1932年

東京都墨田区玉の井の「お歯黒どぶ」から男のバラバラ死体発見(玉の井バラバラ殺人事件)。「バラバラ殺人」の表現の嚆矢。

1932年3月7日、東京墨田区玉の井地区の「お歯黒どぶ」から男性のバラバラ死体が発見された事件です。
当時、東京市墨田区玉の井を流れる排水路「お歯黒どぶ」からバラバラに切断された男性の遺体が発見され、大きな衝撃を与えました。 マスメディアは「玉の井バラバラ殺人事件」として連日報道し、「バラバラ殺人」という表現が広く用いられるようになりました。 捜査本部は近隣住民への聞き込みを中心に捜査を進めましたが、容疑者特定には至らず迷宮入りとなりました。 この事件は戦前の都市犯罪として稀有な残虐性と都市伝説的な要素を持ち、多くの文献やノンフィクションで扱われる題材となりました。 現在も詳細な真相は解明されておらず、戦前社会の暗部を象徴する事件のひとつです。
1932年 東京都 墨田区 玉の井バラバラ殺人事件 バラバラ殺人