩摩藩第7代藩主として財政再建を進めた江戸時代中期の大名。

島津重年は1729年に生まれ、薩摩藩家督を継承。藩財政の再建を目指し、倹約令や産業振興を実施。琉球貿易の管理や藩士教育の整備に努めた。藩内の基盤強化に力を注ぎ、藩政改革を推進。 1755年に早世し、その改革の基礎が次代に引き継がれた。

1729年享保 2月11日島津重年薩摩藩主 1755年

宝暦4年2月17日

池田延俊

(1754 - 1771)

第5代鹿奴藩主

江戸時代中期の大名、第5代鹿奴藩主として藩政を継承した。

宝暦4年に現在の鹿奴藩主家に生まれ、第5代藩主として家督を継承しました。若くして藩政を担当し、財政改革や農村振興に尽力しました。治水事業の支援により領内の安定化を図り、学問を奨励して寺子屋の整備を推進したと伝えられます。 17歳の若さで早逝しましたが、その誠実な人格は家臣や領民から慕われました。短い治世ながらも後世に名を残す大名の一人です。

1754年宝暦 2月17日池田延俊鹿奴藩主 1771年

宝暦14年2月8日

阿部正実

(1764 - 1832)

第4代佐貫藩主

江戸時代後期の大名、第4代佐貫藩主として藩政を担った。

宝暦14年に生まれ、若くして第4代佐貫藩主を継承しました。藩内の財政再建や農業振興に取り組み、改革を推進したことで知られます。学問や文化を奨励し、藩校の設立を支援したことが領内の教育水準向上に寄与しました。幕末の動乱期に藩を治め、幕府との交渉でも中心的役割を果たしたと伝えられています。柔和な性格と寛大さで家臣からの信頼も厚かった藩主です。

1764年 2月8日阿部正実佐貫藩主 1832年

1776年

ルイーゼ・フォン・メクレンブルク＝シュトレーリッツ

(1776 - 1810)

プロイセン王妃

プロイセン王ヴィルヘルム3世の王妃として知られる人気の王妃。

メクレンブルク＝シュトレーリッツ公女として生まれたルイーゼは、1793年にフリードリヒ・ヴィルヘルム3世と結婚しました。王妃としての慈愛に満ちた人柄と気品ある立ち振る舞いから国民に愛され、『プロイセンの母』と呼ばれました。ナポレオン戦争期には避難生活を経験しながらも国民の士気を鼓舞し、プロイセンの抵抗運動を支えました。芸術や文学の庇護者としても知られ、ベルリンの文化発展に大きく寄与しました。早逝したものの、彼女の美徳と献身は後世まで語り継がれています。

1776年ルイーゼ・フォン・メクレンブルク＝シュトレーリッツプロイセン 1810年

文化6年1月25日

奥平昌暢

(1809 - 1832)

第6代中津藩主

江戸時代後期の大名、第6代中津藩主として藩政を行った。

文化6年に生まれ、第6代中津藩主として家督を継承しました。短い治世ながらも藩財政の再建や治水事業に取り組み、農業振興を図りました。藩校明教館の支援を通じて学問と武芸の奨励にも尽力しました。幕府との折衝役として藩を代表し、領民の生活改善を目指したとされます。享年23で幕政を終えた若き藩主ですが、その誠実な姿勢は領民から慕われました。

1809年文化 1月25日奥平昌暢中津藩主 1832年

1845年

アレクサンドル3世

(1845 - 1894)

ロシア皇帝

ロシア帝国の第13代皇帝（在位1881-1894）。厳格な保守主義政策で知られ、国家統制を強化しました。

1845年にロシア皇太子として生まれ、父アレクサンドル2世の暗殺後に皇帝位を継承しました。個人の自由より国家の秩序を重視し、改革派を抑圧しつつ強固な中央集権体制を築きました。産業の発展や鉄道網の拡充にも力を注ぎましたが、同化政策（ルシフィケーション）を推進し多民族帝国の緊張を高めました。外交面ではフランスとの同盟を結び、ロシアの国際的地位を向上させました。1894年に亡くなり、その死後も保守的政策の継承が評価と批判を呼びました。

1845年アレクサンドル3世ロシア皇帝 1894年

1879年

ハンス・ルター

(1879 - 1962)

ドイツの第9代首相

ハンス・ルターはドイツの政治家で、1925年から1926年にかけて第9代ドイツ首相（ライヒスカンツラー）を務めました。

ハンス・ルターは1879年にベルリンで生まれ、法学を学んだ後、ヴァイマル共和政期の行政官として頭角を現しました。 1922年から1925年まで財務大臣を務め、国家財政の安定化に尽力しました。 1925年1月から1926年5月まで第9代ドイツ首相（ライヒスカンツラー）として国際賠償問題の調整や国内政策の調和を試みました。退任後は1926年から1930年まで駐米大使を務め、米独関係の強化に貢献しました。 1930年から1939年までライヒスバンク（中央銀行）総裁として金融政策の安定化にあたりました。戦後は公職から退き、1962年に逝去しました。

ハンス・ルタードイツ首相 1962年