03月09日の出来事 - 戦争・紛争 | calendar.web-standard.org

1862年

南北戦争:ハンプトン・ローズ海戦。南軍のバージニアと北軍のモニターが世界初の装甲艦同士による海戦を行う。

南北戦争で世界初の装甲艦同士の海戦が行われました。

1862年、バージニア（旧モニター）の南軍装甲艦と北軍モニターがハンプトン・ローズ海戦で対峙しました。従来の帆船兵器の時代に幕を下ろし、鉄製装甲艦の時代の到来を告げる転換点となりました。この戦闘は海軍技術の近代化を促進し、世界各国の海戦戦術に影響を与えました。

1862年南北戦争ハンプトン・ローズ海戦バージニアモニター装甲艦

1864年

南北戦争:エイブラハム・リンカーン大統領がユリシーズ・グラント将軍を北軍最高司令官に任命。

アメリカ南北戦争中、リンカーン大統領がユリシーズ・グラントを北軍最高司令官に任命しました。

1864年3月9日、アメリカ南北戦争の最中にエイブラハム・リンカーン大統領がユリシーズ・グラントを北軍最高司令官に任命しました。当時、北軍は統一的な指揮系統を欠いており、リンカーンはグラントの積極的攻勢を評価して指名を決定。グラントの就任後、北軍はテネシー川流域やバージニア州で攻勢を強化し、戦況を有利に展開しました。最終的に南北戦争の勝利に大きく寄与した重要な人事とされています。この任命は戦争の流れを変えた歴史的瞬間です。

1864年エイブラハム・リンカーンユリシーズ・グラント

1916年

第一次世界大戦: 第五次イゾンツォの戦い

第一次世界大戦の第五次イゾンツォの戦いが行われました。

1916年3月9日、第一次世界大戦のイタリア戦線で第五次イゾンツォの戦いが開始されました。イソンツォ川流域で連合国軍とオーストリア＝ハンガリー帝国軍が激しく衝突し、多大な人的被害を出しました。両軍は大規模な砲撃と攻勢を繰り返しましたが、戦線はほとんど動かず消耗戦に終始しました。この戦いはイゾンツォ連戦の一部として特に激烈な戦闘となり、数十万人の戦死傷者を出しました。戦況を大きく左右する決定的な成果は得られず、戦線は膠着状態となりました。

1916年第一次世界大戦第五次イゾンツォの戦い

1942年

第二次世界大戦・太平洋戦争・蘭印作戦: オランダ領東インドのオランダ軍が日本軍に降伏。

蘭印作戦で日本軍がオランダ領東インドのオランダ軍に降伏を迫った。

1942年3月9日、太平洋戦争中の蘭印作戦において、日本軍はオランダ領東インド（現インドネシア）でオランダ軍を包囲・攻撃。物資補給路の遮断や航空優勢を背景に、住民への影響を最小限に抑えつつ圧力を強化しました。オランダ軍は抵抗の限界を迎え、同日中に降伏を受け入れました。この戦略的勝利により日本軍は豊富な天然資源を確保し、戦局を有利に進める足がかりを得ました。また、東南アジア占領の重要な一歩として位置付けられます。

1942年第二次世界大戦太平洋戦争蘭印作戦オランダ領東インドオランダ軍日本軍

1945年

第二次世界大戦・太平洋戦争明号作戦: フランス領インドシナに駐留していた日本軍がフランス軍を攻撃。

明号作戦で日本軍がフランス領インドシナ駐留フランス軍を攻撃した。

1945年3月9日、太平洋戦争後期の明号作戦において、日本軍はフランス領インドシナ（現ベトナム・ラオス・カンボジア）に駐留する仏軍を奇襲。仏印駐留軍は不意を突かれ、防御態勢を整える前に攻撃を受けました。この作戦は南部アジアにおける日本軍の影響力強化を目的として計画され、迅速に遂行されました。結果として仏軍は防御線を崩され、多くの地域で日本軍の支配が確立されました。戦後の資源確保や交通路維持にもつながる重要な作戦でした。

明号作戦フランス領インドシナ