エゾギクという別名もありますが、北海道産ではなくて外国渡来の花です。花占いの元祖ともいえる花です。中国北部原産で、品種改良により一重咲きから八重咲きまでの多種多様な形状や花色を持つようになりました。6～8月に見頃を迎え、夏の花として親しまれています。お盆の時期のお供え用の花としても広く使われています。
注意: 特に薬用利用の記録はない
食用には適さない
症状: 特に毒性は報告されていません。
スイセンには多くの種類がありますが、このラッパズイセンは花の内側にある副冠と呼ばれる部分がラッパ形状をしていることからこの名前がつけられたとされています。3月から4月にかけて明るい黄色の花を咲かせ、本格的な春の訪れを告げてくれます。学名のナルキッソスは、ギリシャ神話の美少年ナルキッソスの伝説に由来し、「ナルシスト」の語源にもなっています。
注意: 有毒のため現在は薬用利用されない
有毒のため食用には絶対に適さない
毒性レベル: 強い
有毒部位: 全草, 特に球根
症状: 食後30分以内で嘔吐、下痢、発汗、頭痛、昏睡などの症状が現れ、最悪の場合は死に至ることがあります。致死量は10gです。
地中海沿岸・南ヨーロッパ原産のアブラナ科の植物で、和名は紫羅欄花（アラセイトウ）と呼ばれます。花色は白をはじめ、ピンク、サーモンピンク、クリームイエロー、紫系など多くの色があります。一重咲きと八重咲きがありますが、切り花で流通するのはほとんど八重咲きです。甘い香りがあり、古代ギリシャやローマ時代では薬草として利用されていました。
注意: 現在は薬用利用されない
食用には適さない
症状: 特に毒性は報告されていません。
東アジア（樺太、朝鮮、中国北部・東北地方、ウスリー地方、日本）に分布する多年草です。春山を代表する花のひとつで、通常1本の茎に2輪の白い花を咲かせることからこの名前がつきました。花言葉の「友情」「協力」は、2輪の花が寄り添うように咲くことに由来しています。山菜として食用にも利用されますが、有毒成分を含むため適切な処理が必要です。
注意: 有毒成分があるため注意が必要
毒性レベル: 中程度
有毒部位: 全草, 特に生の状態
症状: プロトアネモニンという毒成分により、生食すると下腹部痛、皮膚刺激、胃腸刺激を起こし、大量摂取では心臓機能停止や呼吸麻痺の危険があります。
日本を原産地とする在来種で、北半球の温帯域に広く分布しています。タネツケバナという名前は、苗代をつくるために種もみを水に漬けるころに花が咲くことに由来します。小さく可愛らしい花を咲かせる外見からはイメージできない、力強い花言葉を持っています。他の雑草に負けじと、田んぼ一面に群生して花を咲かせる様子を表現した言葉と考えられています。クレソンのようなほんのりとした辛味があり、食用にもなります。
注意: 特に注意事項はない
症状: 特に毒性は報告されていません。