1869年

エクトル・ベルリオーズ

(1803 - 1869)

作曲家

作曲家
ロマン派を代表するフランスの作曲家。壮大な管弦楽法と自由な形式で知られる。
エクトル・ベルリオーズ(1803年―1869年)は、フランス・ロマン主義音楽を代表する作曲家。1830年の『幻想交響曲』で一躍名声を得、イデー・フィクス(固定観念)を用いた新しい作曲技法を確立。大規模なオーケストレーションを駆使し、後世の作曲家に多大な影響を与えた。作曲家としての革新的な試みに加え、音楽評論家としても活躍した。
1869年 エクトル・ベルリオーズ 作曲家 1803年
1927年

マリー・スパルタリ・スティルマン

(1844 - 1927)

画家

画家
19世紀末から20世紀初頭に活躍したビクトリア朝時代の画家。ラファエル前派の影響を受けた作品で知られます。
1844年にイングランドでギリシャ系の家庭に生まれました。 ロンドン王立美術院で学び、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティらラファエル前派の画家と交流します。 神話や伝説を題材にした夢幻的な女性像を中心に制作しました。 代表作には『真珠の耳飾りの少女』などがあり、当時の美術界で高い評価を受けました。 晩年は母国ギリシャに戻り、故郷で静かな生活を送りました。 1927年3月8日に83歳で逝去しました。
1927年 マリー・スパルタリ・スティルマン 画家 1844年
1929年

児島虎次郎

(1881 - 1929)

洋画家

洋画家
日本の洋画家。ヨーロッパ留学を経て印象派を紹介し、日本画壇に新風をもたらしました。
1881年に長崎県で生まれ、東京美術学校で油絵を学びました。 1910年代にフランスへ留学し、印象派の技法を吸収します。 帰国後は新たな色彩感覚を持ち込み、風景画や人物画で独自の画風を確立しました。 東京美術学校教授として後進の指導にも尽力しました。 また、美術展覧会の開催に関わり、洋画の普及にも貢献しました。 1929年3月8日に48歳で逝去し、影響を与えた多くの弟子が育ちました。
1929年 児島虎次郎 洋画家 1881年
1950年

ヤロスラフ・コチアン

(1883 - 1950)

ヴァイオリニスト、作曲家

ヴァイオリニスト 作曲家
チェコのヴァイオリニスト、作曲家。繊細かつ情熱的な演奏で高く評価された。
1883年チェコで生まれ、プラハ音楽アカデミーで研鑽を積みました。演奏家としては豊かな表現力と正確なテクニックを兼ね備え、国内外で活躍しました。1920年代以降は教育者としても名を馳せ、多くの後進を指導しました。作曲家としても小品を発表し、ヴァイオリン曲のレパートリーを広げることに貢献しました。1950年に逝去しましたが、その功績は今なお高く評価されています。
1950年 ヤロスラフ・コチアン ヴァイオリニスト 作曲家 1883年
1957年

オトマール・シェック

(1886 - 1957)

作曲家

作曲家
スイスの作曲家・指揮者。歌曲(リート)を多く手がけた。
1886年にスイスで生まれ、ロマン派の伝統を受け継ぐ豊かな旋律性を持つ歌曲(リート)で知られました。オペラや室内楽作品も作曲し、ツェーリヒ管弦楽団の指揮者として活動しました。民族音楽的要素を取り入れた作風が評価され、スイス音楽の発展に寄与しました。詩の情景を音楽で描写する手腕に優れ、その作品群は後世の作曲家にも影響を与えました。1957年に没しました。
1957年 オトマール・シェック 1886年
1961年

トーマス・ビーチャム

(1879 - 1961)

指揮者

指揮者
イギリスの指揮者。複数のオーケストラを創設し英国音楽の普及に尽力した。
1879年ロンドンに生まれ、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団やロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団などを設立しました。ディーリアスやハイドンなど幅広いレパートリーを指揮し、特に英国作曲家の作品を積極的に紹介しました。ユーモアあふれる人物像と緻密な音楽解釈で知られ、多くの録音を残しました。戦前から戦後にかけて英国音楽界の礎を築いた巨匠として称えられています。1961年に逝去しました。
1961年 トーマス・ビーチャム 指揮者 1879年
1961年

松平晃

(1911 - 1961)

歌手

歌手
日本の歌手。昭和期に活動し、幅広いジャンルの楽曲を歌い上げた。
松平晃 歌手 1911年
1964年

レナータ・ボルガッティ

(1894 - 1964)

ピアニスト

ピアニスト
イタリアのピアニスト。20世紀前半に演奏活動を展開し、繊細なタッチで知られた。
1964年 レナータ・ボルガッティ ピアニスト 1894年
1974年

香月泰男

(1911 - 1974)

画家

画家
日本の洋画家。シベリア抑留の過酷な体験を題材にした作品で知られる。
1911年北海道札幌市生まれ。東京美術学校で洋画を学び、第二次世界大戦中にシベリアで抑留を経験。帰国後、その過酷な体験をもとに『シベリア・シリーズ』を発表し、抑留生活の悲劇と人間の尊厳を鋭く描き出した。特徴的な色彩と力強い筆致は戦後日本美術に新たな視点をもたらし、高く評価された。日本芸術院会員として画壇を牽引し、後進の育成にも尽力。1974年3月8日に逝去。
1974年 香月泰男 1911年
1975年

ジョージ・スティーヴンス

(1904 - 1975)

映画監督

映画監督
アメリカの映画監督。叙情的な演出でオスカーを複数回受賞した。
1904年カリフォルニア州オークランド生まれ。撮影技師としてハリウッド入りし、1930年に監督としてデビュー。『悲しみよこんにちは』『シェーン』『アンネの日記』など、さまざまなジャンルで高い評価を得た。第二次世界大戦中は米陸軍映画部隊に所属し、戦意高揚の記録映画を制作。アカデミー監督賞を2度受賞し、その映像美と演出力で映画界に多大な影響を残した。1975年3月8日に逝去。
1975年 ジョージ・スティーヴンス 映画監督 1904年
1983年

ウィリアム・ウォルトン

(1902 - 1983)

作曲家

作曲家
イギリスの作曲家。オーケストラ曲や映画音楽で知られる。
1902年イングランド北西部オールドハム生まれ。作曲家として早くから才能を発揮し、交響詩『ベリシャザルの饗宴』(1929年)で注目を集める。戴冠式のための行進曲『クラウン・インペリアル』を作曲し、王室行事にふさわしい格式を備えた。第二次世界大戦後はシェイクスピア映画の音楽や教会作品を数多く手がけ、ナイトにも叙されるなど英国文化界の重鎮となった。代表作に『交響曲第1番』や『弦楽のためのディヴェルティメント』がある。1983年3月8日に逝去。
1983年 ウィリアム・ウォルトン 1902年
1997年

池田満寿夫

(1934 - 1997)

版画家、作家

版画家 作家
日本の版画家・作家。ステンシル技法を用いた作品で知られ、多彩な創作活動を展開した。
1934年東京生まれ。多摩美術大学中退後、独学で版画制作を始め、ステンシル(型染め)技法による繊細な色彩表現を確立。個展や国際版画ビエンナーレで注目を浴びる。絵画にとどまらず、エッセイや小説も執筆し、多才ぶりを発揮。自身の美術評論や装丁デザインも手がけ、現代日本美術の幅を広げた。1997年3月8日に逝去。
1997年 池田満寿夫 1934年