アネモネ (銀蓮花)

学名: Anemone coronaria
科名: キンポウゲ科

花言葉

  • はかない恋
  • 君を愛す
  • あなたを信じて待つ

特徴

花色:

説明

自生地の一つであるパレスチナから十字軍の土産としてヨーロッパに導入されました。その後15~18世紀にかけてイギリスとオランダで盛んに育種が行われ、多くの品種が作り出されました。語源はギリシア語で風を意味するanmosから由来し、風の花とも呼ばれます。色とりどりの花色を持ち、3月から5月にかけて美しい花を咲かせます。

豆知識

  • 十字軍によってヨーロッパに持ち込まれた歴史がある
  • 風の花という美しい別名を持つ
  • 球根は古代から薬用として使われていた
  • 花占いの原型とも言われる

利用方法

観賞用
  • 切り花として人気が高い
  • 花壇の春の彩りとして利用
  • 鉢植えでの室内装飾
薬用
  • 民間療法で鎮静作用があるとされた
  • 古代では痛み止めとして利用

注意: 毒性があるため現在は薬用利用されない

食用

食用には適さない

その他
  • ドライフラワーとして利用可能
  • 園芸療法での活用

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 全草, 特に球根と茎

症状: 皮膚接触で水ぶくれやかぶれ、誤食すると胃腸炎症を起こす可能性があります。

オオデマリ (大手毬)

学名: Viburnum plicatum var. plicatum
科名: レンプクソウ科

花言葉

  • 私は誓います

特徴

花色:

説明

初夏にガクアジサイのように小さな花が集まって手まりのような形に花を咲かせます。花の色は白やピンクがあり、6センチから12センチにもなる花のボールは見ごたえがあり、思わず触ってみたくなります。ヤブデマリの園芸品種で、すべての花が装飾花になっているため球状の美しい花房を作ります。

豆知識

  • ヤブデマリの園芸品種で種子はできない
  • English名のJapanese Snowballで親しまれる
  • 秋には美しい紅葉を楽しめる
  • 暑さ寒さに強く育てやすい

利用方法

観賞用
  • 庭木として人気が高い
  • 公園樹としても利用される
  • 切り花として若干流通
薬用

注意: 特に薬用利用の記録はない

食用

食用には適さない

その他
  • 景観樹として優秀
  • 防風林の一部として利用

毒性

症状: 特に毒性は報告されていません。

スノーボール

学名: Viburnum opulus
科名: レンプクソウ科

花言葉

  • 茶目っ気
  • 大きな期待

特徴

花色:

説明

5月から6月にかけて咲き、まるで雪の玉のように真っ白で丸い花房を作ります。花の色は咲き始めは黄緑色(ライムグリーン)で、咲き進むと徐々に淡い色に変わり、白に変化していきます。ウェディングブーケにも使われる人気の花材で、秋になると紅葉し、鮮やかな赤色に変わるため、花だけでなく葉の変化も楽しめます。

豆知識

  • 花色が緑から白に変化する珍しい特徴がある
  • ウェディング業界では定番の花材
  • 秋の紅葉も美しく年間を通して楽しめる
  • ヨーロッパの古い庭園には必ずと言っていいほど植えられている

利用方法

観賞用
  • ウェディングブーケに最適
  • 切り花として人気
  • 庭木として栽培
薬用

注意: 特に薬用利用の記録はない

食用

食用には適さない

その他
  • フラワーアレンジメントの定番
  • ホテルロビーの装飾に使用

毒性

症状: 特に毒性は報告されていません。

チューリップ (鬱金香)

学名: Tulipa gesneriana
科名: ユリ科

花言葉

  • 愛の告白
  • 真実の愛

特徴

花色:

説明

トルコが原産で、アラブ諸国で古くから栽培されていた球根植物です。16世紀にヨーロッパに伝来し、特にオランダで品種改良が進められました。赤いチューリップは愛の告白や真実の愛を表し、恋人への贈り物として人気があります。春の花壇には欠かせない存在で、その美しい杯状の花形は多くの人に愛されています。

豆知識

  • 17世紀オランダでチューリップバブルが起きた
  • オランダでは年間数十億球の球根が生産される
  • 品種数は数千種類に及ぶ
  • トルコのターバンに形が似ているため名付けられた

利用方法

観賞用
  • 春の花壇の定番
  • 切り花として人気
  • 鉢植えでの室内装飾
薬用
  • 古代では鎮静作用があるとされた

注意: 有毒のため現在は薬用利用されない

食用

有毒のため食用には適さない

その他
  • 香水の原料として利用
  • 球根は商業的に重要

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 全草, 特に球根

症状: 悪心、嘔吐、呼吸抑制などを起こし、長期接触で重篤な接触皮膚炎(チューリップフィンガー)を発症することがあります。

デージー (雛菊)

学名: Bellis perennis
科名: キク科

花言葉

  • 希望
  • 平和
  • 無邪気

特徴

花色:

説明

ヨーロッパおよび地中海沿岸原産で、明治時代に日本に渡来しました。花が太陽に照らされると開き夜に閉じることから「day's eye(デイズアイ)」と呼ばれ、それがデージーになったとされています。和名のヒナギクは、キクのような小さな花という意味とお雛様のように可愛らしい姿に由来します。直径3~5cm程度の白い花を咲かせ、ブライダルシーンでも人気の花です。

豆知識

  • 花占いの「好き、嫌い、好き...」で有名
  • 芝生に咲く雑草として親しまれる
  • イタリアの国花に指定されている
  • 一年中咲く丈夫な花

利用方法

観賞用
  • 寄せ植えに最適
  • 花壇の縁取りに使用
  • ブライダルブーケの素材
薬用
  • 民間療法で傷の治療に使用
  • ヨーロッパでは伝統的な薬草

注意: 大量摂取は避ける

食用
  • 若い葉
その他
  • 芝生の美化効果
  • 昆虫の蜜源として重要

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 大量摂取時のみ

症状: 大量に摂取すると消化器系の問題を引き起こす可能性がありますが、少量であれば安全です。