1891年

2月に竣工した日本ハリストス正教会の東京復活大聖堂(ニコライ堂)で、成聖式が執り行わる。

日本ハリストス正教会の東京復活大聖堂(ニコライ堂)が成聖式を迎え、公式に礼拝所として完成した。
司祭ニコライ(ウラジーミル大主教)の寄贈により建設された煉瓦造の大聖堂が完成。 ビザンティン様式を取り入れたドーム建築は当時の最先端技術を示す。 成聖式には政府高官や貴族も参列し、日本における正教会の存在感が高まる。 設計はイタリア人技師ボアソナードの影響を受け、建築史的価値が認められる。 現在は重要文化財に指定され、東京・御茶ノ水の象徴的建築として親しまれている。
1891年 日本ハリストス正教会 ニコライ堂